2023-12-22
こんにちは!フィットネストレーナーの金子由美です。夕方になると脚がむくんで靴がきつくなる。脚のマッサージや着圧ソックスで対処しても、またすぐにむくんでしまう。これは気になりますよね。快適な身体で脚のむくみを解消してすっきりとした脚になるために、今回ご紹介する筋肉をダイナミックに伸ばすストレッチを是非お試しください。寝ながらできるのが、嬉しい!
夕方になると脚がだるくなったりむくんだりした経験はありませんか?その原因は生活習慣や病気からくることが考えられます。日常で立ち仕事や座り仕事など長い時間同じ姿勢でいることによって脚はむくみやすくなります。なぜ同じ姿勢でいると脚がむくみやすいかというと、下半身の筋肉を動かさないでいることで血流が悪くなり、身体に疲労物質が溜まっていくからです。そのようにならないためにも、こまめに下半身を動かすことが大事なのです。
脚がむくみやすい原因のひとつ、生活習慣についてもう少し詳しく説明します。立っている時間や座っている時間が長いと、筋肉を休ませている状態になります。そうすると筋肉が収縮することなく血液やリンパ液が滞ってしまいます。そして、日頃から運動不足で筋肉を動かす機会が減ると筋収縮の力が弱くなり、血液を心臓へ戻すポンプ作用が働きにくくなります。
その他の要因として考えられるのは、水分の取りすぎでむくむから水分を控えてしまうことによるむくみ。脚がむくまないよう水分を控えるのを良かれと思っていらっしゃるのかもしれません。しかし控えることで体内の水分が不足してしまい身体は水分を蓄えようとする結果、脚がむくんでしまうこともあるのです。一日の目安は、体重50kgの方で1.5リットルくらいが程よい量だと考えてください。
さらに生活習慣の中で食事も大事な要素です。塩分の摂りすぎはむくみを起こしやすく、なるべくビタミンやミネラルを積極的に摂るようにしましょう。おすすめは果物、海藻類、豆類など。食べ過ぎに注意したいのは塩分や糖分です。そして適度に動くこと、賢く食べることは脚のむくみの解消に期待がもてます。
脚のむくみの予防やむくんだ時の解消には、積極的に筋肉を動かすことで脚が軽くなります。まずはじっくり伸ばすストレッチから始めてみてください。今回ご紹介する2つのストレッチは、脚のむくみや疲れに効く寝ながらできるストレッチですのでとても手軽です。
@レッグサイクル仰向けになり片膝を立て、動かす脚は床に伸ばして準備する。
足首を曲げて膝を胸に引き寄せる。
引き寄せた足の裏を天井に向けて膝を伸ばす。
つま先を伸ばし、伸ばした脚を遠くに下ろすようにする。
この流れを10回繰り返し、反対側も同様に行う。
Aクライムアツリー仰向けになり片膝を立て、反対の脚のももの裏を持って天井に向けて伸ばす。
そこからふくらはぎまで上るように上体を浮かせる。
もう一度ももの裏に手を戻し、立てていた膝を遠くへ伸ばす。
そこからふくらはぎまで上り、両方の脚を伸ばすようにする。
ずっと同じ姿勢にならないようこまめに下半身を動かし、筋肉を使うことが脚のむくみ解消に効果的です。今回ご紹介したストレッチは寝ながら手軽にできますので、毎日の習慣の一つに加えてみてください。ご自身の身体をケアすることで翌朝の目覚めはすっきりと、一日の良いスタートになるでしょう。
金子 由美( フィットネストレーナー)
【プロフィール】
快適な身体づくり専門家・フィットネストレーナー。1988年からフィットネスクラブのスタジオインストラクター、2003年からパーソナルトレーナーとして活動し、マンツーマンやグループを中心に健康維持増進をサポート。年齢を重ねても好きなことを楽しんでいける、快適な身体づくりのためにできることから始めたい女性に支持されている。ピラティスやマスターストレッチをはじめ、筋力トレーニングや栄養コンシェルジュ(R)として食事改善プログラムも提供中。
【所有資格】
・ACSM-EPC
・健康運動指導士
・PHIピラティス
・マスターストレッチ
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