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新幹線の座席どこがおすすめ?窓側・通路側以外にここもチェック!

2024-02-20

窓口や券売機で新幹線の指定席特急券を購入する際は、座席の位置を選ぶことができます。利用し慣れている方は、窓側派・通路側派という方もいるでしょう。
利用する人数やシチュエーションによっておすすめの座席は変わりますが、ここでは新幹線の座席の選び方について徹底的にご紹介。東海道新幹線から富士山が見える座席や、大きい荷物を持ち込む際に予約が必要な特大荷物スペースつき座席についても解説します!

新幹線の座席の配置は?

新幹線の列車編成は、九州新幹線の6両編成から東北新幹線の17両編成までさまざまありますが、今回は、主に東京駅発着の東海道・山陽新幹線のN700系車両の座席について紹介をしていきます。
東京駅発着の東海道・山陽新幹線は16両編成。そのうちの3両(8〜10号車)がグリーン車両で、それ以外の車両は普通車です。
1〜3号車は自由席。4〜16号車は指定席で、きっぷを購入する際に、座席を指定することができるので、ぜひ自分好みの座席を購入しましょう。

普通車の座席の配列は通路を挟んで2名掛けと3名掛けの5席が一般的。1つの車両に1〜20番までの座席が並ぶので、最大で100席ある計算になりますね。
化粧室や喫煙ルーム*などのある車両は、座席の数がこれより少なくなります。1号車と16号車には運転席、11号車には多目的室があるため、車両の種類によって多少の相違がありますが、13番までしかありません(多目的室について詳しくは、後述します)。
*…喫煙ルームは2024年春をもって廃止される予定です。

対してグリーン車は2名掛けと2名掛けの4席。より座席の幅が広く、隣の人との間にあるひじ掛け部分も大きくとられています。また最大でも17番までしかないため、前後の座席との間隔(シートピッチ)も普通車に比べゆったりとしています。

窓側、通路側、どちらがいい?

一人で乗車する際、窓側にするか通路側にするか悩ましいもの。どちらがおすすめかは、新幹線の車内での過ごし方によって変わってきます。詳しく確認してみましょう。
窓側は言うまでもなく移り行く車窓の景色を楽しめるのが、何よりの魅力。通路からも離れるので、静かに過ごしたいという方に好まれます。壁にもたれることもでき、ゆっくり休息したい…という方にもおすすめ。細かいことですが、窓に小物を置くスペースがあるのでスマートフォンなど小物を置くのに便利です。洋服や帽子をかけられるフックも付いています。
一方でトイレなどで席を立つ際には、通路側の人に断ってから席を立たないとなりません。頻繁に席を立つ方には向いていない席と言えますね。

反対に通路側の座席は、トイレやデッキなどに行く際、気軽に席を立ちやすいというメリットがあります。車掌にも声をかけやすいですね。また座席の上の荷物棚に荷物を出し入れするのも、通路側のほうが便利です。
ただしすぐ横を人が通るため、足音が気になるという側面も。窓側の方が席を立つ際にも配慮が必要になります。

乗車時間が長くなる新幹線。スマートフォンやパソコンを充電したいという方には、コンセントの存在はとても重要。
グリーン車なら全席にコンセントを完備していますが、普通車は窓側と最前部・最後部の一部の座席のみについているのが一般的です(東海道新幹線N700Sは全席にコンセントを完備)。パソコンで作業をしたい方には、コンセントもあり集中しやすい窓側が向いていそうですね。

車両のどのあたりがおすすめ?

ここからは窓側・通路側以外にもチェックしておきたい点をご紹介していきます。
一般的に指定席は、7号車から予約が埋まる傾向にあります。窓口や券売機できっぷを購入する際に“窓側”とだけ指定すると、ホーム一番端の16号車になってしまうこともあるので、購入時には号車にも気を配ってみましょう。
車両編成が短い場合などを除き、新幹線には多目的室が1室ずつ設置されています。身体の不自由な方が優先的に利用できる設備ですが、空いていれば赤ちゃんのオムツ替えや授乳のために使用できるので、小さい子連れの場合は覚えておくと便利です。
東海道新幹線の多目的室は11号車にあります。通常は施錠されていて、利用したい場合は車掌に確認が必要です(利用できないこともあります)。また11号車の12.13番は車いす対応の座席となっています。通常C席である席が1席分空いていて、車いすを固定して利用することができます。

