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埼玉「鉄道博物館」大人の歩き方ガイド!グッズ&レストランも

2020-12-25

大宮駅からニューシャトルで約2分、埼玉県さいたま市大宮区にある「鉄道博物館」。41両の車両展示に鉄道ジオラマ、2018年にオープンした南館の体験展示など、その見どころは多岐にわたり、子どもはもちろん、大人も1日楽しめる人気スポットです。
そこで今回は、鉄道ビキナーの大人が、初めての鉄道博物館を満喫するための歩き方をご紹介します。限定グッズや絶品グルメのレストランも登場するのでお見逃しなく!

懐かしの列車に会える!車両ステーション1F

写真:かのえ かな

鉄道博物館の全41車両展示のうち、36両が集結している"車両ステーション"。最前列では、鉄道車両として初めて国の重要文化財に指定された1号機関車がお出迎え。奥に進むほど新しい車両が並びます。
注目車両のひとつが、こちらのEF55形電気機関車。丸みを帯びた可愛らしいデザインから"かば"という愛称で呼ばれ、鉄道ビキナーにも親しまれています。鉄道博物館の限定グッズに、単独で採用されるほどの人気者です。

写真:かのえ かな

こちらは、大正元年に製造された"9850形蒸気機関車"。内部の構造が分かるように車両の一部が切開されており、かなりインパクトがあります。さらに階段で地下に降りると、蒸気機関車を下から覗くこともできますよ。
こうして、いろんな視点から車両を楽しめるのも鉄道博物館のいいところ。床の一部をガラス張りにしてエンジンを見られるようにした車両や、座席に着ける車両もありますよ。

写真:かのえ かな

さらに奥へと進むと、昭和の時期に製造された車両が並びます。この時代になると、「見たことある」「乗ったことある」という人も多いかもしれませんね。国鉄時代の車両は色使いが素朴で、文字が丸みを帯びて可愛らしく、国鉄時代を知らなくてもどこか懐かしい気分にさせてくれます。
また、いつもはプラットホームから見ている車両を地上から見上げると、その大きさに驚かされることでしょう。

てっぱくの定時開催イベントもお見逃しなく

写真:かのえ かな

鉄道博物館で過ごすときは、定時開催イベントの時間に合わせて回るのがおすすめ。車両ステーションにて平日限定で開催される、"転車台回転・汽笛吹鳴実演"も人気イベントのひとつ。
汽笛は録音されたものでなく、本物が機関士によって鳴らされます。蒸気の代わりに圧縮空気を使った汽笛で、吹き抜けの展示室に響き渡ります。転車台は10分かけてゆっくり周るので、2階から一望して1階では間近で見る…と、一度で二度楽しめるのが、鉄道博物館ならではの魅力です。

写真:かのえ かな

車両ステーション2Fで定時開催されるイベントのひとつが、"鉄道ジオラマ解説プログラム"です。横約23m、奥行き約10mとその大きさは国内最大級。さらに、2017年の全面リニューアルでジオラマと客席の間にあったガラスを撤去して、臨場感がより一層高まりました。
鉄道ジオラマの解説プログラムは開催時によって内容が異なり、タイミングによっては夜の風景の中を走行するジオラマが見られることも。スクリーン画像と解説員のガイドがついているので、鉄道ビギナーも見どころをしっかり押さえつつ、鉄道ジオラマを楽しめますよ。

写真:かのえ かな

ジオラマは入口側が山や川をバックに走るのどかな風景で、奥は都市部の風景となっています。好みにもよりますが、都市部は列車が密集するところや大きなカーブを駆け抜ける様子がよく見えるので、奥側の座席が特におすすめです。
※定時開催イベントは予約不要・無料でご利用いただけますが、開催日時が訪問時によって異なります。必ず事前にイベント情報をご確認ください。

鉄道の歴史を間近に感じられる南館へ!

写真:かのえ かな

隣の南館1Fでは、2両の新幹線電車がお出迎えしてくれます。右側の車両は、東京〜新青森間を走行するE5系電車のモックアップ(実物大模型)。4Fビューレストランや本館の新幹線ラウンジなどから、実物が走行する様子も見られます。
シルバーの400系電車は走る姿を見られなくなりましたが、今も"ミニ新幹線"として親しまれています。

写真:かのえ かな

3Fの歴史ステーションは、一歩踏み入れるとお寺の鐘の音がゴ〜ンと鳴り響きます。実はこれには深い訳が。
日本に鉄道がやって来る前は"正確な時刻"という概念がありませんでした。そのため、港区芝増上寺の梵鐘を新橋駅に移設し、毎定時に鐘を鳴らして、鉄道運行の基本となる"時刻"を人々に知らせようとしたのです。
日本の鉄道ダイヤの正確さは世界に誇れるものだと言われますが、最初の一歩はお寺の鐘だったんですね。実際には15トンもある鐘の移動は難しく実現しなかったそうですが、日本の鉄道史、幕開けのシンボルです。

