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夏のパサつきの原因はシャンプーのしすぎ? 間違った方法で髪が傷む5つの理由【美容師監修】

2023-08-29 eltha

 夏は海やプール、キャンプなど楽しいレジャーが盛りだくさんですが、その後のヘアケアは大切です。夏のレジャーで髪にダメージを与える要因は、紫外線や塩分、塩素などがあります。これらは髪の水分や油分を奪って、髪を乾燥させたり、色素を分解したりして、髪のパサつきや退色、切れ毛や枝毛の原因に。そこで本記事では、夏のレジャー後にやってはいけない5つのヘアケアについて、美容師の佐藤誠治さん監修のもと紹介します。

夏のレジャーで髪にダメージを与える要因

【紫外線】
夏の日差しは髪の水分や油分を奪って、髪を乾燥させたり、色素を分解したりします。その結果、髪がパサついたり、退色したり、切れ毛や枝毛ができたりすることがあります。紫外線は肌だけではなく、髪や頭皮にも日焼けを起こします。頭皮が日焼けすると、炎症やかゆみなどのトラブルが起こる可能性もあります。

【海水やプールの水】
海水やプールの水は、塩分や塩素などの成分を含んでいます。これらの成分は髪のキューティクルを開いて、髪の内部にダメージを与えます。海水やプールの水で濡れた髪は、キューティクルが剥がれやすくなります。そのまま放置していると、一気に髪が傷んでパサパサになります。また、海やプールで遊んだ後に日光を浴びると、紫外線のダメージも加わってしまいます。

【冷房】
夏は暑くて汗ばむので、エアコンが欠かせません。しかし、エアコンの風に当たりすぎると、髪や頭皮が乾燥してしまいます。髪が乾燥すると、毛先のパサつきやアホ毛などが目立ちます。頭皮が乾燥すると、フケやかゆみなどが起こる可能性もあります。

夏の髪にダメージを与える5つのNG行動

 紫外線や海水・プールの水、冷房といった外的要因のほかに、生活習慣でも髪にダメージを与えることも。髪を酷使しやすい夏だからこそ、避けるべき行動があります。
【1】シャンプーをしすぎる
夏のレジャー後には、髪や頭皮に汚れやニオイが付着しているので、シャンプーをしっかりとしたくなりますが、シャンプーをしすぎると、髪や頭皮に必要な水分や油分まで洗い流してしまうことも。これにより、髪は乾燥してパサつきやすくなり、頭皮はバリア機能が低下してトラブルの原因に。

 シャンプーをする際には、頭皮の汚れや皮脂を落とすことが目的に、コイン大くらいの量を目安に、指先で優しくマッサージするように頭皮を中心に洗うように心がけて。毛先は頭皮から流れる泡で十分。

【2】ドライヤーを使わない
夏は暑くて汗ばむので、ドライヤーを使わずに自然乾燥させたくなるもの。しかし、ドライヤーを使わないと、髪は乾燥する前に紫外線や空気中の汚れにさらされてしまい、髪はダメージを受けやすくなります。

 ドライヤーの使用時にもいくつかの注意点が。「タオルドライ」をすることで、髪の水分を適度に取り除くことができます。その際、髪を擦ったり絞ったりしないで、優しく押さえるように。

 「低温で乾かす」ことがおすすめ。高温だと、髪に熱ダメージを与えてしまいます。ドライヤーの距離や角度にも注意が必要です。髪から15cmくらい離して、上から下に向けて乾かすように心がけて。

 髪を乾かす前には、ヘアオイルやヘアクリームなどの保湿剤の利用もマスト。保湿剤を使うことで、髪に水分や油分を補給することができ、髪をコーティングして熱や紫外線から守ってくれます。
【3】ブラッシングをしない
レジャー後の髪は、絡まったり、ぼさぼさになったりすることも。ブラッシングをしないままでいると、さらにダメージを受けてしまいます。ダメージを受けた髪のキューティクルを整え、ツヤやコシを出すためにもブラッシングは行ないましょう。

 ブラッシングをする際には、濡れた髪ではしないことが大切です。濡れた髪は乾いた髪よりも弱くて切れやすいので、根元から毛先まで優しくとかすようにしましょう。髪のダメージを防ぐことができます。

【4】ヘアアクセサリーを使いすぎる
 水着やリゾートファッションに合わせて、髪をまとめたり、飾りをつけたいですね。しかし、ヘアアクセサリーの使いすぎで髪に負担をかけてしまうこともあるそうです。

 髪を結んだり、留めたりすることで、髪に摩擦や引っ張りがかかって、髪が切れたり、枝毛や切れ毛ができてしまいます。髪に金属やプラスチックなどの素材が触れることで、髪に静電気や摩擦が起こり、乾燥したり、パサついたりすることも。ヘアアクセサリーを選ぶ時には、素材やデザインに気をつけたり、長時間つけないなど心がけて。

【5】トリートメントをしない
 紫外線をたくさん浴びたり、海水やプールの水で髪がぬれた後には、トリートメントが大切です。少量で十分な効果があるので、適量を使うように。過剰に使うと、髪や頭皮に残留物が溜まって逆効果になってしまいます。

 また、髪の毛先は髪の中でもっともダメージを受けやすい部分。毛先にトリートメントを塗ることで、髪のダメージを補修することができます。頭皮に塗ると、皮脂の分泌を妨げてしまう可能性があるので注意を。

 トリートメントでケアしたら、しっかりと洗い流すことも大切です。洗い流す際には、ぬるま湯で髪全体をよくすすぎましょう。

 今夏は、アフターコロナへ転換し、国内各地のレジャー施設や海なども賑わいを見せています。暑い日々が続くので、髪のダメージをケアしながら、夏を思いっきり楽しみましょう。
佐藤誠治

監修者 佐藤誠治

美容師デザインカットアカデミーコーチ(DCA)、毛髪診断士、ヘアセラピスト。美容皮膚科ロナロナクリニックと一体化したトータルヘアサロン ロナロナヘアサロン所属(新橋)。皮膚の頭頂からケアすることで髪の美しさから顔の美しさまでをトータル提案。オートクチュールヘアカットを得意とする。

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