2022-12-25
福島県南部の山々が連なる一帯に広がる「会津高原たかつえスキー場」。奥行きがあり、コース1本1本が滑り応え十分なことに加え、パークやハーフパイプ、クロスにモーグルとバラエティ豊かなコースが魅力です。さらにリピーターを虜にしているのが、ふわりふわりと雲の上を滑っているような極上の雪質。やわらかくて軽いパウダースノーは「たかつえパウダー」とも称賛されています。
栃木県と福島県の県境近くに位置する「会津高原たかつえスキー場」。東京方面から自動車で向かう場合も、東北道で降りるインターチェンジは栃木県の西那須野塩原になります。
コース数は会津地方の中でも最多の14で、リフトは8基。標高1,650mの山頂からは縦横無尽に山脈が走る様子が360度にわたって見渡せ、自分が山の奥地にいることを実感させられます。
スキー場の最奥にそびえる山頂へはリフトを数回乗り継いで向かうことになりますが、その価値があると思えるのが圧倒される自然風景と、柔らかく軽い「たかつえパウダー」です。
「マウンテンコース」は上級コースでありながら、幅が広いので滑りやすく、ぜひ朝一番に向かいたいコース。
15コースのうち上級コースは4、中級コースは10、初級コースが1。中級コースが大多数ですが、周囲の環境やコースの長さも多種多様なので、それぞれに面白さがあります。スキー場中央の「ロマンスコース」は長さと幅の両方を兼ね揃えている、人気のコースです。
開放的なコースが多い中、山の稜線を滑る「ブランデートコース」は両側に直立した木々が並ぶ林間コース。
メインのリフトから近い「チャレンジコース」は、見晴らしが良く、爽快感も味わえます。日によってはスキーの検定が実施されていることも。
深いコブに高いジャンプ台のモーグルバーンが整備されている「ジャイアントコース」には、国内屈指のモーグル選手が技術を磨かんと練習に励んでいる様子が印象的。
コースの上に立つと、その急こう配に驚きますが、ビギナー用もあるので上級者に倣って挑戦してみたくなるはず。
「ジョイフルコース」にはハーフパイプがあり、「スノーパーク」にはキッカーやストレートレール、ボックスなどアイテムが置かれたパークもあるなど、自然の地形にはない滑りを体験できます。
全国でも珍しいクロスコースがあるのも「会津高原たかつえスキー場」の特徴。一般に開放され、ウェーブやジャンプなど、あらゆる地形に瞬時に対応しながらの滑走はクロスならではの臨場感を味わえます。
スキー場の近くにホテルが集まっているので、ファミリーやグループ旅行におすすめ。特に「会津アストリアロッジ」は、初級コースの「ファミリーコース」目の前という好立地。小さなお子さんが雪遊びを楽しめる「わいわいパーク」にも近いので、部屋との行き来もしやすいです。
巨大なゾウが目印の「わいわいパーク」は平らな場所に設けられ、スペースも広々。ソリやスノーストライダーなど色々な遊具が充実しているので、長時間の滞在も可能です。
「会津アストリアロッジ」の前には歩く歩道が敷かれていて、スキーやスノーボードを初めて練習するのにも便利。徐々に慣れたら、そのまま目の前の「ファミリーコース」に挑戦と、スムーズに移動できます。
スキーセンタースペーシアにある「オーロラ」は、330席の座席数を持つ「会津高原たかつえスキー場」のメインレストランです。
高天井で、ガラス窓が一面に広がる空間は開放的。カレーやラーメンなどスキー場らしいメニューに加え、ソースカツ丼といった会津名物も勢揃い。
特にラーメンは「特選・会津しょう油ラーメン」、「特選・名物会津じゅうねん担々麺」、「鯛出汁香る塩ラーメン」と内容が充実しているのは、ご当地ラーメンが多い福島ならでは。エゴマ(じゅうねん)を使用した担々麺は、まろやかな辛味と肉そぼろの旨みがじんわりと身体に染み込んで、冬にこそ食べたいメニューのひとつ。
会津地方の山深い場所にある「会津高原たかつえスキー場」。雪質はもちろん、バラエティに富んだコースが多く、訪ねるたびに新たな滑りの楽しさと出会えるスキー場です。
住所:福島県南会津郡南会津町高杖原535
電話番号:0241-78-2220
スキー営業期間:2023年12月22日〜2024年3月24日(予定)
アクセス:東北道・西那須野塩原ICより車で約90分
2024年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
■関連MEMO
会津高原たかつえスキー場(外部リンク)
http://takatsue.jp/
会津アストリアホテルズ(外部リンク)
http://www.aizu-kougen.jp/
【トラベルjp・ナビゲーター】
浅井 みら野
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