「乳酸キャベツ」がテレビの情報番組や雑誌などでも紹介されています。美肌や腸にいいと言われていますが、一度にたくさん作ってもなかなか消費できないことも。そこで今回は、乳酸キャベツの基本的な作り方とアレンジレシピを紹介します。
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■切って塩でもむだけ!乳酸キャベツは、キャベツを乳酸発酵させたもの。生きたまま腸に届くといわれる乳酸菌をとることができ、ダイエットにも役立つといわれています。
ドイツ料理に添えられている漬けものの「ザワークラウト」も、乳酸キャベツといえるでしょう。市販の瓶詰などを活用すれば手軽ですが、自分で作ってみませんか?
<材料>
・キャベツ 1玉
・塩 大さじ1強(キャベツの重量の1〜2%)
・唐辛子やローリエ 適宜
<作り方>
1. 手をよく洗う。
2. キャベツをみじん切りにしてファスナー付きの袋に入れる。食感を楽しみたいなら千切りでもOK。
3. 塩を入れてよくもむ。
4. 袋の上に皿などの重しをのせて、常温で3日〜1週間ほど置いて発酵させる。夏は冷蔵庫や冷暗所に置くこと。
5. 泡が出てきたらできあがり。熱で消毒した密閉容器に入れて冷蔵庫で保管する。酢漬けのような酸味が食欲を刺激します。芯はもちろん、丸ごと使いましょう。
テレビなどでは砂糖を加えるレシピが紹介されていますが、入れなくても大丈夫。今回はドイツ流のザワークラウトの作り方を紹介しています。
冷蔵庫保管で1か月くらい楽しめますが、容器から取り出すときにはよく洗って水気をきった箸などを使うこと。カビが生えたら食べないほうが無難です。
■「生」のほうが効果的乳酸菌は加熱に弱いので、そのまま食べるのがいいのだとか。サンドウィッチの具にしたり、ごはんのお供として楽しんだり。冷奴やヨーグルトのトッピング、夏ならそうめんとともに食べてもいいですね。
ドイツ料理の定番、肉料理やじゃがいもとの相性も抜群。焼いた肉で巻いたり、ポテトサラダに混ぜてもOKです。
発酵が進んですっぱくなってしまった、大量に作って飽きてしまった…。そんなときは加熱調理してアレンジを。健康や美容の効果は薄れてしまいますが、キャベツそのものの栄養があるのでまったく意味がないわけではありません。
肉と一緒に炒めたり、肉の間に挟んで揚げると、ほどよい酸味がアクセントに。オムレツの具や、トマトスープに入れてもおいしくいただけます。
キャベツが安いときはついたくさん買ってしまいますが、意外と消費できずに腐らせてしまうことも…。この乳酸キャベツの作り方を覚えておくと、そんな失敗からサヨナラできそうです。
(藤井蒼)