レシピで見かけることが多い「リキュール」とは、どんなお酒か知っていますか? 実はさまざまな種類があるんです。
お酒として飲む以外にも風味を活かしたレシピがたくさんありますよ。
今回は、リキュールの特徴のほか、飲み物やスイーツレシピを25ご紹介します。プレゼントされたリキュールや、使い道がわからず残っているリキュールの消費にもぜひ!
■リキュールとはどんなお酒?リキュールは蒸留酒や醸造酒に風味や甘みをつけたお酒のことです。
定義は国ごとに異なり、日本では酒類と糖類その他の物品を原料とした酒類で、エキス分が2%以上のものことを指します。ただし、酒税法では清酒、合成清酒、焼酎、みりん、ビール、果実酒類、ウイスキー類、および発泡酒に該当するものは除かれる、と定められています。
原料には、
蒸留酒であるテキーラ、ジン、ウォッカ、焼酎、泡盛、醸造酒である日本酒やワインなどが用いられることが多いです。風味づけには果実やナッツ、薬草・香草などが使われていますよ。
アルコール度数が高く、お酒が強い方はストレートやロックで楽しむのがおすすめです。また、香りを活かしてスイーツに使うのもアリ!
■【飲み物】リキュールを使った人気レシピ6選・チョコレートとコーヒーのカクテル
チョコレートとコーヒーのリキュールで作るカクテルは、まろやかな甘みが魅力。リッチな味わいのカクテルを楽しみたいときにぴったりです。牛乳を静かに注ぐと自然と2層になってキレイな見た目に。バレンタインにもおすすめです。
・ぜいたくコーヒー
淹れたてのドリップコーヒーに、コーヒーリキュール入りのホイップをのせると、コーヒーの香りがより楽しめます。ホイップは、生クリーム・砂糖・コーヒーリキュールを泡立てるだけと簡単。トロリとする8分立てにすると口当たりよく仕上がりますよ。
・トマト・ショウチュウ
レモンリキュールと麦焼酎でさっぱりしたカクテルを作りましょう。レモンリキュールは皮を原料にするため、酸味とほのかな苦みがあるのが特徴。甘いフルーツトマトと相性抜群です。甘いカクテルが好きな方は、乳酸菌飲料を加えたアレンジも美味しいですよ。
・オレンジ・チョコ
オレンジが原料のリキュール「ホワイトキュラソー」で作るカクテルは爽やかな香りが魅力。相性の良いチョコレートリキュールを注ぎ入れると、酸味と甘みのマリアージュに酔いしれるはず。お酒が強くない方はオレンジ果汁を多めにすると飲みやすいですよ。
・イチゴ・イチゴ
甘く濃厚な香りが特徴のココナッツリキュールとイチゴを組み合わせる一杯。ココナッツリキュールは牛乳やコーラと合わせることが多いですが、フルーツとも相性が良いですよ。生イチゴのペーストだけでなく、イチゴリキュールも使うため満足感のあるカクテルに仕上がります。
・チーズピーチドリンク
カマンベールチーズや牛乳、プレーンヨーグルトで作る飲みごたえのあるドリンクです。ピーチリキュールの甘い香りがとても上品。ミキサーにかけるだけの簡単さも魅力です。子ども用にはリキュールを省き、家族みんなで味わいましょう。
■【フルーツに】リキュールがけレシピ6選・オレンジのリキュールがけ
みずみずしいオレンジに、ホワイトキュラソーをかける手軽なデザートです。ホワイトキュラソーは商品によって甘さが異なるものの、オレンジ特有の香りと甘みが感じられるのが特徴。アルコール度数が35度程度と高いため、かけすぎないように気をつけましょう。
・イチジクのリキュールがけ
上品な香りが特徴のイチジクにもホワイトキュラソーが合いますよ。イチジクをカットしてリキュールをかけるだけなので、急な来客やあと1品ほしいときにもってこい。さっぱりしていて食後のデザートにも喜ばれます
・柿のリキュールがけ
濃厚な甘みが人気の柿にリキュールをかけると、ちょっと贅沢なデザートに。柿は実が硬くしっかりした品種を選ぶと崩れにくく、ホワイトキュラソーにも合いますよ。オレンジの華やかな香りと柿の甘みで、ついつい手が伸びる美味しさです。
・メロンのリキュールがけ
メロンにリキュールをかけた、大人向けの一品です。ホワイトキュラソーをからめたら、メロンをよく冷やしておくのが美味しさの秘訣。メロンは丸くくり抜いて盛り付けると、さらにおしゃれ度がアップします。
・ミント風味のキウイ
甘酸っぱいキウイにミントリキュールをかけると、お口直しに最適です。ミントの清涼感のある香りがくせになります。キウイの緑とリキュールの青のコントラストもキレイで、目でも楽しめますよ。
・スイカのリキュール和え
スイカにリキュールをかけると、ワンランク上の美味しさにアレンジできますよ。スイカのあっさりした甘みにホワイトキュラソーの爽やかさが好相性。グレープフルーツやオレンジなど数種類の果物と組み合わせても良いですよ。
