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メルボルンから足を延ばして!ナガンビ湖とワイナリー巡り

2021-02-15

メルボルンから、車で北へ1時間半ほどの場所に「ナガンビ」という小さな田舎町があります。日本人観光客にはあまり知られていませんが、ナガンビにはナガンビ湖という大きな湖があり、ゴールバン川とその支流が流れ、牧歌的な景色が広がる風光明媚なエリアです。また、ナガンビ周辺は、知る人ぞ知るワインの名産地でもあります。今回は、ナガンビ周辺の見どころとおすすめのワイナリーをご紹介します。

ナガンビ湖に面した小さな田舎町「ナガンビ」

写真:高田 真美

メルボルンから北に向かって車を走らせて、約1時間半。ビクトリア州中部に位置するナガンビ(Nagambie)は、ナガンビ湖の湖畔に広がる小さな田舎町です。町の中心となるハイストリートには、古いレンガ造りの建物も残っており、昔ながらの田舎町の風情を残しています。

写真:高田 真美

ハイストリートの目の前に広がるナガンビ湖は、ゴールバン川を堰き止めて造られた大きな湖です。湖の西側にはキャンプ場やバンガロー形式の宿泊施設も整っており、カヤックや水上スキーといった水上スポーツを楽しむ人たちにも人気のホリデースポットとなっています。

ゴールバン川に造られた歴史的なダムや木造の橋

写真:高田 真美

ナガンビ周辺は、農牧業が非常に盛んなエリアで、この地方の農牧業を支えているのが、ゴールバン川の豊富な水資源です。

写真:高田 真美

ゴールバン川を流れる水を効率よく利用するために、この地にダムが造られたのは、1891年のこと。「ゴールバン・ウィアー」と呼ばれるこの歴史的なダムは、完成後130年経った今も稼働しており、灌漑用水路へと水を送っています。
<基本情報>
住所:Goulburn Weir Road, Goulburn Weir VIC 3608

写真:高田 真美

ナガンビを流れるゴールバン川には、1890年に架けられた「カーワン・ブリッジ」という歴史的な橋も残っています。310メートルに亘るこの木造の橋は、過去に大がかりな補修が何度か行われ、レトロな景観を残しながら、車でも渡ることができるようになっています。
<基本情報>
住所:10 Kirwans Bridge Road, Kirwans Bridge VIC 3608

創業160年の老舗ワイナリー「タービルク」

写真:高田 真美

ゴールバン川の豊富な水源に恵まれたナガンビ周辺は、ブドウの栽培が盛んに行われており、ワインの名産地でもあります。ナガンビ周辺にはいくつものワイナリーがあり、特におすすめしたいのが「タービルク(Tahbilk)」という1860年に創業した老舗ワイナリーです。

写真:高田 真美

タービルクでは、赤ならシラーズ種、白ならマルサンヌ種のワインが、特におすすめです。歴史の重みを感じさせるセラードアでワインの試飲をした後は、ワインの大樽が並ぶ地下貯蔵庫も是非見学してみてください。

写真:高田 真美

1200ヘクタールを超えるタービルクの広大な敷地内には、ブドウ畑だけでなく、川や湖沼、ユーカリの森といった大自然が広がっています。エコトレイルというウォーキングトラックがあったり、川と森の景色を眺めながら食事ができるレストランがあったりと、ワインの試飲以外にも楽しめる要素がたくさんありますので、ゆっくりと時間をとって訪れてみてほしいワイナリーです。
<基本情報>
住所:254 O’Neils Road, Tabilk VIC 3608
電話番号:+61-3-5794-2555

おしゃれなワイナリー「ミッチェルトン」

写真:高田 真美

ナガンビ周辺のワイナリーでは、「ミッチェルトン(Mitchelton)」もおすすめです。タービルクの古い木造建築とは対照的に、ミッチェルトンはモダンでお洒落な雰囲気が魅力的なワイナリーです。

写真:高田 真美

ミッチェルトンのトレードマークにもなっているタワー状の建物の最上階は、展望台になっており、美しく手入れされた葡萄畑を一望することができます。

写真:高田 真美

敷地内には、ワインの試飲ができるセラードアの他、レストランや、アボリジニアートのギャラリーもあります。また、ソフィテル系のブティックホテルも併設しています。ホテルには、スパの設備やプールもありますので、一泊してリゾート気分を味わってみてはいかが?
<基本情報>
住所:470 Mitchellstown Road, Nagambie VIC 3608
電話番号:+61-3-5736-2222

フルボディの赤ワインが主流

写真:高田 真美

ビクトリア州中部に位置するナガンビは、メルボルン周辺のヤラバレーなどのワインの産地とは気候が異なるため、栽培されている葡萄の種類が異なります。

写真:ビクトリア州政府観光局

特にその違いが顕著なのが、赤ワイン。冷涼な気候のヤラバレーでは、ピノ・ノワール種のフルーティーな赤ワインが主流なのに対し、日中の気温が高いナガンビ周辺では、シラーズ種のどっしりとしたフルボディの赤ワインが主流です。

ビクトリア州中部の「ナガンビ」へ行ってみよう!

日本人観光客にはあまり知られていませんが、ナガンビ周辺は知る人ぞ知るワインの名産地。メルボルンから車で約1時間半ほどでアクセスできますので、日帰りも可能ですが、風光明媚なエリアですので、一泊してのんびりとビクトリア州の田舎を味わってみはいかが?
2021年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
Nagambie Information Centre(外部リンク)
https://www.nagambielakestourism.com.au/
Tahbilk(外部リンク)
http://www.tahbilk.com.au/
Mitchelton(外部リンク)
https://mitchelton.com.au/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
高田 真美

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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