2023-07-20
40代に入ると、20代や30代の頃とは違う肌悩みがあらわれる方も多いかと思います。
なかでも、特に多いのが乾燥に関するお悩み。今まで通り、丁寧な保湿ケアを心がけているのになぜか肌が乾燥するという悩みをもつ方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ワンランク上を叶える肌の乾燥対策についてご紹介します。
40代以降に肌が乾燥する原因
40代は、肌の水分と油分どちらもが減少傾向になります。水分と油分不足の状態が続くと、肌のうるおいを保つ働きをする保湿三大因子(皮脂・NMF・細胞間脂質)も減少するため、角質層がうるおい不足になり、乾燥による肌悩みも増えてしまうのです。
また、一般的に肌のターンオーバー(肌の表面で起こる細胞の生まれ変わり)は約28日が理想と言われます。しかし、ターンオーバーの要であり、新しい細胞を生み出す基底層の機能は加齢とともに低下するため、年齢を重ねるごとにターンオーバーも30日、40日と徐々に遅れる場合も。
ターンオーバーが遅れると、古い角質が剥がれ落ちず、そのまま肌表面に残るため、バリア機能低下による乾燥も起こりやすくなります。さらに古い角質が残り、肌がごわつくと、スキンケアの浸透の妨げにもなるため、保湿ケアの効果を十分に発揮できない可能性もあるのです。
40代以降の乾燥対策で意識したいポイント3つ
年齢を重ねるごとに気になる肌の乾燥では、普段からの対策が重要!
乾燥対策では、いつも通りのスキンケアと併せて、
◆保湿重視のスペシャルスキンケア
◆インナーケアによる体の中からの乾燥対策
◆肌の乾燥を防ぐための生活習慣
の3つのポイントを意識するようにしましょう。
肌の乾燥対策では、日頃のスキンケアの積み重ねが大切になってきます。特に40代以降は、基本のベーシックケアだけでは物足りなさを感じる場合もあるので、通常のお手入れと併せてスペシャルケアを取り入れてあげるようにしましょう。
肌の乾燥対策@朝のスキンケアにもスペシャルアイテムを取り入れる
忙しい朝は時間もないため、夜ほど丁寧なスキンケアができない場合もあるかと思います。
しかし、日中は紫外線や室内外の気温差など、肌が乾燥しやすい環境。肌の乾燥対策を行ううえでは、朝一番の保湿ケアも大切になってくるのです。
そこで、朝のスキンケアでは忙しい時間の範囲内でもできるスペシャルケアを取り入れてみるようにしましょう。
普段のスキンケアに保湿成分配合の美容液を取り入れたり、時間に余裕のある日やシートマスクでしっかり保湿したりと、時間が許す範囲内で、+@のスペシャルケアアイテムを上手に使ってみてくださいね。
肌の乾燥対策A自宅やオフィスではミストアイテムを活用する
エアコンを使用する時期は、自宅やオフィスなどの室内の湿度も低下し、肌も乾燥しやすくなります。そんな時は、手軽に保湿ケアができるミストアイテムを上手に活用し、日中の乾燥対策を行いましょう。
日中、肌の乾燥が気になる時は、ミスト化粧水でこまめにうるおいを与えてあげてくださいね。水分のみのミスト化粧水(ミストウォーター)だと、蒸発の際にかえって角質層のうるおいが奪われてしまうので、乾燥対策では、油分を含んだオイルインタイプのミスト化粧水を取り入れるようにしましょう。
また、肌の乾燥対策として理想的な湿度は約60%だと言われています。室内が乾燥しやすい時期は、水蒸気やミストで湿度を調整できる加湿器もうまく活用してみてくださいね。
肌の乾燥対策B寝る時にナイトクリームを塗る
就寝中は、寝室のエアコンや日中との気温差により、肌も乾燥しやすい状態になっています。また、眠っている間は想像以上に汗をかくので、体の水分も奪われやすいのです。
起きている間はもちろん、寝る時も乾燥対策は必須です!まずは、手軽に始められるナイトクリームを就寝中の保湿ケアで取り入れてみましょう。
ナイトクリームとは、その名の通り、夜専用の保湿クリーム。通常のクリーム以上に油分を含むアイテムが多いので、肌の水分蒸発を防ぐエモリエント効果に期待ができます。特に毎朝の起床時に肌のカサつきが気になるという人にはおすすめのアイテムです。
一般的な市販化粧品は、肌の一番表面の角質層(約0.02mm)までしか浸透しません。そのためスキンケアのみでは、肌全体の保湿ケアができないため、乾燥対策では体の内側から行うインナーケアも重要になってくるのです。
肌の乾燥対策@食べ物の栄養バランスを意識する
私たちの肌は、食べ物から摂取した栄養素をもとにつくられています。健康的でうるおいのある肌を目指すためには、食事の栄養バランスを意識することも大切なのですね。
毎日の食事では、代表的な栄養素である「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」「食物繊維」「ビタミン」「ミネラル」をバランスよく摂取するようにしましょう。
