ホーム 旅行&おでかけ > 由布院温泉に行くなら何泊必要?おすすめ日数・過ごし方を紹介

由布院温泉に行くなら何泊必要?おすすめ日数・過ごし方を紹介

2023-04-03

豊後富士と呼ばれる由布岳の麓に位置する大分県の由布院(湯布院)温泉は、別府温泉や黒川温泉と並ぶ、九州を代表する温泉地。全国有数の温泉湧出量、源泉数を誇り、一年を通して多くの観光客が訪れています。
さて由布院温泉を訪れるなら何日間あればよいのでしょうか。温泉までのアクセスは?見どころはどこ?由布院温泉旅行でおすすめの宿泊数と過ごし方をご紹介します。

由布院温泉へのアクセス、現地での交通手段は?

由布院温泉へは別府方面、または福岡方面からのアクセスが便利です。
<JR別府駅からのアクセス>
別府駅西口から亀の井バスの別府湯布院線が運行。別府駅から由布院駅前までの所要時間は約1時間です。運行本数は平日は1日1便、土日祝日は1日6便と非常に少ないので、事前に時刻表をチェックしておくと効率よく行動できますよ。路線バスなので別府ロープウェイ(一部の便をのぞく)や城島高原パークなど周辺観光スポットにも停車します。
なお福岡(西鉄天神高速バスターミナルほか)〜由布院(由布院駅前バスセンターほか)間、大分空港〜由布院駅間も高速バスが運行しています。

<JR博多駅からのアクセス>
博多駅から由布院まではJR特急「ゆふ」を利用。約2時間20分でJR由布院駅に到着します。
またこの区間でぜひ乗りたいのがJR特急「ゆふいんの森」。眺望抜群のサロンスペースや落ち着いた雰囲気の客席など、移動時間も楽しく過ごせる人気の観光リゾート列車です。1日に3便と運行本数が少ないため、必ず乗りたい方は発売日に予約・手配しましょう。

由布院温泉滞在メインなら1泊2日

さて由布院温泉を楽しむには何日間あればよいでしょうか。由布院は見どころがコンパクトにまとまっているため、2日間あれば主要スポットを見て回ることができます。1泊2日で由布院温泉を訪れる場合の、おすすめの過ごし方をご紹介します。
<1日目>
午前11時前後にJR由布院駅に到着。まずは飲食店やお土産店が軒を連ねるメインストリート、湯の坪街道を通って由布院のシンボルと呼ばれる金鱗湖へ向かいます。湖周辺を散策したら湯の坪街道に戻り、ランチと温泉街の散策タイム。食べ歩きグルメも充実していますよ。チェックイン時間に合わせてこの日に宿泊する旅館へ。

<2日目>
翌日も引き続き由布院温泉を散策します。ぐるっと由布院を周遊するなら観光辻馬車がおすすめ。由布院駅から出発し、佛山寺と宇奈岐日女神社を経由して由布院駅に戻ってくるルートで、道中では由布院の美しい田園風景を眺めることができます。由布院ステンドグラス美術館やアルテジオなど美術館巡りもおすすめ。観光のあとは列車やバスの時間に合わせて由布院駅へ向かいましょう。
※観光辻馬車は3月2日〜12月までの運行です

由布院温泉&別の都市を観光するなら何泊?

せっかく九州を訪れたなら、さらに1泊追加して近隣の温泉地や都市へ足を延ばしてみたいもの。由布院温泉を基準に2泊3日で行けるスポットをご紹介します。
<由布院&別府で温泉ざんまい>
JR別府駅経由で由布院温泉を訪れるなら、別府温泉にも1泊して3日間かけて九州の人気温泉を満喫しましょう。別府温泉には有名な別府八湯の湯めぐりの他に、沸き立つ温泉が吹き出る地獄めぐりや、大パノラマが広がる別府ロープウェイなどさまざまな見どころがあります。

<由布院&福岡で九州グルメを楽しもう>
JR博多駅から由布院を訪れるなら、福岡にも1泊滞在するのがおすすめです。福岡はとんこつラーメンやもつ鍋、水炊きなどおいしいグルメの宝庫。時間に余裕があれば学問の神様、菅原道真公を祀る太宰府天満宮へ足を延ばすのも◎。
なお、レンタカー利用すればやまなみハイウェイを通って秘湯・黒川温泉を訪れることもできます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

