＜料理をしない母は毒親ですか?＞「母のようにならない」子育てに専念するためママがとった行動とは?

小学生の娘とサラリーマンの夫を持ち、スポーツクラブで受付スタッフをしながら生活しているあみさん。育児も家事も得意ではないけれど、家族のために作る料理だけは唯一頑張ろうと決めています。料理はあみさんにとって、母との悲しい記憶と人が生きるための力の源という二つの側面を持っていました。大学への進学をきっかけに、地元・札幌から逃げるようにやってきた東京。札幌の地震のニュースを見て思い出してしまった記憶がありました。

あのころの記憶を振り払うように、あみさんは今日も料理に取り掛かります。嫌な記憶も料理に集中することで……。

本当は新しい仕事もやってみたい気持ちはあるけど…

思い出してしまった嫌な記憶をかき消すように、あみさんは料理に集中します。

完璧にできあがったと思った夕飯でしたが、娘にたたんでいない洗濯物を指摘され、やはり自分はあれもこれも器用にこなすことなんてできないと再認識したあみさん。

その夜、あみさんは仕事に誘ってくれたミウコに断りの返信をしたのでした。

誘ってもらったライターの仕事をしてみたいと思う半面、家事すら器用にこなせない自分ではきっと料理もおろそかになってしまい、娘に対して自分の母親のように適当になるのではと不安になるあみさん。肉親だからこそ、自分も同じようになってしまうのではないかという思いが常につきまとうのでしょう。

親に似てうれしいと思う人もいれば、親に似てしまったら嫌だと思う人もいるもの。あみさんが一歩踏み出せない根底にある母親の存在は、あみさんが思っているよりも、もっと大きいのかもしれませんね。

それでも、やはり料理で気持ちが落ち着き冷静になれるあみさん。皆さんは冷静になりたいときにする行動や方法はありますか?自分が落ち着ける方法をしっかり持っているあみさんには感心させられますね。

あみさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。

作画:松本麻希