【Brilliant Woman】高島彩、育児があるから仕事も本気に

――著書の中で、出産と育児を経験して「良くも悪くも逞しく、いい加減になった」とおっしゃっていましたが、ご自身ではどんな部分がいい加減になったと思いますか？

【高島】職業柄、きっちりとしている面を出してはいますが、実はいい加減で適当な性格なんです。「高島彩はきっちりしている性格」と思っていただけていたら、パブリックイメージがうまくいっているな、と（笑）。

――とても意外です。育児中に「私、大雑把だな」と思ったことはありますか？

【高島】ほとんどが大雑把ですよ。主人がいない日の食事は、なるべくワンプレートで洗い物が最小限で済むようにしていますし、子供を乗せているバウンサー（ゆりかご）に包装紙のリボンを付けて、指一本で揺らせるようにしていたり。たまたま我が家に遊びに来ていた小学校からの幼なじみが、それを見て「要領よくラクしようとする感じが、すごく彩っぽい」って笑っていました。そういうところはいっぱいありますね（笑）。

――ご自身の性格を分析すると？

【高島】子育てを通して、そういういい加減なところが悪化…増したかもしれませんね（笑）。ただ、長女を出産したときは、本当は大雑把がベースの性格なのに、なぜかものすごく神経質になってしまいました。人生で感じたことのなかった“心配性の自分”が、かなり出てきてしまって。当時は、心配性の自分に慣れることができず、翻弄されて、あたふたしていました。それが、次女が生まれる頃には一度経験しているということもあってか、ナチュラルな精神状態でいられるようになりました。やっぱり経験って大切ですよね。

――高島さんといえば独身時代はお酒好きを公言していましたが、今は授乳中で飲めない時期ですよね？

【高島】お酒は大好きです！ もう何年飲んでないことか…（笑）。長女の授乳中に次女を妊娠したので、本当にずっと飲んでいないですね。でも、ノンアルコールビールという素晴らしい飲み物を常備していますし、独身時代に「もういい！」ってくらい飲んできましたから、飲めないことでのストレスはありません。ただ、次に飲むお酒はさぞおいしいんだろうな、とは想像をしています（笑）。そのときがきたらシャンパンを飲みたいなと思ってはいますが、今は次女の授乳中なので、まだまだ先ですね（苦笑）。

＜text：Nana Takeda／photo:書籍『彩育　−伝える、変わる。−』（KADOKAWA）より＞

『彩育　−伝える、変わる。−』（KADOKAWA・税抜1400円）
次女の出産エピソードや高島流の子育て方法、自らの仕事復帰についてつづる自身初の子育てエッセー。高島さんが本当に使えると実感したベビーグッズや、子どもが興味を示したり成長に役立ったりした絵本も紹介しています。
公式HP：http://www.kadokawa.co.jp/product/321603000751/

高島彩
1979年2月18日生まれ、東京都出身。成蹊大学法学部政治学科卒。2001年にフジテレビジョンに入社。2003年から『めざましテレビ』などのさまざまな人気番組の司会を務め、2010年12月に退社しフリーに。2011年に結婚。現在は2児の母でありながら、精力的にフリーアナウンサーとしても活躍中。
公式HP：http://www.phonics.co.jp/profiles/takashimaaya.html