ホーム 旅行&おでかけ > 国宝・本堂の堂内拝観も可能!正月は奈良市の長弓寺へ初詣

国宝・本堂の堂内拝観も可能!正月は奈良市の長弓寺へ初詣

2021.12.14

たくさんの社寺がひしめく奈良は、新年を迎えるとたくさんの初詣客で賑わいます。奈良市の西部地区にある長弓寺にも県外からたくさんの参拝者が訪れ、お正月ならではの賑わいを見せます。しかも、正月三が日は、普段、閉じられている国宝・本堂の内部拝観も可能で、正月ならではの役得もあります。今回は奈良市の古刹・長弓寺の正月風景をご紹介しましょう。

奈良時代の創建と伝わる奈良市の長弓寺

写真:乾口 達司

「長弓寺(ちょうきゅうじ)」は奈良市の西部に位置する寺院。寺伝によると、奈良時代、このあたりをおさめていた「小野真弓長弓(おののまゆみたけゆみ)」の不慮の死を悼んだ聖武天皇が僧・行基に命じて仏堂を建立させたことにはじまります。以後、荒廃と復興とを繰り返し、現在は薬師院をはじめ四つの塔頭に守られながら、新興住宅地のなかにひっそり佇んでいます。
そんな長弓寺がもっとも賑わうのが、正月三が日。三が日は正月用の祈祷もおこなわれるため、大晦日の夜からたくさんの参拝者で賑わいます。参道にもご覧のような立て看板が出るほどです。

正月三が日は堂内の拝観も可能!国宝の本堂

写真:乾口 達司

長弓寺に参拝したら、まずは本尊・十一面観音菩薩立像(国の重要文化財)の安置された本堂にお参りしましょう。
本堂は鎌倉時代中期に当たる1279年(弘安2)に再建されたもの。向拝のついた入母屋造・檜皮葺の仏堂で、現在は国宝となっています。新興住宅地のなかにひっそり佇むお寺の本堂が鎌倉時代に建立された国宝の建造物とは、さすが文化財の宝庫・奈良だと思いませんか?
普段、本堂の扉は閉じられ、事前に予約していないと、堂内を拝観することはできません。しかし、正月三が日だけは扉が開かれ、参拝者の誰でも自由に堂内に立ち入り、本尊・十一面観音菩薩立像にお参りすることができます。拝観料も不要。せっかくの機会なので、ぜひ入堂させていただきましょう。

写真:乾口 達司

写真にあるように、堂内は礼拝用の外陣と本尊・十一面観音菩薩立像が安置された内陣とに分けられています。双方を区画するのに格子戸と菱欄間が設けられているのは、密教系の本堂の特徴です。

写真:乾口 達司

格子戸や菱欄間のほか、天井にわたされた建築部材の「虹梁(こうりょう)」にも目を向けましょう。長大な虹梁は長弓寺本堂の特徴の一つとなっています。

御神酒もいただける!塔頭の様子

写真:乾口 達司

本堂にお参りした後は境内に点在する塔頭もめぐりましょう。こちらでも普段は拝観できない仏像などを拝観させていただけます。
写真は地蔵堂の様子。堂内には、奈良県指定文化財となっている逆修延命地蔵尊立像などがまつられています。

写真:乾口 達司

それぞれの塔頭の軒先には、樽に入った御神酒も置かれており、自由にいただくことができます。もちろん、お車を運転される方の飲酒は厳禁ですよ。

写真:乾口 達司

塔頭ごとに破魔矢やお守りなどの授与品もいただけます。

境内にある伊弉諾神社の様子

写真:乾口 達司

長弓寺の境内には「伊弉諾神社(いざなぎじんじゃ)」と呼ばれる神社も鎮座しており、やはり参拝者で賑わっています。あわせてお参りしましょう。

写真:乾口 達司

こちらでは、地元の有志がお餅を焼いて、参拝者に振る舞ってくださいます。

賑わいを見せる境内

写真:乾口 達司

境内はそれほど広くありませんが、それでも地元の方たちがパチンコ台(ゴム銃)を設置したりして、参拝者を楽しませてくれます。特にお子さんたちには大人気です。

写真:乾口 達司

小腹がすいても大丈夫。屋台も幾つか出店していますので、おやつ代わりに利用しましょう。

初詣で長弓寺へ

いかがでしたか?長弓寺の正月三が日がいかに貴重な機会か、おわかりいただけたでしょうか。とりわけ、本堂内の拝観はこの三が日に限られるため、仏像や古建築に関心を持つ方は必見!長弓寺の正月三が日をぜひご満喫ください。
2021年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

【トラベルjp・ナビゲーター】
乾口 達司

関連記事

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

シェア

あなたにおすすめの記事

P R

eltha(エルザ by オリコンニュース)

ページトップへ