特に「たんぱく質」は、肌や髪をはじめ、体をつくる根本的な栄養素です。肉や魚、卵、牛乳などに含まれるので、乾燥対策を行ううえでは、意識して毎日摂取したい栄養素でもあります。
その他にも、肌を正常に保つ「ビタミンA」や肌のうるおいを保つ「ビタミンC」、健康な肌をつくる「ミネラル」、腸内環境を整える「食物繊維」なども乾燥対策にはおすすめの栄養素ですよ。
肌の乾燥対策A1年を通してこまめな水分補給を欠かさない
人の体は、約60%が水分でできています。当然のことながら、体の水分が不足すると、肌のうるおいも減少するため、生活の中では、こまめな水分補給を意識したいところです。
特に汗をたくさんかきやすい夏や、寒さで水分を控えがちな冬は、普段以上に意識して、こまめな水分補給を行いましょう。
目安としては、1日1.5Lの水分を摂取するのが理想です。一度に大量の水分を摂取するのではなく、コップ1杯程度の水分をこまめに飲むようにしてくださいね。また、冷たすぎる飲み物は胃腸を冷やす原因につながるので、水分補給をする時は、常温や温かい飲み物を手に取るのがおすすめです。
肌の乾燥対策B摂取しづらい栄養素はサプリメントに頼る
忙しい日々の中では、食事だけで必要な栄養素を摂取するのが難しい時もあります。また、乾燥対策に必要な栄養素の中には、年齢とともに減少する栄養素や、食事だけでは摂取できない栄養素もあるのです。
そんな時は、サプリメントや栄養補助食品を頼るのもひとつの方法です。肌の乾燥が気になる時は、食事と併せて、サプリメントや栄養補助食品を摂取するようにしてみましょう。
肌の乾燥対策では、セラミド、ヒアルロン酸、プロテオグリカンなどの栄養素がおすすめですよ。
何気ない生活習慣の中にも、実は肌の乾燥を引き起こす原因が隠れている場合もあります。肌の乾燥対策では、生活習慣にも意識を向けるようにしてみましょう。
肌の乾燥対策@規則正しい生活を意識する
規則正しい生活習慣は、肌の乾燥対策と切っても切り離せない存在です!特に食事、睡眠、運動は健康的でうるおいのある肌を目指すためにも大切な習慣です。
◆毎日欠かさず3食摂取する
◆7~8時間の睡眠時間を確保する
◆1日20分以上の有酸素運動を続ける
など、規則正しい生活を意識するようにしましょう。もちろん、すべてを完璧にこなすのは難しく、無理をするとかえってストレスになってしまうので、まずはできる範囲から生活習慣の見直しを始めてみてくださいね。
肌の乾燥対策A日中はエアコン対策を欠かさず行う
エアコンが常に稼働している夏や冬の時期は、室内での乾燥対策が重要になってきます。オフィスやカフェなどでは、直接エアコンの風が当たらない位置に座るようにしましょう。
長時間エアコンが効いた室内にいる時は、ミスト化粧水や美容液などでこまめな保湿も心がけてくださいね。
また、オフィスでは、デスクにポータブルタイプの加湿器を1台設置するのもおすすめです。ただし、加湿器のミストが直接肌に触れると、肌がふやけて角質層のうるおいが蒸発する原因になるので、ミストの風向きには注意しましょう。
肌の乾燥対策B皮膚温度を一定に保つ習慣を身につける
人の肌には、体温とは別に皮膚温度と呼ばれる機能があります。この皮膚温度が低下すると、皮脂量も減少するため、角質層のうるおいも奪われやすくなるのです。
また、皮膚温度の低下は、スキンケアの浸透も妨げるため、乾燥対策では、皮膚温度を一定に保つ習慣も大切になってきます。
皮膚温度を上げるためには、全身を温めるのが効果的です。肌がひんやり冷たいと感じたら、運動や入浴で体を温め、皮膚温度を一定に保つ習慣を意識しましょう。スキンケア前にホットタオルで、肌表面を温めるのもおすすめですよ。
年齢とともに気になる肌の乾燥は、スキンケア、インナーケア、生活習慣の見直しにより対策をとることが可能です。季節問わず、肌の乾燥が気になるという方は、ぜひ、自分ができる範囲内でワンランク上の乾燥対策を生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
LISA( 美容ライター)
《プロフィール》
2011年よりライター活動開始。コスメコンシェルジュ資格取得後、美容ライターとしても活動を開始する。
スキンケアを中心に数多くの美容コラムを執筆。一人ひとりの肌質や生活スタイルを想定したうえで、適切なケア方法を導き出すコラムを得意とする。
プライベートでは、デパコスからプチプラコスメ、ドクターズコスメ、海外コスメなど、ジャンルを問わずに気になったアイテムはすぐに試すスキンケアオタクです。
《所有資格》
・日本化粧品検定1級
・コスメコンシェルジュ
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