「石鹸カスだったのか…」風呂の床汚れ、簡単に落とす鉄則は「最初に乾いたスポンジで擦る」【プロ直伝の掃除法】
2024-03-25 16:10 eltha
◆乾いたスポンジで擦り、汚れの表面を傷つけることが大事
――「お風呂の床汚れを簡単に落とすお掃除術」では、「乾いたところで擦る!目から鱗です」と絶賛のコメントが寄せられています。掃除の仕方を教えてください。
【うえこーさん】 「お風呂床専用のブラシスポンジ」「やわらかめのスポンジ」「100円均一のブラシ」「長靴」「ゴム手袋」「キッチンマジックリン」を用意します。
(1)最初にお風呂の床が乾いた状態でスポンジとブラシを使って擦っていきます。
(2)全体が擦れたらシャワーでぬるま湯をかけて、5分ほど置きます。
(3)「キッチンマジックリン」を床にスプレーし、スポンジとブラシで擦っていきます。目地の形に沿って同じ場所を10回ほど擦り、次の列に進むような流れで作業してください。
(4)目地の間の汚れは「ブラシスポンジ」、床の表面は「柔らかいスポンジ」、角は「100円均一のブラシ」で汚れをキレイにすることができます。
(5)全体がしっかりと擦れたらシャワーで洗剤を流して完了です。
――最初に“乾いたスポンジで擦る”方が良いのでしょうか?
【うえこーさん】 石鹸カスは乾いた状態の方がよく見えます。最初に乾いたスポンジで擦り、汚れの表面を傷つけておくことで洗剤を使用した時の浸透率が上がります。最初に床を濡らすと汚れが隠れてしまい、掃除後の乾いた状態では汚れが落ちていなかったという経験をした人も多いと思います。汚れた部分をしっかりと把握することで、洗剤の量も減らすことができ、掃除全体の作業効率も上がります。
――掃除する際のポイントを教えてください。
【うえこーさん】 汚れをしっかりと落とすには、“同じ場所を何度も擦る”ことが大事です。目地に沿って10回以上擦ることで洗剤が汚れを溶かし、キレイになっていきます。適当に作業しても汚れを落とすことはできません。
◆毎日浴槽を拭くハードルの高さも…市販のコーティング剤を塗るとウロコ汚れがつきにくい
――注意することはありますか?
【うえこーさん】 お風呂の床は傷つきやすい素材が多いです。ステンレスのタワシや硬いブラシなどの使用はおすすめしません。傷付くとその部分に汚れが溜まり、変色や劣化の原因になります。
――ちなみに「浴槽のウロコ汚れ」には、どのような方法が効果的なのでしょうか?
【うえこーさん】 ウロコ汚れの原因は、水道水に含まれる炭酸カルシウムやミネラル成分が原因です。水分が蒸発することで汚れが溜まっていきます。「サンポール」がウロコ汚れには効果的で、柔らかいハケで塗っていくと、酸がウロコ汚れに反応してキレイになります。普段、風呂を出る時にタオルで水滴を拭いておくとウロコ汚れはつきにくくなります。ですがなかなか毎日拭くのは面倒なので、市販のコーティング剤を定期的に塗っておくのもおすすめです。
――動画では、さまざまな掃除方法が紹介されていますが、こだわりを教えてください。
【うえこーさん】 毎日しっかりとお掃除ができるのであれば、洗剤や道具をたくさん買う必要はありません。ですが、忙しくてそんな時間がない方がほとんどだと思います。効率の良い掃除方法さえ知っていれば、お家にあるもので時間をかけずにキレイにできます。無駄な洗剤や道具も買う必要がなくなり、苦手なお掃除に対してのハードルも下がります。そして時間にも余裕ができて、生活が豊かになります。『プロのお掃除チャンネル』では、身近にあるもので簡単にできるお掃除方法を紹介しているので、参考にしてもらえたら嬉しいです。