駅ナカコンビニ競争にキオスク対抗 女性ニーズ対応型の新型店展開
2015-03-12 12:53 eltha
以前は鉄道会社が売店運営を行うケースが多かったが、近年はコンビニエンスストアが担うケースが増加。首都圏だけでもファミリーマートが西武鉄道、東武鉄道、京成電鉄の駅構内に店舗を構えているほか、ローソンは東急電鉄や東京メトロ、セブン−イレブンは京急電鉄の駅構内に進出。独自性のある商品やこまやかな品揃え&サービスで利用客の期待に応えている。
一方、 “駅売店の元祖”ともいえるキオスクを抱えるJR東日本は、独自のエキナカショップ「NewDays」を展開しているが、キオスクは全売店の商品構成が一律であるため個性がなく、女性からは「欲しい商品がない、商品の選択肢が少ない」「サラリーマンのお店というイメージ」という声が多かったという。
今回の取り組みはこの「NewDays」のミニショップとして実施。商品構成を見直して利用者特性をふまえた内容にするほか、曜日や時間帯に合わせて売り場の品揃えや陳列を変更。ファストフードメニューも充実させ全取扱アイテム数を平均約2割アップさせる。そのほか、セルフレジの設置や自動釣銭機の導入、複数の販売スタッフ体制なども行い、レジの混雑緩和を目指すという。
今後は29日にJR立川駅東改札外、30日にJR品川駅京急連絡口に同様の新型店舗をオープン。これらモデル店舗での実施状況を検証し、多店舗展開に繋げていくとしている。