突然ですが、唐辛子は体を温めると思いますか? それとも冷やすと思いますか?
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正解は、「どちらとも正しい」のです。
唐辛子は体を急速に温める力を持っていますが、汗をかくほど唐辛子をとってしまうと、汗で体が冷やされてしまうのです。
そこで、温活的に良い唐辛子のとり方は、汗をかかないくらいのピリ辛がオススメ。とくに唐辛子自体を食べなくても、唐辛子が使われているキムチや豆板醤などでも温活効果はあります。
私のお気に入りは、「キムチ」。キムチは発酵食品なので腸にもいいですし、食卓の彩りがさみしいとき、赤色のキムチを一品追加するだけで献立の色味がきれいになるのも、キムチの良いところ。
我が家は夕食でよく、キムチの赤色に頼ることがあります。ちょっと彩りが暗めだなと思ったとき、キムチを小皿にちょこんと盛れば、それだけで全体が明るく見えるようになるので、冷蔵庫に常備している食品のひとつ。
そして寒くなると、朝食に登場する回数が多くなるのが、このキムチチゲスープ。材料をザクザク切り、味付けはコチュジャンだけ。キムチはうまみが強いので、コチュジャンだけで味が決まるのです。
忙しい朝でも10分もかからずできて、体もポカポカ!
栄養ポイントとしては、豆腐ではなく厚揚げを使うこと。厚揚げは豆腐よりも鉄分やカルシウムが3倍ほど多いので、私はいつも厚揚げを使っています。豆腐と違って崩れることもありません。
そしてダイエット効果が期待できるオメガ3脂肪酸を多く含むさばの缶詰で使って、簡単&ヘルシーに。
もちろん、さば缶の代わりに王道の豚肉を使ってもおいしくできますよ。
■さば缶で!キムチチゲスープ<材料 2人分>さば缶(水煮) 1缶
キムチ 90g
厚揚げ 1/2枚
長ねぎ 1/2本
ニラ 1/4束
水 300ml
コチュジャン 大さじ1〜
ごま油 少々
<作り方>1、厚揚げは食べやすい大きさ、長ねぎはななめ薄切り、ニラは3cm幅に切る。
2、鍋に水を入れ、さば(缶汁ごと)、キムチ、1の材料を入れ、コチュジャンを溶き、沸かす。
3、ひと煮立したら、仕上げにごま油をまわしかけ、器に盛る。
※コチュジャンの量は、味をみて薄ければ、少し足してください。
(長 有里子)