5月には真夏並みになるといわれる紫外線量。なのに、今の時期「UV効果のある下地を顔にサッと塗るだけ」という人も多いのでは? UV対策は顔だけではダメ。見落としがちな「うっかりポイント」に注意!
■日傘では防げない!? 首や顎の下紫外線は、空から降り注いでくるだけではありません。気をつけなければいけないのが地面からの反射。下から反射する紫外線は、帽子や日傘で防ぐことはできません。
特に、コンクリート舗装された道路や、白く塗装された場所は、反射率も高いため注意が必要です。
「普段日傘でカバーしているはずなのに日焼けしてしまった」という場合は、この反射が原因になっていることが多いのです。日傘や帽子を使用する場合も、日焼け止めを塗るのは忘れずに!
中でも注意したいのが首や顎の下。これらは、地面から反射する紫外線の影響をもっとも受けやすい場所です。顔はしっかり日焼け止めでケアしていても、顎の下がノーケアの人も多いのでは。
特に首は、体の中で年齢がもっともあわられやすい場所ともいわれています。紫外線は肌の老化させシワをつくる原因。首やデコルテ、顎の下も、忘れずにしっかりと日焼け止めを塗りましょう。
■靴の跡がクッキリ…足の甲気がついたら、足の甲にサンダルやパンプスの形に日焼け跡がクッキリ…。そんな経験をしたことがある人はいませんか?
足の甲は、体の中でも紫外線を浴びやすい場所です。なのに、顔や腕などに比べて見落とされがち。しかも、サンダルのストラップなどで日焼け止めが塗りにくく、こまめな塗り直しが難しい場所です。
露出した足の甲には、必ずボディ用の日焼け止めを忘れずに。クリームタイプや乳液タイプでは塗りにくい場合は、シートタイプがおすすめ。サッと塗りやすく、塗り直しも簡単です。
パンプスの場合はUVカット効果のあるストッキングを。シートタイプの日焼け止めを塗ってからUVカットストッキングをはき、その上からスプレータイプの日焼け止めでカバーすれば万全です。
■うっかり日焼けで唇がガサガサに顔への日焼け止めはバッチリでも、意外と忘れがちなのが唇。角層が薄く皮脂を分泌させる皮脂腺がないため、外からの刺激を受けやすい場所。紫外線ダメージを受けやすい、非常にデリケートな部分です。
唇の場合は、日焼けしても他の部分のように黒くなるわけではありません。でも、乾燥が進みガサガサになったり、なんとなく色がくすんでしまうことに。顔に日焼け止めを塗るときには、唇も忘れずに!
顔用の日焼け止めは唇には負担が大きいのでおすすめしません。UVカット効果のあるリップクリームを必ずメイク前に塗りましょう。飲食で落ちやすいので、こまめな塗り直しを心がけてくださいね。
紫外線ケアで見落としがちなポイントを今からしっかり対策! それでも「うっかり日焼け」をしてしまったら、まずは冷たいおしぼりなどで冷やして十分に保湿を。
きちんとケアして、日焼けをシミに変えないように気をつけましょう。
(加藤 朋実)