■【アイス】リキュールを使った人気レシピ5選・コーヒーリキュールがけアイス
バニラアイスにちょい足しするなら、コーヒーリキュールがイチオシです。コーヒーの香りと甘いアイスがぴったりで、食後のデザートにもリフレッシュにもおすすめ。コーヒーリキュールは、ウイスキーやブランデーなどをベースにしていたり、豆の種類や焙煎度合いが違ったりと種類が豊富。コーヒー好きの方はぜひこだわってみて。
・ライチ風味アイス
バニラアイスにライチリキュールを混ぜると、ひと味違うデザートに変身。バニラアイスは少しだけ溶けた状態でリキュールを混ぜるのがポイント。ムラなく全体にリキュールが行き渡りますよ。
・アイス・梨ソース
フレッシュな梨と梨リキュールで作ったソースを、バニラアイスにかけます。リキュールは香りが強いので、少量でも風味豊かに仕上がりますよ。トロリとなめらかな梨ソースとバニラアイスをひと口食べれば、贅沢気分になれること間違いなしです。
・紅茶アイス
紅茶リキュールは、原料となるお酒に紅茶葉を漬け込み、エキスを抽出させたもの。茶葉によって香りが異なるのが特徴です。紅茶の有名ブランドが作った紅茶リキュールもありますよ。こちらはバニラアイスに紅茶葉とリキュールを混ぜたデザート。ミルクと相性の良いアッサムをはじめ、いろいろな紅茶リキュールで味わってみてはいかがでしょうか。
・桜の和風アイス
桜餅のような香りが特徴の桜リキュールは、日本オリジナルのリキュールと言われています。桜あんや生クリームなどと混ぜてアイスにすると、春らしい一品になりますよ。桜リキュールの淡いピンク色もアイスに移って美しい。卒入学などのお祝いにも良いですね。
■【そのほかのスイーツ】リキュールを使った人気レシピ8選・杏仁フルーツポンチ
アーモンドに似た香りが特徴のリキュール「アマレット」を杏仁豆腐に、シロップにはライチリキュールを使った大人向けのフルーツポンチ。杏仁豆腐には練乳を加えるので、濃厚な甘みを楽しめますよ。
・桜ミルクプリン
桜リキュールには桜の葉や花が漬け込まれているので、フワッと広がる独特の香りを堪能できます。桜リキュールで風味づけしたこしあんの上にミルクプリン、一番上にはピンク色がかわいらしい桜ゼリーで3層に仕立てます。桜の花の塩漬けをトッピングして、見た目と味のアクセントにしましょう。
・ココナッツパイン大福
独特の風味が存分に味わえるココナッツリキュール。白こしあんに混ぜて白玉粉で作った生地で包むと、トロピカルなスイーツになります。ココナッツファインの食感が楽しく、いつもと違う大福を食べたい方におすすめです。
・ウーロンピーチゼリー
甘さ控えめのウーロン茶ゼリーに、ピーチリキュール入りのシロップをかけると甘い香りが広がり、お店顔負けの一品に。黄桃缶は薄くスライスすると、花のように並べやすいですよ。ゼリーから透けた黄桃が映えるよう、ガラスの器を使うのが◎。
・フランボワーズムース
フランボワーズリキュールは、甘酸っぱさが魅力でカクテルにも多く使われます。ラズベリーピュレとレモン汁をベースにした爽やかなムースに少量加えると、グンと大人っぽい味わいに。数滴でも十分風味がプラスされるので、ぜひ試してみてくださいね。
・イチゴのチーズケーキ
ベイクドチーズケーキにイチゴリキュールを加える華やかなスイーツです。ピューレが入ったイチゴリキュールを使えば、果肉感が楽しめますよ。ココアビスケットのほろ苦さとチーズのコク、イチゴの酸味を存分に味わいましょう。
・コーヒーリキュールスコーン
ナッツやチョコなどアレンジが多彩なスコーンにコーヒーリキュールを使う、ユニークなレシピです。粉に直接リキュールを入れると全体に混ざらないので、卵液にリキュールを合わせておくのがポイント。コーヒーとバターの香りが相まって、朝食にもスイーツにもおすすめです。
・大人のスイートポテト
潰した紫イモを漬け込んだリキュールは、鮮やかな紫色と風味が人気。スイートポテトに加えると、お酒のおともにもぴったりなスイーツになりますよ。さつまいもは紫イモでなくてもOK。紫イモパウダーとリキュールで色づけしましょう。リキュール自体の甘みは控えめなので、味見をしながら砂糖の量を加減してくださいね。
■いろんな風味のリキュールを楽しんで! リキュールと言っても、オレンジやココナッツ、ベリーなどさまざまな風味があります。また、商品によって甘さやアルコール度数が違うので好みのものを探してみてくださいね。カクテルにする定番の使い方はもちろん、アイスやフルーツにかけたり、ゼリーや焼菓子に使ったりできるので、ぜひご紹介したレシピを試してみてくださいね。
(ともみ)