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アートホテル「BnA Alter Museum」で京都旅を更に楽しく

2021-02-15

京都にも続々と出来るアートホテル。四条河原町から徒歩約5分。河原町通りと高瀬川の間の抜群の立地に出来た「BnA Alter Museum」は、東京・高円寺からスタートした、美術館でもホテルでもない実験と発信の場、宿泊体験型ミュージアムです。
関西を中心に活躍する9人のアートディレクターと、16人のアーティストによる31部屋はどれも個性的で、京都旅が更に楽しくなること間違いなし。

アーティストへの支援も兼ねているホテル

写真:田中 佐代子

このホテルが行っているのはアートホテルという環境を活用し、アートに関心の高い旅行者と、各地のアートシーンをつなげる取り組み。旅行者を通してアートを世界に発信するだけでなく、宿泊費の一部が部屋を制作したアーティストたちに還元されるというシステムを導入して、アーティストたちが更に活躍できるよう支援をしています。

写真:田中 佐代子

高さ30メートルのビルのホテルは、客室のみならず館内のあちこちにアートが溢れています。その全てがオリジナルで、定期的に作品が入れ替わり、いつ来ても新たなものを観ることが出来るのが特徴。
購入できる作品もあるので、お気に入りが見付かったら、是非お土産にしてみましょう。

「goen no ma」は面白い体験が出来る客室

写真:田中 佐代子

一見、シックで落ち着いた雰囲気の室内。実は壁や床などあらゆる場所に、五円玉が張り巡らされています。
昔から五円玉は、「ご縁」の象徴として神社仏閣でお賽銭として使われています。神社仏閣の多い京都という地域で、アーティストの大平龍一は、ホテルの歴史と共に宿泊者同士のご縁が繋がっていくことを願ってデザインしました。

写真:田中 佐代子

この客間での面白い体験は、宿泊者も五円玉を貼ることが出来る事。という事は来る度に五円玉の数が増え、部屋のデザインが変わっていく、これこそがご縁を繋げる。という事になるのでしょう。
五円玉はフロントで用意してくれますが、自分の財布から出して貼れば、更にご利益があるかもしれません。

写真:田中 佐代子

このホテルの共感できる点が、ゴミを出し続ける宿命のホスピタリティ事業者として、どう環境負荷を減らすというテーマに取り組んでいること。
部屋にある備品は、シャンプーなどのバス用品、タオル類、ドライヤーなどがありますが、歯ブラシや髭剃り、ブラシなど通常のホテルなら備え付けられているアメニティーが無く、フロントで必要なものだけ借りるというシステムをとっています。

竜が天を舞う「NEXTEFX」

写真:田中 佐代子

大胆な色使いで大きな竜が描かれている、インパクトのある客室「NEXTEFX」は、壁画アーティストの大山門浩太郎のデザイン。プリセットされた照明プログラムで、室内のイメージが変わり、リラックスできる色彩体験を味わえます。

写真:田中 佐代子

鮮やかな色彩から一転、深海の中を感じるような神秘的な照明もあり、穏やかな海に抱かれる様な体験ができるユニークな客室。
因みに、同じアーティスト作品の部屋がもう1つあり、そこは恐竜がテーマになっています。

能楽がテーマの「鳥は池辺の青樹に宿し 魚は月下の青波に伏す」

写真:田中 佐代子

ダブルベッドの客室のこちらは、アートユニット「パラモデル」の中野裕介氏のデザインで、なんと能楽から着想しています。
このホテルから程近い、江戸期以降は色街として広がった「六条河原院跡」が舞台の、美しくも朧げな能楽 「融(とおる)」をイメージ。

写真:田中 佐代子

劇前半の「青い」月光が照らす満潮時の光景から、劇後半の真夜中から明け方にかけての「白い」月光の世界へと、イメージが鮮やかに転変する設定にもとづいて、青と白を基調とした部屋になっています。
また「融」で出てくるセリフが壁や天井に描かれていたり、彼らの作品によく使用される模型がそこここにあったりと、フォトジェニックな部屋です。

縦型ギャラリーが面白い

写真:田中 佐代子

このホテルには、他に類を見ないユニークなアートギャラリーがあります。それが、高さ30メートルの縦型ギャラリースペース。
建物の側面にステアケースギャラリーを併設し、階段を上りながら5つの空間を鑑賞すると言った仕組み。随時企画展が開催され、宿泊客だけでなく、その宿泊者から譲り受けたチケットで、一般来館者も鑑賞が可能になっています。

写真:田中 佐代子

オーディオガイドの最後には、ここをイメージした音楽も収録されています。アート鑑賞後に、最上階から眺める京都の街に思いを馳せ、ちょっとセンチメンタルな気分にさせてくれるサービスです。

写真:田中 佐代子

2階にあるカフェの壁のペイントも、アーティスト平山昌尚の作品の一部で、リンゴなどのフルーツのドローイングが可愛いフォトスポットにもなっています。
このドローイングは、エントランスや階段部分にもあり、ホテル全体に統一感を出しています。

アート好きならタマラナイ「BnA Alter Museum」

フォトジェニックなアートに囲まれて夜を過ごす体験は、京都旅に新たな楽しみをプラスしてくれ、更に思い出深いものとしてくれるでしょう。
また、祇園や木屋町からも近く、食事にも観光にも便の良いホテル。ぜひ旅の計画の1つに加えてみて下さい。
2021年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
BnA Alter Museum(外部リンク)
https://bnaaltermuseum.com/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
田中 佐代子

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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