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シマエナガにマッスルギツネ…2019年にバズった”もふもふ”動物たちに反響続く

2019-12-30 09:30 eltha

 2019年も残すところあとわずか。今年もSNSでは、さまざまな投稿が反響を呼んでいた。中でも、可愛らしくてどこかちょっとお茶目な動物たちの写真や動画には、たくさんの人たちが心を掴まれていたようだ。そこで、2019年にSNSで話題になった、3種類の“可愛らしい動物”を紹介する。

北海道に生息する野鳥・シマエナガ(提供:やなぎさわごうさん)

北海道に生息する野鳥・シマエナガ(提供:やなぎさわごうさん)

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■瞳とくちばしが●と▲ 「雪の妖精」という呼び名にふさわしい見た目が魅力

「雪の妖精」の愛称で親しまれる野鳥・シマエナガ。北海道に生息し、フワフワで真っ白な羽毛に包まれた丸いフォルムに、つぶらな瞳をした見た目がとても愛らしい。フォロワー数10万人を超える人気Twitterアカウント「ぼく、シマエナガ。」を運営する写真家・やなぎさわごうさんは、シマエナガの魅力にはまった一人だ。

「シマエナガは北海道の全域に生息しています。山に行かないと見られない鳥ではなく、街路樹に群れていたりもして、札幌の大通公園でも目撃例があります。しかし、スズメや他のカラ類に比べると数が少なく、なおかつ群れで行動するため、そうそう簡単に遭遇できない。素早く動くので自分の技術では撮影がとても難しいところに惹かれます。もしシマエナガが枝に止まったままじっとしているような鳥だったら、いくら可愛くてもはまっていなかったと思います」

 正面から見ると真っ白で、瞳とくちばしが●と▲。「雪の妖精」という呼び名にふさわしい見た目をしている点に、特に魅力を強く感じるという。

「Twitterには自分がかわいいと思う写真をアップして、シマエナガの可愛さ1点のみを伝えるようにしています。シマエナガの写真を見て、無条件でかわいいと思い、癒されてもらえればと考えて運用しています」

 やなぎさわさんが撮影したシマエナガの写真がふんだんに使われているカレンダーのほか、クッションやポーチといった雑貨類から、”シマエナガシュガー”と呼ばれるお砂糖まで、シマエナガをモチーフにしたさまざまな商品に注目が集まった。

■母ギツネは命を削るように子ギツネへ愛情を注ぐ 「その空気感がとても魅力的」

 上腕二頭筋がムキムキに見えるキツネの写真がTwitterに投稿され、“マッスルギツネ”と呼ばれて話題を集めた。撮影をしたのは、キツネを専門に撮影する写真家のCONTAさんだ。写真はキツネ専門の動物園「宮城蔵王キツネ村」で撮影されたもの。雨をしのげる場所でキツネ同士が寄り添って丸くなっている様子が、ムキムキの上腕二頭筋に見えたのだという。Twitterで話題になり、イラストやフィギュアなどのコラージュ作品で盛り上がるまでに発展し、反響を集めた。

 元となる写真を撮影したCONTAさんは、キタキツネの魅力にとりつかれ、北海道への移住まで果たした。

「キツネに夢中になったきっかけは、親子ギツネ。アカギツネはいつもは単独行動をしているのに、子育てシーズンになると家族単位で生活をして子育てをする。その空気感がとても魅力的なんです。母ギツネは命を削るようにして子ギツネへと愛情を注ぎます。子のために自分のエサを極限まで削って憔悴しきってしまう母親もいるくらい。お父さんや、今シーズンで子を産まなかった近所のキツネたちも子育てに参加したりします」

 また、キツネ達の生活などをまとめた季刊誌兼写真集『キツネ界報』やTwitterで、CONTAさんは「野生動物にエサを与えないで」というメッセージを強く発信している。

「様々なトラブルの行きつく先は、野生動物の害獣認定と徹底的な駆除活動です。動物を悪者に仕立て上げるのは常に人間であり、また、手遅れになるまで見ぬふりを続けるのも人間です。幸いにもキツネに関してはまだ手遅れには至っていないので、今のうちに地道に啓蒙活動を続けていくことがとても大事。「野生動物にエサを与えないで」というスローガンは、誰もが簡単にできることでわかりやすい、いわばベースの施策。小さな意識でも広く浸透していき、誰もが知っている常識になれば、未来が変わると思って行動しています」

■両手両足できゅうりを抱え込むハムスター 「与える分量にはきをつけていきたい」

 両手両足できゅうりをがっつりとホールドをして、必死になって抱え込んで食べているハムスター・ダイフクくんの動画が反響を呼んだ。飼い主であるTMいちごくんさんによって投稿されたもので、「きゅうりの重みで転がっているの?」「めちゃくちゃにかわいい」「懐いてるからこそできる技…」とSNSで話題に。動画は562万再生を突破し、26万件のいいねを集めた。

「そもそもごはんやおやつを食べるときに、どんな食べ物でもなぜか両手で持ちながら座っているかのような体勢で食べることが多い子だったんです。だから、小さい手でも持ちやすいように、きゅうりをあえてちょっと大きめに切ってあげたところ、自然と足でもがっしりと掴むようになりました」

 ただ、ハムスターがきゅうりをたくさん食べることについては、コメント欄で指摘の声もあったという。

「一部分を切り取った動画では伝わりづらいのですが、きゅうりはたくさんは与えずに程々に食べたら取り上げるようにはしていました。でも、きゅうりを必要以上にあげてしまうのは、ハムスターの体にはあまり良くないということは知らなかったので、与える分量に関してはさらに慎重に考えるようにしようと感じました。家で飼っている動物たちとは少しでも長く一緒にいたいので、十分に気をつけていきたいです」



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