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どこまでも続く広大な白い絨毯!奈良・桜井「笠のそば畑」

2022-09-16

奈良県桜井市といえば、三輪そうめんが特産品として知られています。そして平成の代に入り、笠エリアで栽培が始まった「笠そば」は、桜井市の新たな特産品としてそのネームバリューを上げています。また、同じエリア内にある笠山荒神社は、日本三荒神の一つです。笠エリアで、真っ白な絨毯のような広大なそば畑を鑑賞し、名物の笠そばに舌鼓を打ち、笠山荒神社にお詣りしてご神徳をいただいてみませんか?

どこまでも続く広大な白い絨毯「笠のそば畑」

写真:モノホシ ダン

奈良県桜井市の笠エリアでは、平成の代になってから国の農地開発事業により新しい造成地が完成し、1992年(平成4年)から約19ヘクタールの農地で、そばの栽培が始まりました。
そば畑の鑑賞には、県道247号線沿いが絶好のビュースポット。どこまでも続く白い絨毯のような広大なそば畑を見ることができます。

写真:モノホシ ダン

笠のそば畑は、毎年8月に種がまかれ、11月に収穫されます。作業では、ロータリーシーダー(播種機)や汎用コンバイン(収穫機)などの機械化により、農作業の省力化がはかられています。
一般にそばの花には、白色とピンク色がありますが、笠のそば畑で見られるのは白い花。そばの花の見頃は、例年9月上旬から9月下旬です。

写真:モノホシ ダン

笠のそば畑をつらぬく県道247号線は、アップダウンの続く道で、見る方向によっては、北海道上富良野の「ジェットコースターの路」を連想させます。

そばの花の見頃には、コスモスやヒガンバナとの共演も

写真:モノホシ ダン

笠のそばは、畑から収穫された後に、市場に流通せず自家消費されています。これは、地元でそばの加工・販売をする方法をとっているためで、三輪そうめんと並んで、桜井市の新たな特産物として期待されています。

写真:モノホシ ダン

蕎麦(そば)は、タデ科ソバ属の一年草です。「蓼食う虫も好き好き」ということわざ通り、虫があまりつかず、根からは他の雑草が嫌う物質を出しています。
高さは40〜70センチで、上部で枝分かれしています。茎先に「総状花序」といい、柄のある花が花茎に均等につき、花径6ミリくらいの白またはピンクの小さな花をたくさんつけます。
肥料の少ない土地でもよく育ち、種まきからおよそ20日ほどで花が咲き、およそ70日で実がとれます。

写真:モノホシ ダン

そばの花が見頃を迎える時期には、犬の尾のようなエノコログサやコスモス、ヒガンバナとのコラボを楽しむこともできます。

「荒神の里・笠そば」で美味しい笠そばをいただこう

写真:モノホシ ダン

笠のそば畑の近くにあり、美味しいそばを賞味できるのが「荒神の里・笠そば」。ここには、そばや地元農産物の直売所が併設されていて、贈答用の笠そばのセットもあり、お土産にも最適です。

写真:モノホシ ダン

店内は、椅子席がメインですが、奥の方にはゆったりとくつろげる座敷席もあります。会計は、最初に入口で食券を買って着席するタイプのお店ですのでご注意ください。

写真:モノホシ ダン

荒神の里・笠そばでは、昔ながらの製粉方法で、笠産そばを100パーセント使用。石臼を用いて一番粉と二番粉を共に入れた挽きぐるみの風味豊かなそばです。そばは、歯切れが良く、つるつると口当たりの良いおそばです。
写真は、ざるそば。大根おろし・煮椎茸・ネギがトッピングされています。ほかに温かいおそば、かやくごはんなど多くのメニューを取り揃えていて、どれにしようかと目移りしてしまうかも知れません。
<荒神の里・笠そばの基本情報>
住所:奈良県桜井市大字笠4408
電話番号:0744-48-8410
食堂 営業時間:10:00〜16:00
直売所 営業時間:9:00〜16:00
定休日:水曜日(但し、祝祭日と1月、4月、9月の28日を除く)、12月30日〜31日
アクセス:名阪国道「福住IC」から旧R25号を天理ダム方面へ、4.5kmで笠方面へ左折、専用駐車場利用

