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天空の茶園に茶の間が!静岡「豊好園」完全予約制の絶景ティータイム

2021.04.23

静岡県のほぼ中央に位置し、平成の大合併で吸収合併され、幻となった旧清水市の両河内(りょうごうち)。その名前は消えたものの、山あいの山間部では、今もなお最高級茶葉が大切に育てられています。
そんな両河内で大人気なのが、予約制で楽しめる豊好園の絶景ティーテラス。山間斜面の茶畑に作られた茶の間では、淹れたてのお茶を飲んだり、ひたすらのんびりしたり…。夢のような90分間が、あなたを待っています!

新しい感動を生み出す、山里の茶の間

写真:安藤 美紀

遮るものは一切なし!耳をすませば、やわらかいそよ風にのって、聞こえてくる小鳥のさえずり。そんな心地よい空間に座って、目の前の茶畑で育った極上のお茶を味わえるのが、ここ豊好園の茶の間です。
茶の間ができたのは、2019年。お茶処・静岡で新しいお茶の楽しみ方を提案する「茶事変」企画の一環として誕生しました。静岡県内には、全部で6ヶ所の茶の間がありますが、圧倒的な人気を誇るのが豊好園です。

写真:安藤 美紀

現在、豊好園を営むのは、片平家の6代目当主・片平次郎さん。より良いお茶を作るために競い合う「全国茶品評会」で入賞したり、天皇陛下にお茶を献上するなど、知る人ぞ知るお茶づくりのスペシャリストです。気さくで楽しい次郎さんを慕うファンも多く、体からはみ出すくらい“お茶愛”であふれています。

写真:安藤 美紀

アクセスは、静岡駅から約1時間。清水駅からだと約30分。県道196号をそれ、鮎釣りで知られる清らかな興津川の支流、布沢川に沿って南へ。集落全体が山々に覆われ、竹林を吹く風と川の水音がたおやかな山里の両河内に到着します。
この小さな集落を有名にしたのは、静岡・茶市場の初取引で40年連続最高値を更新する「高嶺の香(たかねのはな)」。茶産地的にまだ歴史は浅いものの、毎年この場所で、最高級茶葉が作られているんですよ。
豊好園の場所は、両河内の真ん中あたり。駐車場も確保されているので、マイカーでもレンタカーでも安心!

茶の間の受付場所は、元茶工場で

写真:安藤 美紀

駐車場に車を停めたら、茶の間の受付をしましょう。ほのぼのと温かい空気に包まれた木造平屋建ての建物が、受付場所。利用時間は、ここで受付をしてから帰ってくるまでの90分間です。

写真:安藤 美紀

この建物は、昭和30年代に建てられたお茶工場をリノベーションしたもの。次郎さんのお母さんが嫁入り道具に持ってきたという鉄瓶が置かれていたり、茶工場時代の煙突の穴が天井に開いていたり。“ずっとお茶を大切にしてきた”その空間は、忘れていた何かを思い出させてくれるよう。

写真:安藤 美紀

参加者が受け取るのは、グッズ一式が入った黄色いリュック。中に入っているのは、ポット、水出しチャトル、急須、茶葉、1分計、お茶菓子など。普段、急須を使わない人にもよく分かるよう、丁寧な「お茶の淹れ方」の紙も渡してくれます。

ワイルドな道を通って、茶の間へGO!

写真:安藤 美紀

リュックを背負い、再び駐車場へ。そこから先は、マイカーを使って、2kmほどの山道をぐんぐん登っていきます。一方通行ではありませんが道幅は狭く、すれ違うことはほぼ不可能。
「お願いだから、対向車は来ないで!」そんなスリリングなドキドキ感が冒険心をそそります。

写真:安藤 美紀

約10分で、広めの駐車スペースに到着。後は自力でタイヤが積み上げられた階段をのぼり、さらに上を目指しましょう。
豊好園の茶畑は、立っているのもおぼつかないぐらいの急斜面に広がっています。茶の間はこの茶畑上段に位置しているため、道のりはけっこうハード。サンダルやブーツだと茶の間に着く前に疲れてしまう可能性が高いので、足元は歩きやすいスニーカーがベストです。