写真:かのえ かな

歴史ステーションには、駅の改札や窓口の変化と共に時代の移り変わりを感じられる展示もあります。今は自動改札機がほどんどですが、昔は通称フネと呼ばれる囲いに人が入って切符を確認する有人改札でした。「そうそう!そうだった」と、思い出す人は多いことでしょう。
ほかにもボタン式の券売機や、新幹線に乗るときに買った持ち手付きの緑茶など、大人が懐かしむ鉄道アイテムがたくさん展示されていますよ。

食堂車のような高級感!トレインレストラン日本食堂

写真:かのえ かな

いろんな鉄道グルメが味わえる鉄道博物館ですが、落ち着いた雰囲気で豪華な食事を堪能できると人気なのが、本館2Fにある"トレインレストラン日本食堂"です。
食堂車をイメージした店内は、ひとつひとつの席にライトが灯り、窓枠が設けられ豪華な造りですね。

写真:かのえ かな

おすすめメニューのひとつが、"食堂車のビーフカレー"です。食堂車があった時代から人気メニューだったカレーライスをバージョンアップ。なんと、国産牛サーロインがゴロゴロとたくさん入っています。
米は新潟県十日町産の魚沼コシヒカリを使用。ふっくらとして粒が立ち、炊き立ては特に香りが豊かで、食欲をかき立てます。

写真:鉄道博物館

ドリンクはコーヒーや紅茶のほか、ワインやビールといったアルコール類も用意。グラスを片手に、のんびりひと休みするのもいいですね。
冷たいドリンクについてくるコースターは、東京駅の丸の内駅舎が描かれたトレインレストラン日本食堂のオリジナル。デザインの良さに惹かれ、記念に持ち帰る人も少なくありません。希望すれば、持ち帰り用に新しいコースターをもらえますよ。

ミュージアムショップTRAINIARTの限定グッズ

写真:かのえ かな

最後は、ミュージアムショップ TRAINIART(トレニアート)でお買い物。鉄道博物館の"第2の展示室"をイメージしており、品ぞろえの良さはもちろん、工夫が施された店内装飾も必見です。たとえば、写真のシャンデリアみたいなものはつり革で作られているんですよ。

写真:かのえ かな

買って帰りたいのは、やっぱり鉄道博物館限定グッズ!中でも大人に人気なのが、"鉄道文具"です。いつも使うものより上質で、それでいてデザインが可愛らしいと、お土産にも喜ばれます。
EF55形が表紙のノートは、文具ブランド・ロルバーンとの限定コラボ商品。マスキングテープは、展示車両が集まったものや特急券がデザインされた限定品が人気です。
きっぷノートや駅員さんお仕事シリーズは限定品ではありませんが、充実のラインナップは必見。雑貨系はカプセルトイのスノードームや、手描きでひとつひとつ表情が違うsuicaのペンギンのおみくじがおすすめですよ。

写真:かのえ かな

お土産の定番、お菓子類にも鉄道博物館限定グッズがありますよ。銚子電鉄のぬれせんべいが入った"電車で帽!"は、箱につばと徽章を取り付けたら駅員さんの帽子になるのが面白い限定グッズ。
上野風月堂のプティゴーフルは鉄道博物館限定で、E5系新幹線はやぶさ・C57形蒸気機関車の缶入り。紀ノ国屋とコラボしたミニスイーツバッグもありますよ。入れ物を再利用できるのも嬉しいですね。
※各商品は、JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、銚子電鉄、阪神電鉄の商品化許諾済です。(C)Chiharu Sakazaki/JR東日本/DENTSU
以上、鉄道博物館のご紹介でした。大人だけでも楽しめる鉄道博物館で1日遊び、旅の思い出を買って帰りましょう!

鉄道博物館の基本情報

住所:埼玉県さいたま市大宮区大成町3丁目47番
電話番号:048-651-0088(休館日を除く10:00〜17:00)
開館時間:10:00〜17:00(最終入館16:30)
休館日:毎週火曜日(一部開館日あり)、年末年始
入館料:【前売料金(前日まで)】一般1,230円、小中高生510円、幼児(3歳以上未就学児)210円【当日料金】一般1,330円、小中高生620円、幼児(3歳以上未就学児)310円
アクセス:JR大宮駅よりニューシャトル「鉄道博物館(大成)駅」下車、徒歩1分
※ご入館の際は、必ず予めセブンイレブン・ローソン・ミニストップ店舗にて販売する時間指定の「入館券」(枚数限定)をご購入ください。
2020年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
鉄道博物館(外部リンク)
https://www.railway-museum.jp/

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かのえ かな

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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