日本三大荒神の一つ「笠山荒神社」にもお詣りしたい

写真:モノホシ ダン

笠山荒神社は、兵庫県宝塚市の清(きよし)荒神、奈良県吉野郡野迫川村の立里(たてり)荒神とともに日本三荒神の一つです。笠山荒神社への入口は2箇所で、閼伽井不動に近い表参道と、駐車場や荒神の里・笠そばに近い北参道に分かれます。
表参道の入口は、笠山荒神社の社殿からを山を下ったところですが、そこから登るとかなり長い上り坂となります。「荒神の里・笠そば」向いの駐車場のある北参道から入ると社殿はすぐ近くです。この機会にぜひお参りしてみましょう。写真は、表参道入口です。

写真:モノホシ ダン

本殿までの参道沿いには、奉納された石燈籠がズラリと並んでじつに壮観な眺めです。

写真:モノホシ ダン

笠山荒神社は、約3000年の歴史があり、日本第一の荒神と言われています。ご祭神は、初めて火を起こし物を煮て食べる事を教えられた、 興津彦神(おきつひこのかみ)、興津姫神(おきつひめのかみ)、土祖神 (はにおやのかみ)の3神を祀り、「竈(かまど)・火鎮めの神様」として庶民の厚い信仰を集めています。

弘法大師空海ゆかりの「閼伽井不動」も見逃せない

写真:モノホシ ダン

また、表参道入口の隣にある「閼伽井(あかい)不動」は、弘法大師空海ゆかりの霊場です。空海は高野山開創前に、この閼伽井の池で21日間の行を修め、不動明王を祀り、荒神を高野山に勧請して障害なく高野山を開創したと伝わります。

写真:モノホシ ダン

空海が水行したと伝わる閼伽井の池は、コバルトブルーの水を静かに湛えていてとても神秘的です。表参道からお詣りする場合は、この閼伽井不動詣りを経て、笠山荒神社への参拝がお勧めです。
<笠山荒神社の基本情報>
住所:奈良県桜井市大字笠2415
電話番号:0744-48-8312
アクセス:名阪国道「福住IC」から旧R25号を天理ダム方面へ、4.5kmで笠方面へ左折、専用駐車場利用
このように、笠のそば畑を訪れたら、どこまでも続く白い絨毯で心を癒したあと、笠そばに舌鼓を打ち、奈良屈指のパワースポット、笠山荒神社にお詣りしてご神徳をいただいてみてはいかがでしょうか。

笠のそば畑の基本情報

住所:奈良県桜井市笠
電話番号:0744-42-7530(桜井市観光協会)
アクセス:名阪国道「福住IC」から旧R25号を天理ダム方面へ、4.5kmで笠方面へ左折、県道247号線沿い
2022年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
桜井市観光協会・笠そば畑(外部リンク)
https://sakurai-kankou.jimdo.com/%E5%90%8D%E6%89%80%E6%97%A7%E8%B7%A1/%E5%88%9D%E7%80%AC%E9%81%93%E5%91%A8%E8%BE%BA-%E9%95%B7%E8%B0%B7%E5%AF%BA%E3%81%BB%E3%81%8B/%E7%AC%A0%E3%81%9D%E3%81%B0%E7%95%91/
荒神の里・笠そば(外部リンク)
https://www.kasasoba.com/
桜井市観光協会・笠山荒神社(外部リンク)
https://sakurai-kankou.jimdo.com/%E5%90%8D%E6%89%80%E6%97%A7%E8%B7%A1/%E5%88%9D%E7%80%AC%E9%81%93%E5%91%A8%E8%BE%BA-%E9%95%B7%E8%B0%B7%E5%AF%BA%E3%81%BB%E3%81%8B/%E7%AC%A0%E8%8D%92%E7%A5%9E/

【トラベルjp・ナビゲーター】
モノホシ ダン

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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