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ミラノから日帰り観光!イタリア“庭園の街”「ヴァレーゼ」

2021.02.21

ヴァレーゼは、イタリア北部の丘陵地帯にある古都。中世時代から栄え、「庭園の街(Citta Giardino)」という愛称を持つほど、街のいたるところに素敵な庭園がある、風光明媚な小都市です。ヴァレーゼの街と、ユネスコ世界遺産にも登録されている近辺の観光スポットについてご紹介します!

ヴァレーゼという街について

写真:橘 凛

ヴァレーゼはロンバルディア州にあり、州都ミラノの北西約55キロに位置します。周辺は川や湖が豊富で、カンポデイフィオーリ山の麓にあります。古代から集落があったことが記録に残っていますが、18世紀頃から貴族や上流階級の人々の休暇先として人気を博してきました。そのため、その時代からのお城やヴィラと呼ばれるお屋敷が豊富に残っています。それらの多くは、かつて北イタリアの権力者であった貴族ボッローメオ家のものでした。

写真:橘 凛

ヴァレーゼが歴史上最も有名になったのは、第二次イタリア独立戦争における、1859年の「ヴァレーゼの戦い」です。この戦いでオーストリア軍に勝利したことにより、ジュゼッペ・ガリバルディによるイタリア統一運動が前進しました。写真は、街の歴史的中心部にあるプレトリオ宮の前にある広場で、「ヴァレーゼの戦い」のモニュメントが置かれています。
現代のヴァレーゼは、航空機、バイクや靴といった産業が盛んな都市としての側面も持っています。

写真:橘 凛

街の中心部でも、サン・ヴィットーレ教会(Basilica di San Vittore Martire)は、特に重要な建物とされています。教会の本体は、1580年にペッレグリーニによって設計され、教会に隣接する鐘楼は18世紀に完成しました。高さ77メートルを超えるこの鐘楼は、ヴァレーゼ市内で最も高い建物です。2021年2月現在、鐘楼は修復中です。
天井に12星座が描かれたアーチ型の建物、アルコ・メラからの教会が眺めは素敵です(写真参照)。
<サン・ヴィットーレ教会(Basilica di San Vittore Martire)の基本情報>
住所:Piazza Canonica, 7, 21100 Varese VA
電話番号:+39-0332-236019
アクセス:ヴァレーゼ駅から徒歩約10分

モデルはウィーンのシェーンブルン宮殿!「エステンシ庭園」

写真:橘 凛

エステンシ庭園は、ヴァレーゼを訪れるすべての人におすすめしたいスポットです。
中世イタリアにおいて絶大な権力を持っていた貴族・エステ家のフランチェスコ3世が、18世紀半ばにヴァレーゼを訪れた際にひどく気に入り、この領地を譲り受けた際に造った宮殿とその庭園です。
現在は行政が所有しており、ピンク色の美しい宮殿は、ヴァレーゼ市役所として機能しています。内部には、元の18世紀のものはほとんど残っていませんが、「名誉のホール」と呼ばれる美しいホールが現在も使われています。

写真:橘 凛

ウィーンのシェーンブルン宮殿に似せて造られた庭園は、シンメトリーのデザインが魅力です。杉やマグノリア、椿など、様々な植物がセンス良く配置されています。庭園の中は小高い丘になっているので、ぜひ上って景観を楽しみましょう。

写真:橘 凛

湖が近いヴァレーゼでは、ボートやロードバイクレースを中心としたアウトドアスポーツがとっても盛ん!エステンシ庭園には、こんな洒落たモニュメントも飾られています。
<エステンシ庭園(Giardini Estensi)の基本情報>
住所:Via Luigi Sacco, 5, 21100 Varese VA
電話番号:+39-033-2281913
アクセス:ヴァレーゼ駅から徒歩約10分

中世時代からの瀟洒なお城やヴィラ(お屋敷)

写真:橘 凛

中心街から歩いて行けるところにある、豪奢な外観のヴィラ・レカルカーティ(Villa Recalcati)は、イタリアのバロック建築の最も重要な例のひとつとされています。18世紀前半に、ミラノ貴族のレカルカーティによって建てられましたが、1931年に行政が購入し、現在はヴァレーゼ県の県庁事務所として使用されています。
内部には、主に18世紀制作のフレスコ画はじめ、ヴァレーゼの芸術家の作品など、貴重な芸術作品が保存されています。
<ヴィラ・レカルカーティ(Villa Recalcati)の基本情報>
住所:Via Francesco Daverio, 21100 Varese VA
電話番号:+39-333-9013585
アクセス:ヴァレーゼ駅から徒歩約20分

写真:橘 凛

ヴァレーゼ郊外にあるマスナゴ城は、中世時代の要塞であり、15世紀にカスティリオーニ家によって別荘として改造されました。こちらも現在、ヴァレーゼ市が所有しており、近代現代美術館として開放されています。マズナゴ城が建つ丘の斜面に続くマンテガッツァ庭園には、103種類もの樹木があり、小さな植物園としても訪れる価値があるでしょう。
<マスナゴ城(Castello di Masnago)の基本情報>
住所:Parcheggio parco Mantegazza, 21100, VA
電話番号:+39-033-2820409
アクセス:ヴァレーゼ駅からローカル線RSに乗りManin駅で下車、徒歩約10分

ユネスコ世界遺産もある「ヴァレーゼ湖」

写真:橘 凛

ヴァレーゼ市街から5キロほど離れたところに、ヴァレーゼ湖があります。元々、靴産業が盛んなことで知られるヴァレーゼですが、湖の形が靴のように見えると評判です。ヴァレーゼ湖はボート競技の有名な競技場でもあります。アヒルがたくさん生息していることでも有名で、アヒルの湖という愛称もあります。
湖の周りには自転車道と歩道があり、市街からはバス一本・約10分で行けますので、ハイキングがてらお出かけしてみてはいかがでしょうか。

写真:橘 凛

また、ヴァレーゼ湖は、重要な考古学的発見があったことでも知られています。湖畔に残る杭上家屋は、紀元前5000年前の新石器時代にも遡るもので、現存する貴重な杭上住居跡群のひとつです。イタリアにはこのような「アルプス山系の先史時代の杭上住居跡群」が19箇所あり、2011年にユネスコ世界遺産登録されています。

ヴァレーゼへのアクセス

写真:橘 凛

最後にヴァレーゼまでのアクセスをご紹介しましょう。ミラノのターミナル駅であるカドルナ駅もしくはポルタ・ガリバルディ駅から、ローカル電車であるTrenordに乗車して約1時間です。ヴァレーゼ駅には、ミラノ近郊へのローカル鉄道、そしてスイス・ティチーノ州への高速鉄道が数多く乗り入れています。

写真:橘 凛

ヴァレーゼはスイス国境まで10キロほどで、スイスへのアクセスがとても良く、ヴァレーゼからスイス方面へのデイトリップも可能です。

「庭園の街」ヴァレーゼに遊びに行こう

以上が、ヴァレーゼについてのご紹介です。他にも、たくさんのヴィラ、そして「ヴァレーゼのサクロ・モンテ」といった郊外の世界遺産もあり、一日では見回りきれないほどの魅力に溢れた街であるヴァレーゼ。ぜひ一度足を運んでみてください。
2021年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
ヴァレーゼ観光局サイト(英語)(外部リンク)
http://www.vareseturismo.it/en

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
橘 凛

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提供元:LINEトラベルjp 旅行ガイド

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