2024-03-05
こんにちは!フィットネストレーナーの金子由美です。
なんとなく忙しくて時間が足りない!ついやることを溜めてしまったり、頑張り過ぎて疲れてしまうことありませんか?
疲れが溜まっている時は身体の強張りを感じ、呼吸は浅くなりがちです。ふだん呼吸を意識することはあまりないと思いますが、何かに集中したり緊張している時は呼吸が浅くなって首や肩に力が入ってしまうものです。
なかなか疲れが抜けないなと思ったら、呼吸をしやすくなるケアやストレッチがオススメです。
では、呼吸に関して理解を深めていきましょう。そして、ご自身でできる呼吸ケアとストレッチも紹介します。
呼吸には「胸式呼吸」と「腹式呼吸」の2つの方法があります
胸式呼吸は肺を広げて行い肋骨周辺の筋肉を働かせていくのですが、柔軟性が低下してしまうと肋骨の動きが十分に行えず浅い呼吸になります。そして胸式呼吸は胸郭を広げて行うので、首や背中の筋肉も動かしていきます。
腹式呼吸は横隔膜を動かしてお腹を膨らませる呼吸です。
横隔膜は胸と肋骨や背骨で構成されている胸郭の下に覆いかぶさっている膜です。息を吸うと下に下がり、お腹を膨らませます。そして吐く時は上に上がりお腹をへこませます。
胸式呼吸は日常的に行う呼吸で、腹式呼吸は意識をしないと難しく感じるかもしれません。うまくできない場合はお腹を上に仰向けに寝た状態で行ってみてください。
呼吸をする時に注意したいのが口呼吸です。
口を開けたまま息を吸うと異物を含んだ外気が入り、口を乾燥させます。また口臭の原因にもなりますし、風邪をひきやすくなるなどデメリットがあります。
口を閉じ鼻から息を吸うことで湿った空気が入り、異物を含んだ外気は入りにくくなるでしょう。
マスクをする習慣のある方は、苦しくて口呼吸になることがありますので気をつけたいですね。
@呼吸ケア呼吸をしやすくするために、皮膚を優しくさするようにします。
さする方向を一定にすると効果的です。
滑りやすいようにクリームなどを使うのもいいでしょう。
1、胸の中心から肩に向かって胸をさする
2、アゴ下から肩に向かって首をさする
A正座で呼吸ストレッチ
1、膝の前に肘を付き息を吸いながら胸を開く2、吐きながらお腹をへこませて背中を丸める
B仰向けで呼吸ストレッチ
1、膝を立てて下腹に手を添える2、息を吸いながらアゴを突き出し骨盤を傾ける3、息を吐きながら軽くうなづいて骨盤を戻す
呼吸が浅いと首の筋肉が硬くなってしまいます。奥まで吸えないと感じたら皮膚をさすってケアをし、今回紹介した呼吸に合わせたストレッチを行ってみてください。
そして、口元を緩めず鼻からの呼吸を意識することも忘れないようにしましょう。
金子 由美( フィットネストレーナー)
【プロフィール】
快適な身体づくり専門家・フィットネストレーナー。1988年からフィットネスクラブのスタジオインストラクター、2003年からパーソナルトレーナーとして活動し、マンツーマンやグループを中心に健康維持増進をサポート。年齢を重ねても好きなことを楽しんでいける、快適な身体づくりのためにできることから始めたい女性に支持されている。ピラティスやマスターストレッチをはじめ、筋力トレーニングや栄養コンシェルジュ(R)として食事改善プログラムも提供中。
【所有資格】
・ACSM-EPC
・健康運動指導士
・PHIピラティス
・マスターストレッチ
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