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ユースホステルとは?年齢制限はあるの?予約方法など徹底解説

2024-02-22

安く泊まれるバックパッカー御用達の宿泊施設と言えば、ユースホステル(YH)。ヨーロッパや北米、アジアなど世界各地にあるものの、どんな施設なのか知らない、という方も多いのではないでしょうか。客室の雰囲気や設備、予約方法、子連れで泊まっても良いのかなど、気になることはたくさん!
本記事では日本国内のユースホステルについて、初心者の方に向けて詳しくご説明します。

ユースホステルはどんな宿泊施設?年齢制限はある?

ユースホステルは100年以上前にドイツで誕生した、世界最大の宿泊ネットワークです。2024年2月現在、世界にはおよそ3,000、日本国内にも約140のユースホステルがあり、国際ユースホステル連盟に加盟する各国の協会によって統括されています。
名称に「ユース」とついているのは、元々は青少年が安全に宿泊できる施設を格安で提供していたため。現在は年齢制限なく幅広い年代の方が宿泊することができ、もちろんファミリーでの利用も可能です。未成年者の宿泊については、保護者同伴、または保護者の同意書が必要であるなど、施設によって対応が異なります。

ただ泊まるだけでなく、宿泊者同士の出会いや交流を楽しめるのがユースホステルの良いところ。ユースホステルを管理しているマネージャーは「ペアレント」と呼ばれ、家族のように優しく迎えてくれます。
ユースホステルも多様化しており、個室に素泊まりして誰とも交流しない滞在スタイルも可能ですが、せっかくユースホステルに泊まるなら滞在そのものを楽しみたいですね。

ユースホステルは自然豊かな場所や観光名所の近くにあるイメージですが、実は都心部にもあるんですよ!繁華街や駅近などの便利な場所でお得に泊まれるので、学生旅行や一人旅、イベント参加などにもおすすめ。
また、お値打ちなのにオシャレなユースホステルも増えているので、女子旅にもピッタリです。

お得に泊まるならユースホステル会員証をゲット

ユースホステルの宿泊費は格安ですが、ユースホステル会員になるとさらにお値打ちな“会員価格”で宿泊できます。会員証は年齢によって少年パス、青年パスなどと区分され、新規登録会費は1,500円〜。カードタイプの会員証と、スマホで登録するデジタル会員証(デジタルメンバーシップ)があります。
入会は各ユースホステルや入会案内所などで行えますが、スマホが会員証代わりになるデジタルメンバーシップだとネットで簡単に登録ができるので便利です。

ユースホステルはドミトリーが基本

ユースホステルはドミトリーと呼ばれる4〜8人ほどの相部屋が基本です。写真のように一室に数台の二段ベッドが置かれ、一段を自分用のスペースとして使用します。施設により男女混合、女性専用と部屋が分かれているところも。
安全上の理由から、基本的に未就学児のドミトリー利用はできません。詳しくは各ユースホステルにお尋ねください。
セキュリティロッカーがない施設もあるので、荷物や貴重品は各自で気を付けて管理しましょう。

ドミトリーに抵抗感がある方も大丈夫!少々割高にはなりますが、個室のあるユースホステルもありますよ。洋室だけでなく和室が選べる施設もあるので、年配の方やファミリーでも安心して宿泊できます。客室タイプは各ユースホステルの公式サイト等をチェックしてくださいね。

ユースホステルの食事、アメニティは?

ユースホステルでも1泊2食付き、朝食付き、素泊まりなど宿泊プランが選べます。夕食は素朴な家庭料理が並ぶ、日替わり定食が一般的。施設によってはその土地の郷土料理や特産品、旬のものが用意されることもあります。
部屋食ではなく食堂で提供される施設がほとんどで、自分でご飯をよそう、食器を上げ下げするなどのセルフサービススタイルが基本です。

歯ブラシやタオルなど、基本的なアメニティは用意されていないか、有料の施設がほとんど。共用シャワールームやお風呂にシャンプー・リンスなどが備え付けられていることもありますが、使い慣れたものを持参したほうがいいでしょう。
海外の一部ユースホステルではシーツが有料、シーツを持参すると割引が受けられる、という施設もありますが、国内では宿泊料金に含まれるので持参する必要はありません。

ユースホステルにはどんな設備がある?

ユースホステルはフロントがあり、ペアレントやスタッフが常駐しています。チェックイン、チェックアウトの手続きだけでなく、各種アクティビティの申し込みをしたり観光情報を訪ねたり、滞在中の頼れる存在です。

キッチンや食堂、バストイレ、洗面所などは基本的に共用です。長旅をしているバックパッカーが多く宿泊しているため、洗濯機完備の施設が多いのも特徴。
自炊設備のあるユースホステルもあるので、節約旅行をするなら素泊まりにして自炊してもいいでしょう。

ユースホステルは合宿で使われることも多いので、会議室やテニスコート、卓球場などがある施設も多く見られます。無料Wi-Fiや共用のPCを設置している施設もあり、旅行中の情報収集はバッチリ。
ユースホステルの醍醐味と言えば、宿泊者同士で交流を深められるラウンジ(談話室)。ユースホステルは海外からの旅行者の利用も多いので、せっかくなら立ち寄って、世界各国の旅人との出会いを楽しみましょう。

旅の満足度がさらにアップ!ユースホステルの楽しみ方

せっかくユースホステルに泊まるなら、滞在時間をめいっぱい楽しみたいもの。自然の中で楽しめるアクティビティを用意しているユースホステルも多いので、積極的に参加しましょう。

郊外のユースホステルでは、バーベキュープランが用意されていることも!調理器具の貸し出しから食材までセットになっていれば、手軽に楽しむことができますね。

意外と知られていないのが、温泉地のユースホステル。自家源泉を持っている施設もあるんですよ!温泉旅館やホテルに泊まるよりお値打ちに湯浴みが楽しめるのでおすすめです。
他にも宿坊や漁師宿など、ユニークな体験ができるユースホステルがたくさんあるので、ぜひ探してみてくださいね。

ユースホステルの予約方法は?

ユースホステルは公式サイトや旅行予約サイトからWeb予約、もしくは電話やFAXからでもOK。食事の有無、ドミトリーや個室などお部屋タイプも予約時に選びましょう。
予約なしでも空きがあれば当日に宿泊することも可能ですが、GWやグリーンシーズンなど繁忙期は満室の可能性が高くなります。また、食事の準備が間に合わず素泊まりしか受け付けてもらえないこともあるので、予定を決めたら早めに予約しましょう。
※2024年2月現在の情報です。各施設によって客室や設備、宿泊プランなどは異なります。

【トラベルjp・ナビゲーター】
トラベルjp 編集部

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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