急に寒くなる時期は風邪を引きやすかったり、体調不良になりがちです。気温の変化に体がついていけず、体の弱い部分から症状が出てしまいます。そんな時は、体に負担をかけないのが一番!ゆっくりゆったり休息し、消化の良い物を食べる事が大事ですが、なかなかそうもいきません。
特に一人暮らしだと、何を食べていいのかも迷ってしまうことも多いですよね。そこで今回は、風邪や体調不良の時に食べてはいけない「5つのダメダメフード」についてご紹介したいと思います。
■1. 冷たいもの風邪をひくと熱が出るので「水分補給」は大切ですが、熱を出すことで身体の免疫力がウイルスと戦っているので、余程の高熱でない限り、体を冷やさないほうがイイのです。また、内臓の働きが弱っているところに、冷たいものを入れると下痢をしやすくなります。
本当にしんどい時には白湯がオススメです。少し回復してきたら、リンゴジュース(すりおろし)が整腸作用がありオススメです。
■2.刺激のあるもの香辛料の刺激が強いものや熱いものは、喉を傷めますので注意しましょう。喉の粘膜に負担のないやわらかい食品をゆっくり食べて下さい。また、コーヒーや紅茶などの利尿作用が高いものは脱水症状を引き起こす起こすこともあるので控えましょう。
■3.脂っこいもの脂っこいものは、とても消化にパワーを使います。胃や腸も弱っているので、負担をかけないようにしてあげましょう。また、脂肪分の多い乳製品も腸によくないので控えましょう。
逆に梅干しには抗菌と整腸作用のあるクエン酸が含まれているので吐き気が治まる働きがあります。発汗、保温作用があり白血球の働きを高めるので、梅干しや大根おろし、生姜などをおかゆに入れたものがオススメです。
■4.甘いもの風邪をひくと発汗して、食欲がなくなります。しかし水分補給という観点からよく利用されがちなのがスポーツドリンクです。しかしスポーツドリンクは糖分等の濃度が高く、そのまま摂取すると胃で停滞する時間が長くなり、体内での水分補給が遅くなります。
中には吸収されやすい濃度に調整されたものもありますが、スポーツドリンクを飲む際は、水で薄めて飲みましょう。水分補給をする際は甘い飲み物より、白湯か番茶がオススメです。番茶には殺菌力のあるカテキンと、炎症を鎮めるタンニンが含まれているので、番茶を飲むことでうがいの効果もあります。
■5.アルコール風邪薬を飲む場合は、薬の効きが悪くなる場合があるので注意が必要です。ただ風邪の時の卵酒、甘酒はオススメです。特に甘酒にはビタミン・アミノ酸が多く含まれ、点滴と同じくらいの栄養が含まれています。甘酒の麹には整腸作用があり、おなかの調子を良くする働きもありす。
風邪を引いたら栄養のあるものを食べると良いといいますが、まずは内臓を休めることが大切です。自分の治癒力が働きやすい体内環境を作ることを意識してみて下さい。
(服部恵)