ホーム 旅行&おでかけ > 奈良ホテルのメインダイニング「三笠」で和洋・伝統の味

奈良ホテルのメインダイニング「三笠」で和洋・伝統の味

2021.01.18

日本のクラッシックホテルの代表ともいえる奈良ホテル。1909年創業という歴史だけでなく、建物が現代まで創業当時の様子をとどめているという点でも大変価値のあるホテルです。
「関西の迎賓館」とも言われ、国内外の著名人が宿泊した事でも知られていますが、そのホテルでぜひ味わってほしいのが、メインダイニング「三笠」での食事です。歴代料理長が受け継いできた伝統のフランス料理もさることながら、朝の茶がゆも是非!

歴史上の有名人も滞在した奈良ホテル

写真:万葉 りえ

明治時代、来日する外国人が増えたことで造られていった日本のホテル。神戸や横浜などの港町に洋風建築のホテルがいくつも建てられていきました。
しかし、奈良に建てられたホテルは違います。興福寺、東大寺、春日大社、元興寺など、現在世界遺産に登録された建築物の中心に位置するように建つこのホテル。洋風化がすすめられた時代でも、ここでは周りの景色にとけこむように和洋折衷の様式がとられたのです。

写真:万葉 りえ

設計したのは東京駅の設計者としても知られている辰野金吾氏。白いラインが印象的な東京駅のレンガ建築とは違い、こちらはグッと和風。桃山御殿風檜造りになっています。
館内に入って見上げれば、折り上げになった格天井(ごうてんじょう)や擬宝珠(ぎぼし)ののった手すり等、和の造りが見えてきます。そこに違和感なくとけ込んでいる、紅いカーペットやシャンデリア。110年以上経っても落ち着ける素敵な空間がそこに広がっているのです。
「関西の迎賓館」と称されたのもうなずけますよね。

貴賓たちが集ったシャンデリアの下

写真:万葉 りえ

そんな奈良ホテルのメインダイニングが、本館の玄関から入って左手の奥にある「三笠」です。こちらもご覧のように天井は折り上げになっている格天井です。
ちなみに格天井とは角材を正確に格子に組んでその上に板を張った天井のことで、職人の高い技術がないとできない造り。さらに一段高くした「折り上げ格天井」は、格式の高い部分に用いられる意匠です。城や仏堂の貴い場所など、どこかで「見た!」という方もいるのでは。
そんなところからも、「賓客をもてなすために造られた」ホテルの歴史が伝わってきます。

巨匠の絵画が飾られた室内で楽しむ食事

写真:万葉 りえ

要人も宿泊するこのホテルでは、代々の料理長が伝統のフランス料理を受け継ぎ、そこに時代に合わせたアレンジも加えてきました。数種類から選べるディナーのコース料理には宿泊とセットになった手頃なものもあるので、この贅沢な空間でのゆったりディナーも是非予定に入れておきましょう。
外国人の宿泊者が多かった頃、日本らしい団扇(うちわ)をお土産に渡していた時期もありました。その団扇の原画を描いてもらったのが、なんと横山大観と河合玉堂という二人の巨匠。その原画も飾られているメインダイニング。席はゆったりととられています。

写真:万葉 りえ

そして食事の最後は手の込んだデザートです。マロンクリームの下に何層も違う味が重なっているのが写真からもお分かりただけるでしょう。
そこに合わせる飲み物を何にするか問われた時、迷われる方にお勧めしたいのが紅茶です。奈良ホテルのティーラウンジで出されているのが、ドイツの最高級老舗ブランド「ロンネフェルト社」の紅茶です。その紅茶がディナーでもポットで提供されます。食事の余韻を紅茶のふくよかな香りで締めくくるのも素敵なのでは。

奈良の伝統食「茶粥」も選べる朝の定食

写真:万葉 りえ

そして、朝食の会場もメインダイニング「三笠」になります。
ビュッフェ形式でなければ和定食と洋定食から選ぶ所が多いと思いますが、こちらでは「お茶粥定食」もあり三種類から選べます。
奈良公園を散策すれば、きっと「茶がゆ」と書かれた旗を目にするでしょう。それぞれの家庭によって作り方は異なるものの、奈良の人々にとって身近な茶がゆ。奈良ホテルの茶がゆは、緑茶を使いさらりとした仕上がりになっています。

写真:万葉 りえ

茶がゆだけではありません。ご覧のように真ん中には焼き物があり、日替わりの炊き合わせや蒸し物、サラダなどの五種盛りと、様々な味が楽しめるお茶粥定食。胡麻豆腐もホテルの自家製なのでしっかり味わっておきましょう!
このお茶粥定食は他のホテルに宿泊した人も食べに来るという人気のメニュー。納得のボリュームですよね。

景色も楽しみながら朝食を

写真:万葉 りえ

さて、夕食の時は暗くてわからないかもしれませんが、メインダイニング「三笠」からはこのように興福寺の五重塔も望めます。
朝の体に茶がゆの滋養を優しくしみわたらせながら、世界遺産に囲まれたひと時も満喫してくださいね。

写真:万葉 りえ

このように、要人たちの舌をうならせてきた伝統のフランス料理だけでなく、朝食では奈良らしい茶がゆや奈良漬、胡麻豆腐など、「和」の伝統も気軽に味わえる「三笠」。
奈良らしい食を楽しんだら、今日はどこへ出かけましょう。
東大寺も春日大社も広いので、きっと一度ではまわりきれないでしょう。それとも今日は奈良町へ?ちょっと足をのばして西ノ京へ?
そんな時、ホテルのショップでこんなカバンを手に入れて、お財布や携帯など必要なものを持ってお散歩のように出かけてみても。
ここではランチを楽しむこともできます。上手に組み合わせて歴史ある建物での奈良の食も楽しんでください。

奈良ホテル・メインダイニング「三笠」の基本情報

住所:奈良県奈良市高畑町1096
電話番号:0742-26-3300(代)
時間:
朝食7:00〜10:00(ラストオーダー9:30)
昼食11:30〜15:00(ラストオーダー14:00)
夕食17:30〜20:00(ラストオーダー19:00)
2020年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
奈良ホテル(外部リンク)
https://www.narahotel.co.jp/
関西の迎賓館「奈良ホテル」でクラシックホテルの魅力を存分に
https://www.travel.co.jp/guide/article/44649/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
万葉 りえ

関連記事

提供元:LINEトラベルjp 旅行ガイド

シェア
P R

eltha(エルザ by オリコンニュース)