爽やかな風が肌に心地よくなり、明るい日差しに包まれるこの季節は、人が集って語り合うのにぴったりの季節。ホームパーティを楽しむ機会が多くなります。
しかし、いざホームパーティを開くとなるといろいろな悩みが…。お料理はもちろん、お部屋やテーブルを素敵に演出できるか、大切なお客様に満足してもらえるかどうかなどなど。
今回はそんな悩みを解消できる、アラフォー女子が身につけたい
“上手なおもてなし術” を料理家のサルボ恭子さんにうかがいました。さらに、シトラスが大好きでお料理にもよく使うというサルボさんに、シトラスを上手に使ったホームパーティにぴったりの
レシピやテーブルコーディネート術を教えていただきました。
「大人の女性なら、招いた
自分自身がパーティを大いに楽しむのが基本です。日常的に家に人を招きたいと思ったら、まずは
頑張りすぎないこと」(サルボさん)
料理にしても、掃除にしても日常を大きく変えることになると負担になってしまいがち。日本ではゲストは何かしら手土産を持参する慣習があるので、品数は増えることが多いですよね。そのため、準備する料理は3品くらいでいいのでは、とサルボさん。
サルボさん自身は、食器やグラスも汎用性のあるものを選び、あまり物を増やさないように心がけているそう。そうすれば、片付けや掃除もしやすいのだとか。
ゲストを上手にパーティに巻き込むキッチンでずっと料理をしたまま、あるいは料理を取り分けたり、飲み物を注いで回ったりでクタクタ…となってしまうのはNG。自分がパーティを楽しめないうえに、人を招くことが負担になってしまいます。
自分も一緒に楽しむためには、ゲスト参加型のパーティにするのがおすすめです。参加する側は「手土産をどうしようかな」と悩んでいることも多いので、例えば「ワインを各自1本ずつ持参して」とか、「パンかチーズを買ってきて」などと明確にお願いしてもいいですよね。
「パーティのテーマを決めるのもいいですね。食材でもいいし、色やドレスコードなどひとつテーマを決めて、それに合った料理やデザート、ドリンクをそれぞれひとつ持ち寄ることにする。そうすれば、自分で作る料理はメイン一品とサラダくらいでOK。パーティが始まる前から盛り上がるし、準備はかなり楽になりますよ」(サルボさん)
初夏にぴったりの “爽やかなシトラス” とテーマを決めれば、食材も色も決まります。