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新幹線の運賃・料金が知りたい!指定席と自由席の差額は?

2024-02-27

新幹線に乗車するときには、「運賃」のほかに「料金」がかかること、またその違いを知らない、という方は意外と多いのでは?
そして指定席と自由席でも料金は異なり、グリーン車に乗車する場合も差額が必要です。さらに料金には繁忙期・閑散期で金額に違いも……。
乗り慣れていないとちょっと複雑な新幹線の運賃・料金。今回は東海道新幹線を中心に、元駅係員であるスタッフが初心者の方に向けて詳しくご説明します!

まずは「運賃・料金」の違い、新幹線に必要なきっぷを知ろう

まず最初に、きっぷの基本となる「運賃」と「料金」の違いを押さえておきましょう。
■運賃
列車に乗車するときに移動の対価として必ず支払うもの。運賃を支払うと乗車券として発券。
■料金
新幹線や特急、寝台列車など移動の速さや設備の快適性に対して支払うもの。料金を支払うと指定席特急券、自由席特急券などとして発券。
特急券や指定席券の違いなど、詳しくはリンク先の記事をご一読くださいね。

新幹線特急券の料金はどう違う?

新幹線の指定席は自由席の料金より530円高いのが基本。ただし東海道新幹線の場合は、のぞみ利用時に区間ごとで割増料金があるため、差額が異なります。以下の条件で比べてみましょう。
■東京〜新大阪・のぞみ普通指定席利用
(乗車券も同区間・通常期)
<共通>
運賃:8,910円
<指定席>
特急料金:5,810円
合計:14,720円
<自由席>
特急料金:4,960円
合計:13,870円
上記の区間の場合、指定席と自由席で850円の違いがあります。

一度は乗ってみたいグリーン車。普通指定席とどれくらい金額が違うのでしょうか。引き続き同じ条件で比べてみましょう。
<グリーン車利用>
特急・グリーン料金:10,680円
合計:19,590円
普通指定席と比べると、4,870円高くなります。
グリーン料金の計算方法は、通常期の指定席特急券の料金から530円を引いて、グリーン料金を足します。なお、グリーン料金は、乗車する営業キロが100キロまでは1,300円、200キロまでは2,800円……というように、距離によって決められています。
今回の条件の場合は、
5,810円(通常期の指定料金)-530円+5,400円(グリーン料金)=10,680円
※東京から新大阪の営業キロは552.6キロ、グリーン料金は600キロまで5,400円
……という計算になります。
詳しくはJR各社の公式サイトをご確認ください。

こども料金はどうなる?

こどもは乗車券、特急券ともにおとなの半額で、5円の端数は切り捨てになります(金額によっては半額にならない場合あり)。ただしグリーン・グランクラスはおとなと同額。
幼児・乳児で座席を利用しない場合は無料になりますが、利用するとこどもと同じくおとなの半額が必要になります。また、おとな1人で3人以上の幼児・乳児を同伴する場合は、3人目からこどもの運賃、料金が必要となります。

料金は最繫忙期・繁忙期・閑散期で変わる

運賃は一年を通していつでも同額ですが、普通車の指定席特急料金には最繁忙期・繁忙期・閑散期があります。例えば2024年度の、JR東海内・JR西日本内・JR四国内・JR九州内・JR各社間を利用の場合は以下の通り(北陸新幹線・しらさぎ・サンダーバードは除きます)。
■最繁忙期
4月26日〜5月6日、8月9日〜8月11日、8月18日、12月28日、12月29日、1月4日、1月5日
■繁忙期
7月〜11月の週末の一部、3月下旬など
■閑散期
11月と3月を除く月の平日の一部
通常期の料金と比較して、最繁忙期は400円増し、繁忙期は200円増し、閑散期は200円引きに設定されています。
利用するJR各社によって異なるので、詳細は公式サイトをご確認ください。

お得に新幹線を利用するには?

もし新幹線の往復きっぷにプラスして現地での宿泊手配も必要なら、旅行会社が販売するパッケージツアーを利用するのがおすすめ。利用できる列車や乗車変更の決まり等に制限がありますが、プランによってはかなり格安に!往復新幹線を利用した日帰りツアーもありますよ。
東海道新幹線に限ったお得情報として、ジェイアール東海ツアーズが発売している「ぷらっとこだま」がお値打ちです。商品名の通りこだま限定ですが、東京から新大阪まで大人片道11,100円(通常期)と、普通にきっぷを買うより3,000円以上安くなります。ただし使用についての条件や、購入場所が限られているなど注意点がありますので、詳しくはジェイアール東海ツアーズの公式サイトをご確認ください。

特大荷物の持ち込みにもお金がかかる?

2020年5月20日から、東海道・山陽・九州新幹線の一部の車両に「特大荷物スペース付き座席」が導入されました。「特大荷物スペースつき座席」として設定された指定席車両最後部座席の指定席券を事前に予約・購入した人だけが、最後部座席背後のスペースに荷物を置くことができる制度です。
「特大荷物スペースつき座席」は通常の指定席と料金は変わりませんが、予約なしで大型荷物を持ち込んでしまうと1,000円(税込)の手数料を支払い、乗務員が指定するスペースに荷物を収納する必要があります。詳しくは公式サイトをご確認ください。
2024年2月現在の情報です。本記事は新幹線の料金について、概要を説明したものです。運賃・料金はJR各社公式サイトから検索、または駅窓口、問い合わせセンター、JR案内所等で確認することができます。また、最新情報や規則の詳細等もJR各社の公式サイトをご覧ください。

【トラベルjp・ナビゲーター】
トラベルjp 編集部

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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