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「風邪のせい」医師の診断が実は違った!?別の病院で告げられた病名は…

2021-01-25

娘は中耳炎と診断されたのに、実は違った!

わが家の娘は、風邪を引くといつも中耳炎になっていました。中耳炎になるととにかく耳が痛いと泣き叫ぶので、毎月のように私が仕事を休み、娘の通院に付き添うことに。ところが、病院を変えたことをきっかけに、実はただの中耳炎ではなかったことが判明しました。そんな私の体験談をお伝えします。

また中耳炎…

娘は1歳を過ぎたころから頻繁に風邪を引くようになり、そのたびに黄色い鼻水と咳・熱が出て、耳が痛いと大泣きするようになりました。横になるとさらにつらいようで眠れなくなるため、少しでも体調が悪くなったらすぐに受診するように。かかりつけの小児科に行くと、「風邪からくる中耳炎です。風邪の薬で中耳炎も一緒に治しましょう」と言われ、5日ほど服薬すると娘はすっかり元気になりました。

風邪を引くたびに小児科か耳鼻科か迷っていたものの、先生いわく、「どちらでも良い」とのこと。最寄りの耳鼻科は患者さんが多いせいか診療時間も短く、質問もできない雰囲気だったため、結局いつも小児科に通っていました。

新しい病院で言われた衝撃の診断名

娘が2歳半のときに引っ越しをしました。新しい小児科で診てもらったときに「耳鼻科で診てもらったほうが良い」と先生に言われ、耳鼻科に行くことに。耳鼻科で娘の耳・鼻・喉の診察後に鼻まわりのレントゲンを撮ったところ、「副鼻腔炎(ふくびくうえん)」という診断がおりました。

副鼻腔炎とは鼻の周りにある空洞に炎症が起きてしまい、膿が溜まるものだそうです。その膿が鼻ではなく喉に落ちて咳の原因になり、口呼吸になると夜眠れなくなるよう。また、膿が耳の中に落ちていくと、中耳炎になるとこのこと。この日を機に、娘の鼻の治療が始まりました。

治療を開始

その後、娘は5日おき、調子がよければ2週間おきに通院しました。治療は3種類あります。

まずは「鼻処置」で、器械を使って鼻水を吸います。次に「副鼻腔洗浄」。鼻の中に霧状の麻酔をした後、生理食塩水に浸した脱脂綿のついた長い針を刺してしばらく過ごし、副鼻腔の中をきれいに洗浄。その後、治療薬を鼻腔内に噴射します。最後に「ネブライザー」と呼ばれる器械を使い、霧状の薬を鼻腔内に吸い込みます。

副鼻腔洗浄は、大人の私がやってもらったときも少し抵抗があったため、まだ小さい娘にするのは少々酷に思えました。予想通り、治療時に娘は激しく泣いていましたが、副鼻腔洗浄をすると格段に娘の鼻の状態はよくなり、効果を確信しました。

完治まであと何カ月…?

当初は「完治するまでに3カ月は必要」と言われていた治療も、まさかの半年超えに。というのも、そろそろ治ったかと思うと娘が風邪を引いて振り出しに戻ってしまい、また一から治療していたからです。副鼻腔炎は、鼻や耳の違和感がまったくなくなっても治療を続け、数カ月経ってようやく治るそう。

最寄りの耳鼻科は、丁寧かつ的確に診てくれるため非常に人気で、毎回2時間という驚異的な待ち時間です。通院をやめてしまいたくなる日もありますが、副鼻腔炎は放置して悪化すると手術が必要になる場合があるので通院をサボるわけにもいかず、今はただ完治する日を夢見て娘と耳鼻科に通う日々です……。

もっと早く、耳鼻科に通い始めていればよかったと後悔しています。遠くても良いから別のところを探すべきでした……。小児全般を扱っている小児科は通いやすいのですが、やはり気になるところがあれば、その科の専門医に診てもらうべきということを痛感しました。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

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監修/助産師REIKO

著者:潮田しずく1児の母で、現在第2子を妊娠中。元大学職員。現在はフリーランスとして、自身の経験をもとに子育てに関する体験談を執筆中。

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提供元:ベビーカレンダー

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