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小中学生のプログラミング教育、継続させる”仕掛け”とは?「一つひとつ”細かく考える”作業の基本になる」

2022-10-20 11:00 eltha

 総合教育サービス事業の株式会社やる気スイッチグループが人工知能(AI)技術の研究開発スタートアップの株式会社 Preferred Networks とともに「プログラミング教育 HALLO(R)」(以下、HALLO)を展開。プログラミングを学ぶことの楽しさを知ってもらうため、子どもたちの好きなものや身近なこととコラボした特別レッスン「HALLO 未来チャレンジ プロジェクト」シリーズを開催する。その第1弾として、19日にHikarieカンファレンス(東京・渋谷区)にて、子供たちがHALLOのプログラミング教材『Playgram(TM)』を使用して理想のマイホームを作るイベントが行われた。

プログラミング教材『Playgram(TM)』で理想のマイホームを作る子どもたち

プログラミング教材『Playgram(TM)』で理想のマイホームを作る子どもたち

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 開会に際して、株式会社YPスイッチ事業本部 直営運営部部長の山口憲継さんらが挨拶。続いて、子育て住空間コンサルタント・インテリアコーディネーターの今西千登瀬さんが講師を務め、「家づくりに必要なこと」「住みたい!をカタチに」などをテーマにした特別講義が実施された。今西さんは「お気に入りのアイテムを中心に」「大好きな色から」空間を作る考え方を示し、さらに『Playgram(TM)』のオブジェクトから好きなアイテムを選んで発想する方法など、いくつかのヒントを子どもたちに与えた。

「家」をテーマにして特別講義を行った、子育て住空間コンサルタント・インテリアコーディネーターの今西 千登瀬氏

「家」をテーマにして特別講義を行った、子育て住空間コンサルタント・インテリアコーディネーターの今西 千登瀬氏

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 その後、参加した小学生たちが自分のタブレットに向かい、プログラミングに取り掛かる。プログラミングに与えられた時間は約75分。子どもたちは山口さんらスタッフに積極的に質問し、順調に作業を進めていく。

「『これって、どうやって作るの?』『(家具を)こういう風に置きたいんだけど、教えて』など、主に操作面での質問が多く、『こういうふうにしたらどう?』とヒントを与えてあげていました。作りたい家のイメージは多分みんなの頭の中にあると思うので、我々はそれをサポートする感じですね」(山口さん)

プログラミング教材『Playgram(TM)』使用の様子

プログラミング教材『Playgram(TM)』使用の様子

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 『Playgram(TM)』はゲームをやるような感覚を意識して作られた教材で、「ここをクリアすると得点が出る」「経験値が溜まるとアイテムと交換できる」など子どもたちに継続して使ってもらうための”仕掛け”がたくさん用意されている。そのため、楽しみながら無理なくプログラミングを学べるようになっている。かなり長時間のイベントとなったが、みんな集中力が途切れることなく、黙々と作業を続けていた。

『Playgram(TM)』で作られた理想のマイホーム

『Playgram(TM)』で作られた理想のマイホーム

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 作業時間を終えて、2名の男子が自分の作品をスライドに映して発表。小学3年生のSくんは「超すごい家」と題し、ゲームなどに登場するお城のようなゴージャスな家を、また小学5年生のHくんはトロピカルなイメージのプールやホテルを見せてくれた。他の小学生が「文字はどうやって入れるんですか?」など積極的に質問し、Sくん、Hくんがテキパキと応える姿も印象的だった。

 すべてのプログラムを終え、今西さんは「今後もプログラミングを楽しんできわめて」とメッセージを伝えた。

「将来みんながお仕事をする時に『こういうことをやりたいけど、そのために何をすればいいのか?』と一つひとつ細かく考えていく場面があると思います。プログラミングの作業は、その基本になるんだと、今日みんながプログラミングしているのを見ながら思いました。今後もプログラミングを楽しんで極めていただけたらと思います」

 さらに山口さんは「子どもたちの発想に驚かされた」とイベントを振り返った。

「みんな本当に思い思いの作品を作ってくれて…子どもの想像力は素晴らしいと思いました。用意されたフィールドをどう使うかは各々の自由で、たとえばお城みたいなものを作ったり、女の子らしい可愛いお部屋を作ったりと、使い方はいろいろです。中には、家というより街みたいなものを作っている子もいて、すごい発想だな! と驚かされました。

 みんなすごく集中して取り組んで、良い作品を作ってくれました。今日のイベントは私たちの想像以上で、とても喜ばしいです。今後も『HALLO 未来チャレンジ プロジェクト』では、たとえば飲食関係など、子どもさんが興味を持ちやすいテーマを選んでやっていきたいと思います」

取材・文/水野幸則



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