2021-01-15
子どもが生まれると子ども中心の生活になり、夫との関係性が薄くなってしまうかと思っていました。ですが、忙しい毎日を過ごすなかで、夫のちょっとしたひと言にふと気持ちがラクになることが多いです。今回はそんなうれしかったひと言をご紹介します。
※コロナ禍前の体験談です
最初に救われたのは、14時間の陣痛に耐え出産した直後のことです。出産直後、子どもに声をかけるより先に、夫が私に「産んでくれてありがとう」と泣きながら言ってくれたのです。夫が泣いた姿も、真っ直ぐに感謝を伝える姿も初めて見て、とても感動しました。
出産の痛みはママにしかわかりません。でも、涙しながら労いの言葉をかけられるのはパパしかいません。今でも出産時のことを思い出すと、夫が声をかけてくれた瞬間を最初に思い出します。
いよいよ3人の生活が始まり、家事と育児にあたふた。ひとり暮らしの経験がある夫は、できることを率先して手伝ってくれますが、何よりもありがたかったのは「俺にもできるかな? 手伝うから教えて!」の言葉でした。
勝手におこなうのではなく、方法を聞き、手伝おうとするその気持ちがうれしかったです。
夫は、私が疲れていたりイライラしたりしていると、泣いている子どもをあやしながら「ママは今大変だから、パパと一緒に遊ぼうか」と子どもに話しかけてくれます。その会話を聞くと、ちょっと休んだほうが良いなと自分で落ち着くことができ、子どもを見てくれている間に少し休憩を取ることができます。
「何をどう手伝えばいいのかわからない」というパパも多いかもしれませんが、実際は何をおこなってもらうかより、ママに寄り添ったひと言のほうが大切だと感じています。夫のちょっとしたひと言にいつも救われ、精神的にとても助かっています。
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イラスト/(c)chicchimama
監修/助産師REIKO
著者:中島ひとみ一児の母。社員の人材育成をメインとしている大手企業に勤務。出産後は育児や子育てに関する記事を執筆している。
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