車両の中でも出入り口付近と中央あたりでは大きな違いがあります。出入り口付近は頻繁にドアが開閉するので、静かに過ごしたい方は車両中ほどの座席を指定するといいでしょう。
反対に席を立つ頻度が高い方は、出入り口付近に席を取ると便利です。例えば、小さい子供が一緒で、子供がぐずってしまうのではと心配な方は、すぐにデッキに出られるほうが安心ですね。
車内の最前列は駅に到着するたびに多くの人が行き来するので避ける方もいますが、比較的スペースが広めでテーブルも他の座席より大きいというメリットがあります。

なお、トイレはすべての号車にあるわけではありません。座席配置や車内設備は、JR各社ホームページから確認できるので、気になる方は事前にチェックしておきましょう。

東海道新幹線は富士山側?海側?

新幹線の座席には、A・B・C・D・E席があります。3名掛けの窓側からA・B・Cとなり、2名掛けの通路側がD、窓側がE席です。
新幹線はUターンするわけではなく、1号車を先頭に新大阪に向かい、16号車を先頭に東京へ…というように往復しています。新大阪方面に向かう車内の最前列は1番、東京方面へ向かう場合は20番となり、上り・下りの同じA席で景色が異なるということはありません。

東海道新幹線に乗るなら富士山を見たい!という方も多いのでは?
車窓から富士山が見える座席はE席(グリーン車の場合は、D席)。上りと下りで景色が変わることはありませんので、どちらの場合もE席を指定してください。
余談ですが、上りなら静岡駅を通過して新富士駅を通過する前、下りなら熱海駅通過後あたりから窓を眺めておくといいですよ。E席からはその他にも浜名湖や静岡の茶畑といった風光明媚な景色が楽しめます。

対してA席からの景色は、海!小田原駅から熱海駅の区間は特に美しいですよ。A席は海側、E席は山側と覚えておくといいでしょう。
富士山が見られるE席の人気が高いのに対し、3名掛けの真ん中となるB席は比較的空いていることが多いです。両側に人が座ることになり避けられる傾向があるので、A席に座ったら運良くB席が空席だったということも!もちろん混雑時など埋まっている場合もありますが、ぜひ参考にどうぞ。

新幹線の座席選びでよくある質問

最後に、新幹線の座席選びでよくある質問を紹介します。
Q:大きい荷物を持ち込む場合は予約が必要だと聞いたのですが?
A:現在、東海道新幹線へ持ち込みができる荷物のサイズは、縦・横・高さの3辺の合計が250cm以内、重さ30kg、最大2つまでという規定があります。また、3辺の合計が160cmを超える荷物については特大荷物となり、車両の指定場所に収納する必要があります。
車両の最後部座席が「特大荷物スペースつき座席」となっていて、座席の後ろに収納スペースがあります(一部、設定のない車両があります)。追加料金は必要なく、同じ値段で利用できますよ。また160cmを超えない荷物でもベビーカーなど荷物置場を必要とする方も利用できます。

Q:家族やグループで新幹線を利用する場合は、どのように指定するといい?
A:新幹線の座席を回転させてボックス席として利用できます。4名ならD・E席を前後で、6名ならA・B・Cを前後で予約するといいでしょう。5名の場合は、A・B・C・D・E席の横一列を指定するのがおすすめです。

Q:A〜E席、どの座席も同じ大きさなのでしょうか?
A:座席の幅は約44cmが基本ですが、A席とC席に挟まれたB席は、圧迫感のないように約46cmと他の座席に比べて2cmほど広くとられています。
Q:窓側がいいけど、日差しがまぶしくないか気になります。
A:東海道新幹線の場合、日差しが気になるのはA席の方が多いです。E席は北向きなことが多く、日差しもあまり気になりません。新幹線の窓にはブラインドがついているので、日差しが強い場合は降ろしておくといいでしょう。

新幹線の座席にこだわって快適に過ごそう!

乗車時間が長くなることの多い新幹線。それぞれの座席のメリット・デメリットを把握して、より快適に過ごせる座席を指定してくださいね!
2024年2月現在の情報です。本記事は新幹線の座席について、概要を説明したものです。列車編成は変更される場合があります。JR各社サイトにて最新情報を必ずご確認ください。

【トラベルjp・ナビゲーター】
奥原 ミナミ

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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