2024-06-26
初めての飛行機、搭乗手続きや出国までの流れが分からないと不安ですよね。国際線は2時間前に空港に到着しないといけない、乗る前に荷物の検査がある、出国審査って何をするんだろう……、気になることばかりですが、手順を理解すれば心配無用です!
飛行機に乗るまでの手順を、国際線を例にして詳しくご紹介します。搭乗前にしっかり予習して、当日はスマートに“機上の人”となりましょう。
記事冒頭で、国際線は空港に2時間前までに到着する必要がある、とご紹介しましたが、格安航空会社(LCC)だと3時間前を推奨していることも。eチケットの控えや旅程表に記載されているので、確認しておきましょう。
成田空港や羽田、関西空港など大きな空港はターミナルが複数あります。ご自身の搭乗する飛行機の出発ターミナルも、eチケットの控えなどに記載されています。当日急にターミナルが変更されることもあるため、航空会社や出発空港のHPもあわせて確認するとさらに安心です。
空港に着いたらまずはチェックインをするため、利用する航空会社のカウンターへ向かいます。同じ会社のカウンターが並んでいますが、搭乗便や搭乗クラスによって受付が分かれています。カウンター上部のモニターに表示されている便名、行き先などを確認しましょう。
チェックインで必要なのは、eチケットの控えとパスポート、お持ちの方はマイレージカードも提示します。チェックイン時に座席が確定するので、座席指定をしていない、または指定した座席を変更したい方は申し出ましょう。航空券をクレジットカード決済で購入した場合は、利用したカードの提示が必要な場合があります。航空会社HPなどで確認を。
家族旅行であればチェックインは一緒に行いましょう。カウンターに設置された台に預け荷物を載せると、重量チェック後にタグがつけられ、機内に運ばれていきます。
チェックインが終わるとパスポートとeチケットの控え、搭乗券とクレームタグ(荷物引換証)が渡されます。搭乗券には搭乗口の番号や搭乗開始時間、座席番号などが書かれています。クレームタグも到着まで失くさないようにして下さいね!
最近は自分でチェックイン手続きを行える自動チェックイン機、事前にアプリやインターネット上でチェックインを済ませるWebチェックインなどがあります。手続きの詳細は、各航空会社のHPをご確認ください。
※写真はWebチェックイン時にダウンロードする搭乗券のイメージです。
保安検査とは手荷物検査のことで、機内への持ち込みが制限されているものが荷物に含まれていないかチェックされます。保安検査前にパスポートや搭乗券のチェックがあるので、すぐ出せるようにしておきましょう。
保安検査場に用意されているカゴに手荷物を入れると、X線検査の機械を通されます。パソコンやスマートフォンなどの電子機器、鍵などの金属類、液体類はカバンから出し、確認しやすいよう別のカゴへ。また国際線には飲み物が持ち込めないので、捨てるかその場で飲み切ってしまいます。
金属探知機のゲートをくぐり、問題なければ手荷物を受け取って出国審査へ。金属の反応が見られた場合はボディチェックがありますので、係員の指示に従いましょう。ベルトや腕時計の外し忘れで引っかかるケースが多いので、身につけている方はご注意を!
ナイフやハサミなどの刃物類、スプレー缶など機内に持ち込みできないものは、国土交通省や各航空会社などのHPであらかじめ確認しておきましょう。液体については国際線、国内線で規定が異なります。国際線の方が規定が厳しく、液体物は100ml(g)以下の容器に入れ、さらに容器を容量1リットル以下のジッパー付きプラスチック袋に収納する必要があります。歯磨き粉、ハンドクリーム、水のりなど、意外なものが液体扱いとなるため要注意。
保安検査で機内に持ち込めないものが見つかった場合は、基本的にはその場で廃棄します。時間に余裕があり、航空会社のスタッフの許可が出れば預け荷物に入れ直せる場合もありますが、状況によって対応は異なるため係員にご相談ください。
出国審査では、審査官によるチェックが行われます。列に並び、順番が来たらパスポートと搭乗券を提示しましょう。本人確認があるため、顔が見えるようにマスクやサングラスは外します。問題なければパスポートにスタンプが押され、出国です。
一部の空港では顔認証ゲートが導入されています。このゲートは顔写真を撮影し、機械に読み取らせたパスポートのICチップ内にある顔画像データと照合して本人確認をするもの。ただし小さいお子さんがいる場合は、親御さんと有人審査を受ける必要があります。
また、指紋で認証する自動化ゲートも一部空港に設置されていますが、こちらは事前登録が必要です。
どちらのゲートもパスポートに出国スタンプが押されないので、必要であれば審査通過後に係員に申し出ましょう。万が一海外旅行保険の請求をする場合に、出国の証明としてスタンプが必要な場合があります。
搭乗する際に必要なのは搭乗券とパスポート。係員が確認し、搭乗券を機械に読み込ませます。乗降口で出迎えてくれる客室乗務員は搭乗券をチェックし、座席位置の大体の方向を教えてくれます。シート上部に座席番号が書かれているので、確認しながら通路を進みましょう。
航空機が沖止めの場合は、搭乗手続きをしたらバスに乗車します。バスから降りたらタラップを使って乗り込みますが、物珍しいからと滑走路をウロウロしないように!
乗客全員が乗り込むまでには時間がかかるので、離陸前に荷物の整理を。小さなポーチやバッグを用意しておいて、貴重品やスマホ、ウェットティッシュやリップクリームなど使うものだけ小分けにし、他のものはシート上部の荷物棚へ。重いものを載せるときは無理をせず、客室乗務員に声をかけて手伝ってもらいましょう。
乗客が揃ったらドアが閉められ、離陸準備に入ります。座席上部のサインが点灯したら、シートベルトを着用しましょう。機内安全ビデオの上映、または客室乗務員による安全の説明が始まります。スマートフォンを機内モードにするのも忘れずに。
国内線の搭乗手続きも、国際線とほぼ同じです。ただし出国審査と税関申告がないため、空港到着は60分前まででOKとされています。搭乗口へは10分前までに着くように向かいましょう。
カウンターでのチェックイン締め切り時間は当日の状況、航空会社によって異なります。例えばJALとANAの国際線の手続きは、出発時刻の1時間前が締め切り。なお、LCC各社は共通して締め切り時間に厳しいと言われています。国内線は、保安検査場を出発時刻の20分前(乗継便や繁忙期は30分前)までに通過、とされていることが多いです。各航空会社で規定に若干の違いがあるため、HP等を必ず確認してください。
搭乗手続き自体は難しくはありませんが、広い空港ではカウンターや搭乗口の場所が見つかりづらいもの。空港マップは現地で入手できるほか、各空港のHPにも掲載されているので、慣れない方は事前にチェックしておくことをおすすめします。
2024年6月現在の情報です。本記事は搭乗手続きの概要を説明したものです。手続き方法の詳細は、各航空会社、空港HPをご確認ください。
【トラベルjp・ナビゲーター】
トラベルjp 編集部
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