「“和菓子離れ”食い止められたら」イトーヨーカドー、スイーツブランドをリニューアル あんバターマニアとコラボも
2022-09-14 18:21 eltha
同ブランドは2020年8月に、パンケーキ風どらやきを中心としたスイーツブランドとしてスタート。有名メーカーの生地や餡などを食材に使用し、店舗で最終加工することで鮮度と味にこだわった商品をコンセプトとしてきた。味と鮮度を追求して当日製造、当日販売するのは負担を強いられる課題にもなっていたという。それを解決するため、今回は鮮度と味にこだわるコンセプトはそのままに、常温のどらやき、うさもぐ氏監修による冷凍のあんバターどらやきを制作した。
今回リニューアルラインアップは、常温で食べられる、パンケーキのようなふわふわの皮に北海道十勝産あずきを使用した粒あん(税込198円)と種子島産の熟成安納芋を使用した餡をはさんだ安納いもあん(税込228円)の2種を用意した「MIKE to DORA どらやき」。うさもぐ監修による「MIKE to DORA あんバターどら焼き」は、粒あん(税込248円)、安納いもあん(税込278円)のほかは、ピスタチオ、フランボワーズ、チョコ、ラムレーズン、キャラメルの5種のバタークリームどらやき(各税込298円)の全7種のバリエーション。ほか、あんバター粒あん(税込378円)、粒あん(税込348円)、粒あんいちご(税込398円)、粒あんシャインマスカット(税込498円)と4種を展開する「MIKE to DORA 生どらやき」は、ポップアップストア限定商品(店内仕上げ)となっている。
もともと、これまでのあんバタースイーツ商品について、「バターが“わき役”的存在になっている印象を感じていた」とうさもぐ氏。そのため今回は「自分の好み全開」でバターを贅沢に使用した。餡や皮の美味しさを消さないために、数種類の味のバターを試食。バターの引き立ち方のバランスを微調整し、試作を何度も重ね仕上げていったという。
「抹茶餡やさつまいも餡など、あんこの味が変わったものは色々見かけますが、バター自体に味がある“あんバター”はなかなか見ない。バター好きの私としては、“バターを味わう”というコンセプトで作らせていただきました」と話し、「若い人の和菓子離れを耳にしてきた一方で、バターアイスなどバター系スイーツをかなり見かけるようになった。『MIKE to DORA あんバターどら焼き』が和菓子離れを食い止める、和菓子に興味を持ってもらえるきっかけになってもらえたら」と意気込みを語った。
“映え”を意識したオムレツ型の見た目華やかなあんバターどら焼きを始め「MIKE to DORA」シリーズは、9月14日より発売。イトーヨーカドーアリオ北砂店(9月7日よりテスト販売中)、アリオ亀有店(9月14日〜25日)、アリオ葛西店(10月5日〜24日)、川崎港町店(※)と公式オンラインにて販売がスタートしている。
(※)生どら(店内加工)の販売はなし。
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