パスタ・パン・うどん…、身近な食材に含まれる
「小麦」。実は、日本の全体食事量の80%も占めているといわれています。そんな小麦を手軽に、しかも手作りで毎日の食事に取り入れられたら便利ですよね。今回は、生地さえ作り置きしておけば、和洋中、なんでも作れちゃう万能生地
「ひっつみ」をご紹介します。
最近、グルテンフリーダイエットや低炭水化物ダイエットなどにより、なにかと敬遠されがちな小麦。でも小麦には、にんにくやねぎ類、ごぼう、大豆などにも多く含まれている
フラクトオリゴ糖も含まれており、腸内の
善玉菌を増加・活性化させたり、善玉菌が好む
酸性の状態に腸内環境を整えてくれる働きもあるのだそう。腸内環境が整うことで、
免疫機能や高脂血症の改善も期待できるのだとか。
また、小麦に含まれている炭水化物は、消化されエネルギーをつくる
消化性炭水化物と、消化せずに腸内細菌が発酵分解して食物繊維や糖アルコールが含まれる
難消化性炭水化物に分かれます。
難消化性炭水化物は、食後の
血糖、インシュリンの増加を抑えて
脂質の代謝や
ビタミン、ミネラルの吸収を改善してくれるので、組み合わせる食材によっては、助け合う大切な食材のひとつだともいえます。
どの食材でも、食べ過ぎてしまうと太りますが、自分の適量を知り、バランスよく食事に取り入れることで、小麦のパワーを有効活用したいものですね。ただし、セリアック病などの自己免疫疾患、小麦アレルギーの方には、おすすめはできません。