スタッフおすすめ!由布院温泉で泊まりたい旅館

個性豊かなお宿が集まる由布院温泉。ここではスタッフおすすめの宿泊施設をご紹介します。
<朝霧のみえる宿 ゆふいん花由>
由布院のシンボル、由布岳を一望できる絶景自慢のお宿。ロビー奥にあるウッドデッキからは由布岳、そして由布院の街並みが広がります。9月から12月にかけての早朝は朝霧が発生し、幻想的な光景になることも。客室はスタンダードな和室から露天風呂付きの離れまでバラエティ豊か。地元食材にこだわったお料理も人気です。

<旅亭 田乃倉>
こぢんまりとした純和風旅館。全11室ある客室にはいずれも温泉が引かれています。敷地内から源泉が湧き出ており、大浴場、露天風呂はかけ流し。隣接する姉妹館「山灯館」の大浴場を利用することもできます。夕食は大分特産の豊後牛をメインにした会席料理。徒歩すぐの距離に金鱗湖があり、朝霧の発生する日には幻想的な光景が広がります。

<山のホテル夢想園>
由布院盆地の高台に位置し、150畳の広さを誇る大きな露天風呂から眺める絶景が自慢のお宿。由布岳が赤く色づく夕暮れや、朝霧が立ち込める早朝など、時間帯によってさまざまな景色に出会えます。日帰り入浴プランもあるので、宿泊しなくても気軽に立ち寄り湯を体験することができますよ。夕食は地元食材を使った旬の会席料理です。

一度は泊まってみたい!由布院御三家

由布院温泉にはガイドブックなどで「由布院御三家」と呼ばれる3つの高級旅館があります。いずれも一度は泊まってみたい憧れのお宿として大人気。それぞれ特徴をご紹介します。
<亀の井別荘>
大正10年に亀の井バスの創始者、油屋熊八が要人をもてなすために建てた別荘が「亀の井別荘」。豊かな自然林が広がる約10,000坪の敷地内には14の離れと6つの洋室があり、どの客室にも源泉かけ流しの温泉を引いています。地元の旬の食材を使ったお料理は絶品。クラシカルな雰囲気が漂う談話室やカフェ&バーもあり、ゆったりとした上質な時間を過ごせます。

<由布院玉の湯>
自然豊かな約3,000坪の敷地内に14棟の離れが点在する老舗旅館。すべてのお部屋に温泉を引いた内風呂があり、のんびりとしたおこもりステイを楽しめます。広々とした敷地内には、日帰りでも利用できる食事処、雑木林に囲まれたティールーム&バーなどがあり、自家製品や九州の特産品を販売している売店はお土産を買うのにぴったりです。

<山荘無量塔(むらた)>
「リ・クリエイト」をコンセプトに、全国から古民家を移築してモダンに再生させた温泉宿。客室はすべて離れとなっており、周りを気にせず寛ぐことができます。敷地内にはレストランや、セレクトショップやギャラリーなど、滞在が楽しくなるさまざまな施設があります。なお由布院の温泉街で人気のロールケーキ専門店「B-speak」は、山荘無量塔が運営しています。

由布院温泉ステイは1泊以上がおすすめ!

由布院温泉に行くなら1泊以上滞在するのがおすすめ。旅行のスケジュールや同行者の年齢、どんな過ごし方をしたいかにあわせて、自分好みの旅行日数にアレンジしてくださいね。
なお「由布院温泉」が正式名称ですが、ガイドブックなどでは「湯布院」と書かれることもあります。これは度重なる市町村合併によるもの。もともとは「由布院町」でしたが、昭和の大合併で湯平村と合併して「湯布院町」となった時、旧由布院町に属するエリアは「由布院」、旧湯平村に属するエリアは「湯布院」と使い分けられるようになりました。
その後平成の大合併で周辺の2都市と合併した湯布院町は「由布市湯布院町」となり、これまで以上に「由布院」「湯布院」が混在することとなりました。このため現在では「ゆふいん」とひらがなで表記されるケースも増えています。
2024年2月の情報となります。各観光スポットの営業時間や展示内容については変更となる場合もあります。旅行前に必ず最新の情報をご確認ください。

【トラベルjp・ナビゲーター】
トラベルjp 編集部

関連記事

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

Facebook

あなたにおすすめの記事

P R

eltha(エルザ by オリコンニュース)

ページトップへ