2024-02-21
ヒカリさんは、結婚7年目で専業主婦。夫・晴彦と息子・リクとの3人で暮らしています。昔から思っていることがうまく言えず、相手に気を遣わせてしまう自分の性格がきらいだったヒカリさん。晴彦のことは、そんな自分を受け入れてくれる夫だと思っていました。
ある日、ヒカリさんはリクの幼稚園の保護者会に参加します。年長組の役員決めをする場で、卒業対策委員が決まらなかったため、じゃんけんで決めることになりました。
うまく委員をやる自信のないヒカリさんは、じゃんけんに負けたくないと願いますが……。
ヒカリさんの願いは届かず、じゃんけんに負けて卒業対策委員になってしまいました。
既に委員に決まっていたママに話しかけられ動揺するヒカリさんでしたが、「足手まといにならないように頑張ろう」と決心します。
しかし家に帰って晴彦に伝えると、「人付き合いが苦手なヒカリに役員なんて無理」「今からでも断りなよ」「俺が言うことに間違いはない」などと言われてしまいました。
晴彦のことを「私のことを私より理解している夫」「夫の言うことはいつも正しい」と思っているヒカリさんは、晴彦の意見に納得しながら「どうやって断ればいいんだろう……」と頭の中で考えていたのでした。
戸惑いながらも、委員会を頑張ろうという気持ちになったヒカリさんを、頭ごなしに否定ばかりする晴彦。また、晴彦の言葉を聞き、気持ちが変わるヒカリさんを見て、晴彦に支配されていると感じた方も多いのではないでしょうか。
いつかヒカリさんが、晴彦に左右されず自分の気持ちを優先させることができるようになることを願うばかりです。
>>次の話
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