■これまでのあらすじ
彼氏と別れて傷心の雪子。ひとり涙を流すのですが、そんな時でもお腹はすくもの。ジャガイモ1個を取り出すとパパっとニョッキを作ります。今日はジャガイモのポタージュとチーズをかけて。そういえば、元カレはニョッキが家庭で作れることに驚いていました。彼の家は祖母が料理をしていて、ニョッキが出たことはないと言います。彼は祖母の話は良くしていたけれど、両親のことはあまり話したくなさそうだったことを思いだしました。
もっと踏み込むべきだったの?棚から取り出したのは…あまり両親のことを話したくなさそうだった元カレ。でももっと踏み込んで聞くべきだったのでしょうか…。気づくとまた後悔している雪子でした。
そんなことを考えていると、思い出したのは元カレの祖母からもらったクッキーの型。見るたびに彼を思い出して悲しくなってしまうし、かといって捨てるなんてもったいないことはできないし…。
(傷心ごはん(福々ちえ))