2023-04-26
幼いころから母親の言うままに、母親のレールの上を走り続けていたしろみさん。そんな環境で育った彼女はいつしか周りに流され、自分の意思をもはっきり言えなくなっていました。しろみさんはそんな自分の生き方に疑問を抱きつつも、母親に特に反抗することもなく、ありのままの状況を受け入れて成長していきます。これはしろみさんと母親の20年に渡る物語です。大学4年生のとき、母親の指示通り教員免許を取ることにしたしろみさん。教育実習が順調に進む中、遅くなった帰りの電車の中で痴漢にあってしまいます。泣きながら帰宅したしろみさんは、翌日なぜ泣いていたのかを母親に聞かれ……?
泣いていた理由をしつこく聞いてくる母親に「昨日の電車で痴漢にあった」ことを仕方なく話すことにしたしろみさん。ところが「しろみちゃんが隙を見せたのが悪いのよね?」という母親からの心無い言葉に、深く傷つくのでした。
実は教育実習中にも、こっそり会社の選考を受けていたしろみさん。内緒にしていたことが母親にバレ、勝手に選考を辞退されてしまいます。
それでもクヨクヨしてばかりもいられないと、しろみさんは就活に前向きに取り組むことに。その結果、しろみさんは5つの会社から内定をもらいます。
ところが、内定を承諾するには親からの印鑑が必要。仕方なく母親に相談したしろみさんですが、思った通り母親は猛反対!
結局「私が我慢すればいいんだ……。」と、しろみさんはまたもや母親の意見に従ってしまうのでした。
しろみさんが県外に出て行くことを絶対に許してくれない母親。そばにいてほしいのなら、普段からそれ相応の態度で接すれば良いものを、母親の行動はまるであべこべ。これでは子どもが家を出て行きたくなるのも仕方がありません。
ですがこれまでの母親との生活で、自分が我慢することが当たり前になってしまったしろみさん。「わかりました。」とついに折れてしまいます。
本当に母親から離れたいのであれば、しろみさんにも勇気を出してほしいところです。たった一度だけの人生。自分の気持ちを最優先に、しろみさんには後悔のない人生を選択していってほしいですね。
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