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島根・温泉津温泉「のがわや旅館」で濁り湯と亀五郎を楽しむ旅

2021-01-23

「のがわや旅館」は島根県の温泉津(ゆのつ)温泉に建つ和風旅館。昔懐かしい風情の残るお宿で地元の食材を使ったお料理も評判が高く、かけ流しの濁り湯はつるつるの美肌に生まれ変わらせてくれます。
また幻の酒米・亀の尾を使った特別な日本酒「亀五郎」が食前酒でいただけるサービスにもご注目!

石見銀山とともに世界遺産登録された温泉津温泉

写真:泉 よしか

島根県の温泉津(ゆのつ)温泉をご存じですか?
ここは石見銀山とともに「石見銀山遺跡とその文化的景観」の一部として世界遺産にも登録された温泉地で、どこか時間が止まったような鄙びた町並みが魅力。ゆるやかにカーブする通りの両側には夜になればほんのりと街灯がともり、アスファルトに埋め込まれた石州瓦の欠片がきらきらとその明かりを反射します。

写真:泉 よしか

その温泉津温泉街に建つ「のがわや旅館」は、趣のある和風建築の老舗旅館。お話好きの優しいご主人が出迎えてくれる、ほっこりと温かさを感じるお宿です。

「のがわや旅館」は全10室のお宿

写真:泉 よしか

「のがわや旅館」の部屋数は全部で10室。それほど規模が大きくない分、お風呂や廊下で他のお客様とかち合うことも少なく、プライベート感を大切にする方にもおススメ。
写真のお部屋は「うのまる」と名付けられた2階の6畳和室で、このほかに8畳や二間20畳のお部屋もあります。

写真:泉 よしか

「うのまる」の広縁からは庭の木々が見下ろせてとても良い雰囲気。温泉津温泉の町並み同様に、どこか懐かしさを感じる佇まいは、浴衣姿にとてもよく合うのです。

幻の酒米「亀の尾」を使った「亀五郎」を食前酒に

写真:泉 よしか

実は「のがわや旅館」のご主人は、温泉津温泉に事務局を置く「夢のある米作り・酒造り集団 酒仙蔵人・五郎之会」の発起人の一人。この会では漫画「夏子の酒」で広く知られるようになった幻の酒米「亀の尾」を使って日本酒を作っているのですが、なんとどうせなら米から作ろうと、醸造だけでなく田植えから始めるこだわりぶり!
そうして出来上がった貴重な亀の尾の日本酒「亀五郎」が食前酒にいただけるのが、「のがわや旅館」の夕食の特徴。じっくり味わって飲んでください。
なお「酒仙蔵人・五郎之会」は現在も会員募集中。「亀五郎」が気に入ったらぜひご主人にお話を伺ってみてくださいね。

写真:泉 よしか

「のがわや旅館」では食材は地のもの中心でお刺身にマグロは出しませんという心意気。さすがに鮮度抜群で歯ごたえぷりっぷりです。
前菜のワカナ(若いブリ)にあん肝を乗せた一品はあん肝が贅沢にたっぷりと。アマダイの幽庵焼きはお好みでカボスを絞って。お吸い物はのどぐろのつみれが入り、お米は地元・島根産のものを使っています。
派手さはありませんがひとつひとつ手の込んだメニューが多く、料理の美味しい宿という評判もうなずけます。
※メニューは季節やプランで変更になります。

写真:泉 よしか

朝食からイカのお刺身を提供するのも温泉津温泉らしい一コマなのですが、これも「のがわや旅館」の先代が始めたことで、その後ほかのお宿にも広まっていきました。なるほど今でも朝食の膳にイカが並びます。
またもうひとつ朝食のポイントは、のがわや特製の美味しい海苔汁が食べられること。これはぜひ多くの方に味わってほしい逸品です。

「のがわや旅館」のお風呂は温泉津温泉の源泉をかけ流しで

写真:泉 よしか

最後に温泉をご紹介しましょう。近くに建つ「温泉津温泉 薬師湯」を湯元とする源泉を、ここでは「岩風呂」「石風呂」貸切の「たぬき湯」の三つの浴室にかけ流しで使用しています(冬場のみ加熱したお湯を加えて温度を少し上げます)。

写真:泉 よしか

「岩風呂」と「石風呂」は時間で交代制の男湯と女湯に使用していて、どちらも濁り湯の小さい浴槽と透明なお湯の大きい浴槽があります。
実はこの濁り湯の方が温泉。水道水で薄めたり循環して大きい浴槽に入れてしまうのではなく、温泉そのものを楽しめるようにとこだわっているのです。
また「たぬき湯」はツウ好み。源泉の投入量に対して浴槽が小ぢんまりとしていることから、より鮮度の良い温泉が楽しめると気に入っているお客さんも多数です。
※貸切風呂「たぬき湯」はどのプランで宿泊しても1回50分間無料で利用できます。なお浴室の利用法は変更になる場合があります。

写真:泉 よしか

温泉津温泉のお湯はじっくり温まって湯冷めのしにくいナトリウム・カルシウム―塩化物温泉。湯上りの肌はつるつるになりますのでぜひお試しあれ!

「温泉津温泉 のがわや旅館」のまとめとして

石見銀山遺跡観光と合わせて訪れたい島根県の温泉津温泉。ここに泊まるなら美味しいお酒と料理、そしてかけ流しのお湯に入れる「のがわや旅館」をお勧めします。
そして夜に温泉街を散策すれば、どこか古い時代に迷い込んだような温泉津温泉ならではの独特の風情が楽しめるでしょう。
2021年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
温泉津温泉 のがわや旅館(外部リンク)
http://www.nogawaya.com/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
泉 よしか

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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