わかってはいけるけれど、つい飲みすぎてしまう、わかってはいるけれど野菜不足になりがち…。そんなアラフォーのみなさま、身体に優しくて、美味しい、野菜のおつまみ
「ベジつま」をご存知でしょうか?
最近では、食品メーカーも手軽に「ベジつま」が作れる調味料を開発したり、酒造メーカーさんがレシピページを公開したり、ブームの兆しをみせています。今回は、「ベジつま研究会」を主宰する
野菜料理研究家の
新田美砂子さんに、その魅力をたっぷりと伺いました。
そもそも「ベジつま」とは?おつまみだって野菜中心で美味しくヘルシーに! そんな考えのもと、数年前から「ベジつま」女子会やイベントなどを開催している新田さんは、「ベジつま」をこう定義しています。
・見た目の半分以上が野菜(果物を含む)
・旬の野菜を使う
・身近にあるもので作る
気軽に長く続けて欲しいから、ということで定義はざっくり。そもそも、新田さんが「ベジつま」を作りはじめたのは、「お酒を飲むと、どうしても肉・魚や揚げ物が多くなり、野菜が不足しがちだなぁ」と思ったことがきっかけ。
「歳を重ねても、
元気に
美味しいお酒を飲みながら、大切な人たちと楽しい時間を過ごしたい」。そんな想いを叶えるべく、レシピを創作し始めたといいます。「ベジつま」づくしの女子会に参加した人たちからは、「半日以上飲んで食べていたのに、次の日に残らない」「もたれなくて、体が楽」と好評で、新田さん自身も実感しているのだそう。
野菜メインのおつまみ、どう作る?野菜メインでおつまみを作るには、ある程度の
パンチが必要です。“野菜そのまんま” ではちょっと弱いため、ひと工夫を。そのポイントをご紹介します。
▼野菜 + α でおつまみ化以下3つのいずれか、もしくは合わせ技を取り入れてみましょう。味にアクセントがつき、パパっと手軽に「ベジつま」が完成します。
(1) 油分(ゴマ油やオリーブオイルなど。コクを与えてくれる)
(2) 塩分や風味(塩や醤油などの調味料やスパイス類)
(3) うま味(肉、魚、乳製品、チーズ、卵、豆腐、油揚げなどのタンパク質)
「キャベツのお通し」など、居酒屋の定番メニューが思い浮かびますね。家にある野菜で簡単に作りたいとき、これらのポイントを思い出してみましょう。
▼肉・魚料理を「ベジつま」化肉や魚がメインのメニューをヘルシーな「ベジつま」にしたい場合、答えはシンプル。先程ご紹介した「ベジつま」の定義に合うようにすればよいのです。
(1) 半分、または全部野菜に
置き換える
(2)
ちょい足しをする
(3) いつもとは違った野菜の
使い方をする
例えば…
・牡蠣のオイル漬け缶詰に
ブロッコリーとグリーンオリーブ漬けを加える
・肉や魚にたっぷりと手軽なスプラウト野菜を多めに
トッピングする
・いつもは
和風の煮物にする里芋を、
洋風の唐揚げにしてみる など。
ちょっと意識するだけで、野菜が多いヘルシーなおつまみに切り替わるので、是非試してみてくださいね。