2021-05-12
海上に浮かぶ「はての浜」に代表される沖縄県久米島ですが、実は他にも声を失うほど美しい海の風景があるのはご存知でしょうか?今回紹介する「畳石」もその一つ。島の東部・海中道路で繋がっている「奥武島」へ辿り着けば、太古の自然とターコイズブルーが織りなす美しい景観が広がります。ソーダ色の海を眺めながら、堤防に座る時間は、久米島ならではの癒し時間。青色の傘など小物を持参すれば、なおフォトジェニック!
今回紹介する「畳石」が位置しているのは、久米島の東部に位置する奥武島。かつては本島と繋がっておらず、干潮時に竹馬や漁船で往来していましたが、1983年に海中道路「新奥武橋」が開通して以後は、徒歩や車で渡ることが可能になりました。
また今では、久米島の名物の一つ"海洋深層水"を活用したスパ施設・バーデハウス久米島が営業しており、島民にも観光客にもすっかり馴染み深い場所に!ホテルや民宿が多く軒を連ねるイーフビーチエリアから近く、路線バスも運行しているため、気軽に訪れることができます。
バーデハウス久米島へ到着後、エントランス手前から左手に伸びる道を進めば「畳石」へ到着です。実は、畳石単体だけでなく、この道からの風景が素晴らしいのもポイント!
最初は木々から海が垣間見える旅情香る風景。道を途中まで歩くと、大きな広場の先に一面に広がる大海原。そして堤防の下に広がる神秘の風景。実にドラマチックな導線となっています。
そして畳石まで下りてみると、そこは亀の甲羅を思わせる見事な幾何学模様!五角形・六角形の岩がびっしりと敷き詰まっており、何ともミステリアスな景観を見せてくれます。押し寄せる透明度抜群の波とのコラボ―ションは、思わず息を呑む絶景です。
そんな畳石ですが、実は太古の自然によって生み出されたもの。約2千万年前の火山活動の際、冷え固まる溶岩へ規則的な割れ目が生まれ、長い年月をかけて波に侵食され続けたため、現在の姿になったと伝わっています。まさに悠久の自然が作り出した芸術作品と言えるでしょう。
この畳石ですが、海の水位が下がった時に海中から現れます。そのため、あらかじめ干潮時刻を調べて訪れるのが定石です。しかしその一方で、水位によって絶妙な景色変化が楽しめるため、干潮前後の3時間前後を狙ってみても面白いところ。
海に囲まれるように佇む姿や、ソーダ色の海が水飛沫を上げて石とぶつかる姿、石と石の間にできるタイドプールなど、見る角度や視点を変えるだけで、ふと見入ってしまう風景に出会えます。堤防の上から、畳石の先まで、宝探し感覚で散策してみるのがオススメ!なお、濡れている畳石は滑りやすいので、くれぐれもご注意を!
特に晴れている日には、久米島有数のダイビングスポットとなっている海上の岩「トンバラ」まではっきりと!そして周囲には、まるでソーダ色と呼びたくなるような、海が広がっています。引き込まれる久米島ブルーの海を思いっきり感じて下さい。
そんな畳石、実は平面的な景色のため、撮影するのに少々コツが要ります!最後におすすめの撮影構図を3つご紹介しましょう。
まず一点目はスタンダードな、亀の甲模様と海を一緒に撮影する構図です。低い姿勢から撮影すると模様が崩れてしまったり、一方で高い姿勢から撮影すると海がほとんど入らなくなってしまったりと難しいのですが、南東方向へ中腰で撮影すると上手く撮影できます。なお空に適度に雲があれば、まるで絵画のようなシーンが撮れることも!
またインスタ映えを狙いたいなら小物を使うのも一手。青色の傘を持参したり、バーデハウス久米島で販売している「久米島ラムネ」を組み合わせて、リゾート感溢れる写真が撮影可能です。特に、お洒落な女子旅ではぜひ試してほしいアングル!
そして最後、ぜひ狙ってほしいのが夕暮れのタイミング!島の向こう側に落ちていく太陽に照らされて、海と畳石が幻想的に照らし出されます。畳石から中腰で、少し彩度を上げて撮影すれば、心洗われる瞬間を写真に収められることでしょう!
悠久の自然が作り上げる造形美と海。日本全国でもここでしか見られない奇観を見せる「畳石」は、久米島旅において欠かせない景勝地と言えるでしょう。石と海があるだけで、特に他に何かある訳ではない。しかしながら、何故か心惹かれて止まない風景です。
ぜひ一度、心洗われる風景を求めて久米島へ旅に出てみてはいかがでしょうか?きっと日常の疲れやストレスは空っぽに、元気がみなぎってくるはず!
住所:沖縄県島尻郡久米島町字奥武170
アクセス:イーフエリアから車で10分・徒歩25分、久米島空港から車で40分
2020年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
■関連MEMO
久米島の魅力が凝縮!「奥武島」でゆるりと島旅を満喫しよう
https://www.travel.co.jp/guide/article/42848/
畳石(外部リンク)
https://www.tabirai.net/sightseeing/column/0003313.aspx
【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
土庄 雄平
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