写真:安藤 美紀

ついに、茶の間に到着。視界いっぱいに広がるのは、息をのむ大パノラマです!
山の斜面にせり出すように作られた茶の間は、柵なし、ガラスなし。ギリギリのラインで下を覗いてみると、お尻が“キュッ”となりそうなスリルがたまりません。
「絶景」と聞くと、手つかずの自然を思い浮かべがち。でも、豊好園の絶景は、茶畑を耕し暮らしを営む中で生まれた「人と自然の合作」です。

茶畑絶景に包まれて、お茶会スタート

写真:安藤 美紀

テーブルをセッティングしたら、いよいよお茶会のスタート。
豊好園は、全国的にも珍しい、たくさんの品種茶を扱う茶農家さん。お茶会では、20品種以上の中からオススメのものを、ホットとアイスで2品種ずつ味わえます。
興津川から立ち上る朝霧に包まれて育つ両河内茶は、苦渋みが少なく甘みがあるのが特徴。茶葉の歯肉が薄いので、乾燥させながら細く伸ばし、よりこむことで、針のような形状になるんですよ。実際にいただいてみると、爽やかな渋みと旨味、自然な甘味が口の中いっぱいに広がります。

写真:安藤 美紀

ここでの過ごし方は、人それぞれ。飲食の持ち込みOKなので、ランチタイムやカフェタイムに合わせて、お弁当やお菓子を食べるのもいいですね!
ほどよい甘みと甘みの成分「テアニン」をとると、リラックスしたときに脳波で発生するα派も発生することが分かっています。α派が出ているときは、リラックスしながら集中力がある状態!ヨガをしたり瞑想するのもいいかもしません。

それでは、天空で楽しむ至福の一服を動画でお楽しみください!

季節ごとに見られる奇跡の絶景

写真:するが企画観光局

静岡といえば、やっぱり見たい富士山。豊好園の茶の間からも、富士山が眺められます(オススメは、空気がスッキリ澄んだ11月〜5月頃)。夏は富士山がほとんど見えませんが、夕方になるとひぐらしの鳴き声が聞こえて風情たっぷり。また7月と8月は、茶の間で自分でかき氷を削ってつくる「茶氷作り」も体験できます。

写真:するが企画観光局

そして、10〜11月と3月〜4月頃には雲海も見られます。こればかりは偶然の産物にはなりますが、もし見られたらラッキー!茶の間から眺める雲海は、儚くおぼろげ。幻想の世界へと誘われます。

写真:安藤 美紀

茶の間での感動を、大切な人におすそ分けしませんか?
お手紙セットを申込むと、美しい茶の間のポストカードに気持ちをしたためて、豊好園の茶葉と一緒に送ってもらえます。しかも、ポストカードを受け取った人は、茶の間の利用が30%オフになります。無機質なSNS時代だからこそ、あえて手紙で。届いた人にもその温もりが伝わるはず。
山の美味しい空気をいっぱい吸って、淹れたてのお茶を口に含む…。こんな贅沢なお茶会ができるなんて、最高だと思いませんか?お茶と向き合う丁寧な時間は、忙しい現代人の心を潤してくれますよ!

豊好園・茶の間の基本情報

住所:静岡県静岡市清水区布沢270
料金:1人3,000円
体験時間:90分間
最小遂行人数:1名
問い合わせ先:054-251-5937(するが企画観光局)
時間帯:9:30〜11:00、12:00〜13:30、14:30〜16:00(通常)
9:30〜11:00、14:00〜15:30、16:00〜17:30(7月・8月の夏季)
お休み:不定休
※3日前までに要予約。雨天中止の場合は、前日のお昼頃に連絡がきます。
2021年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
茶事変(外部リンク)
https://chajihen.com/
豊好園(外部リンク)
http://houkouen.org/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
安藤 美紀

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提供元:LINEトラベルjp 旅行ガイド

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