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ハイボール市場、さらに拡大〜サントリーはロングセラーブランド「トリス」を投入

2010-07-21 06:00 eltha

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 サントリーは20日、1946年に誕生した低価格ウイスキー「トリス」を使った『トリスハイボール缶』を9月21日より全国で発売すると発表した。同社の『角瓶』に端を発したハイボール人気は他社にまで波及しており、キリンビールが発売している『世界のハイボール』シリーズは今月7日より新フレーバーを投入。また、アサヒビールの『ブラックニッカ クリアハイボール』は今月13日より販売チャンネルを拡大している。ロングセラーブランド「トリス」のハイボールが新たに加わることで、拡大するハイボール市場は味、ブランド、価格の面で一層競争が激しくなりそうだ。

 『トリスハイボール缶』はハイボールに合う味わいを研究して作られたウイスキー『トリス〈エクストラ〉』の缶入り商品。女性や若年層でも飲みやすいようレモン風味を利かせたほか、パッケージには昭和30年代に登場した同ブランドのキャラクター“アンクルトリス”を配して1950〜60年代の“トリハイ”ブームを知る世代にもアピール。手軽に楽しめるよう、価格も人気商品『角ハイボール缶』より約30円安い160円(税別)とした。

 同社は2008年から「ハイボール」の拡大に力を入れており、『角瓶』を使った「角ハイボール」は大ヒットに。2009年11月には缶入り商品『角ハイボール 350ml缶』の年間販売計画を当初の約1.8倍にあたる25万ケースに上方修正した。また、今年1〜6月のウイスキー販売数量も対前年比126%と大きく伸長しており、同社は「今後も『トリス』や「角瓶』を中心に、様々な個性をもったウイスキーのハイボールを提案し、ウイスキー市場のさらなる拡大を目指す」としている。

 また、今年2月から発売されているキリンビールの『世界のハイボール』も発売から約5ヶ月で累計販売数量が年間目標の9割を突破。当初目標の110万ケースから208万ケースに大幅上方修正するなど好調な売れ行きを見せており、アップルブランデー“カルヴァドス”を使用した新商品『キリン 世界のハイボール 樽熟カルヴァドスソーダ』でサントリーを追撃。また、今年5月に発売され、これまではコンビニエンスストアのみの販売だったアサヒビール『ブラックニッカ クリアハイボール』も販路を拡大し、ハイボールファンに訴求している。

サントリーが9月21日から発売する『トリスハイボール缶』 

サントリーが9月21日から発売する『トリスハイボール缶』 

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