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Beauty Interview キレイ道

妖艶なバンパイアに変身!
運命に揺れる命と愛の儚さを語る

杉本彩

 映画では、美しく官能的なボディーを惜しげなくさらけ出し、小説では、美しくも淫らな世界を紡ぎだすエロスのミューズ・杉本彩。そんな彼女が主演最新作『Blood ブラッド』では、妖艶なバンパイアに挑戦。制作から関わったという彼女の作品へのこだわり、そして、女性が美しく生きるためのワンポイントアドバイスを聞いた。

命は、限りがあるからこそ美しい

――最初にバンパイアをやると聞いたときは、どのようなことを感じましたか?
【杉本】
 以前から、漠然とこういう役をやれたらいいなと思っていたので嬉しかったです。というのも、バンパイアの吸血シーンというのは、男女のセックスとリンクするほど官能的だと思うんです。いくら人間の姿をしていても血を吸って生きる獣なので、私が演じるのであれば、獣ならではの激しさ、妖艶さを出したいと思いました。

――この作品では、永遠の命に対する刹那を感じたのですが。
【杉本】
 命というものは、限りあるからこそ美しく輝くのだと思います。お互いに年を重ねて老いていくことで、互いを必要とし、共に生きることで愛が育まれていく。でも、一方が永遠の命を持っている場合は、愛を育くむことさえできないのかなって。そういった命に対するテーマが、この作品にはあるかもしれないですね。

――撮影に当たって、杉本さんもかなりアイディアを出されたと聞きました。
【杉本】
 私も作家として物を書く人間なので、脚本の段階から“何をテーマにするのか”にこだわって参加させていただきました。脚本の最初の段階では、私が演じた美夜子に激しいアクションシーンがあったのですが、それでは、彼女の持つ強さや神秘性が失われてしまうと思い、全て削除してもらいました。彼女は、あくまで自分の運命を静かに受け入れる人であってほしいと思ったんです。そのため、説明的なセリフも全てカットしていただきました。

――完成した作品を観て、どのようなことを感じましたか?
【杉本】
 思い描いていた通りの、スタイリッシュでリズム感のある映像に仕上がったと思います。こういう映像は、若い下山天監督だからこそ撮影できたものだと思います。私が、今までやらせていただいた作品とは、かなり違うテイストになっているので、若いかたに観ていただいて楽しんでいただければ嬉しいです。私自身、こういう作品にめぐりあえたことを光栄に思っています。

女であることに自信と誇りを持って、思いっきり楽しむ

――続いて、お仕事や恋愛についても話を聞かせてください。これから働く女性に求められていくものは何だと思いますか?
【杉本】
 私は、日本はまだまだ男性社会だと思うんです。でも、それを嘆いていてもしようがないので、自分は、“男性とは違う「性」を持っている”ということに誇りを持って、女性ならではの視点で働くことが大事だと思います。肩の力を抜いてフラットな状態で全体を見渡してみれば、必ず自分にしかできない何かが見つかると思います。

――女性が好きな人(恋人や夫など)にしてあげられることは何ですか?
【杉本】
 恋愛だけじゃなく、人間関係でもそうだと思うのですが、相手が“何を求めているのか”を知ることではないでしょうか。好きな人、愛する人であれば、相手の人生の役に立つことですね。彼の人生において、自分がどの位置に立ち、どのように影響をもたらすか、それを考えながら行動することが“愛”だと思います。

――女性が美しくあるために必要なものは?
【杉本】
 自分が女であることを心から思いっきり楽しむことですね。そのためには、他人と比較するのではなく、自分の幸せを自分の物差しできちんと計ることが大切。最初の一歩を踏み出すには、少し勇気が必要かもしれませんが、他人と比較していても幸せにはなれないと思います。自分が女であることに自信と誇りをもって、思いっきり楽しむこと、それが、大切だと思います。

リリース情報
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映画『Blood ブラッド』

≪STORY≫
 お蔵入り寸前の猟奇殺人事件を追う刑事・星野が訪れたのは、殺されたメイドの雇い主・美夜子ロジュンベルク。古びた豪邸に聾唖の少女ブリギッテと住まう妖艶な美女、美夜子は、犯人は黒沼右京という男だと告げる。右京のアジトに忍びこんだ星野は、血まみれの美しい男、右京が命乞いをする少女の首に食らいつき、赤い血をむさぼる姿を目にする。信じがたいことに、右京の正体は幕末に美夜子の血を与えられ体を交えて不死となった沖田総司!!そして星野もまた・・・。 欲望に火をつけて生きながらえるVampire Beauty。美夜子をめぐって、右京と星野の壮絶な戦いがはじまる――。

2009年4月29日(水・祝)よりロードショー
(C)2009「Blood」フィルムパートナーズ

プロフィール

1968年7月19日、京都府生まれ。
1987年、東レ水着キャンペーンガールでデビュー。
NTV系バラエティ番組『ウリナリ』で芸能人社交ダンス部メンバーとして多くの大会に出場し、入賞。
2004年、映画『花と蛇』主演以降、大人のオンナ、ゴージャスな愛を演じ続ける。
女優業のほか、ダンサー、作家として活躍する傍ら、化粧品ブランド『アンディスティノ』を設立。ランジェリーブランド『アンパサージュ』のプロデュースも手掛ける。
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プロフィール

VANNESS
『台湾の『F4』VANNESSが本格ソロデビュー』(2009/06/09)

藤木直人
『アニバーサリーイヤーを飾る、Wドラマ主題歌』(2009/05/12)

りょう
『美しくあるための秘訣、そして手作りの楽しさを語る』(2009/05/07)

杉本彩
『妖艶なバンパイアに変身! 運命に揺れる命と愛の儚さを語る』(2009/04/28)

リュ・シウォン
『“愛”という花を咲かせるために必要なもの』(2009/04/14)

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