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美しいバラ園と日本庭園に咲く四季の植物!大磯に佇む「旧吉田茂邸」

2021.03.10

神奈川県大磯町は昔から多くの著名人の別荘がある場所であり、吉田茂元首相も外務大臣時代から大磯町で過ごされていました。吉田茂はバラを愛する人物でも知られ、「旧吉田茂邸」の敷地には日本庭園やバラ園などがあり、季節の植物が観賞できます。このバラ園では春〜秋にかけて繰り返しバラが咲くので、ぜひ一度足を運んでみましょう!

旧吉田茂邸の歴史

写真:Lily T

旧吉田茂邸は、1884年に吉田茂の養父・吉田健三が現在の場所に別荘を建てました。その後、1944年〜1967年まで吉田茂がこの邸宅で過ごされました。
吉田茂は1946年〜1954年まで内閣総理大臣を務め、サンフランシスコ講和条約や日米安全保障条約を締結し、戦後の日本を復興へと導いた人物です。政界を引退後も数多くの政界の要人などが邸宅を訪れたため、「大磯参り」とも言われていました。

写真:Lily T

旧吉田邸は近代数奇屋建築風の総檜造りであり、建築家・吉田五十八が設計して京都の宮大工によって建設が行われました。2009年に原因不明の火事によって母屋部分が焼失してしまいましたが、神奈川県と大磯町によって邸宅が再建されました。写真の「兜門」は、サンフランシスコ講和条約の締結を記念して1954年に建てられ、焼失を免れた貴重な建造物です。
旧吉田邸は2017年4月より一般公開され、「神奈川県立大磯城山公園・旧吉田茂邸地区」として整備されました。
大磯城山公園は「旧三井別邸地区」と「旧吉田茂邸地区」によって構成され、旧三井別邸地区では、初夏には紫陽花、そして秋には紅葉などが観賞でき、季節の移ろいが感じられます。旧三井別邸地区について、詳しくは文末の関連MEMOよりご確認頂けます。

吉田茂が愛した「バラ園」!

写真:Lily T

旧吉田茂邸地区では、1961年に現在の駐車場の場所に「バラ園」が造られました。当時は約1000本以上のバラが咲き誇り、吉田茂はバラの観賞をとても楽しまれていました。

写真:Lily T

その後当時のバラ園は駐車場化し、休憩所の手前に新たなバラ園が造られました。現在観賞できるバラは、吉田茂が好んでいたバラと言われています。

春から秋に咲く美しいバラの数々!

写真:Lily T

バラ園では四季咲きのバラが多く、春は5月上旬〜6月上旬頃、そして秋は10月上旬〜11月上旬頃にバラの花を咲かせます。それでは、バラ園で観賞できるバラの品種について、いくつかご紹介していきます。
こちらは「クイーンエリザベス」という品種で、イギリスの女王・エリザベス2世に捧げられたバラです。濃厚で甘い芳香が特徴で、花径10cm程度の大輪の花をつけます。花色は、ピンク色や黄色、そして白色もあります。

写真:Lily T

色鮮やかな朱色の「プリンセスミチコ」は、当時の美智子皇太子妃に捧げられた品種です。現在では様々なバラ園で観賞できますが、吉田茂邸のバラ園より全国的に普及したと言われています。上品な花姿は、名前の通り美智子皇太子妃を連想させます。

写真:Lily T

「ピース」というこちらの品種は、第二次世界大戦の終戦を記念して、世界平和の願いを込めて命名されました。クリームイエローにピンク色の縁が特徴のピースは、その美しい花姿からまさに平和の象徴とも言えるでしょう。

日本庭園に咲く季節の植物

写真:Lily T

旧吉田茂邸の日本庭園は世界的に有名な造園家・中島健が設計し、本邸の周辺部分は日本庭園研究家・久恒秀治が担当しました。風情ある立派な日本庭園では、早春には梅の花、春は桜、そして夏にはオニユリなど季節の花々が観賞できます。
初夏の時期には紫色や青色などのあじさいが咲き誇り、とても綺麗な景色です。

写真:Lily T

広大な日本庭園は場所によって雰囲気が変わり、庭園の奥には竹林が広がっています。静かな竹林の中を散策していると、リラックスできます。夏の時期に散策すれば、涼しさが感じられそうですね!

写真:Lily T

庭園には、なんと大きな「カナリーヤシ」も植えられています。カナリー諸島原産の樹木で、当時の神奈川県議会議長から贈られ、中島健の指示のもと植えられました。庭園には多種多様な植物が植えられ、様式にとらわれない吉田茂の人間性が反映されています。

旧吉田茂邸へのアクセス

写真:Lily T

旧吉田茂邸へのアクセスは、バスや車が便利です。バスの場合は、JR大磯駅前の1、2番線乗り場より「二宮駅行き」、「西公園前行き」または「大磯プリンスホテル行き」のバスに乗車します。「城山公園前」のバス停にて下車後、徒歩約3分で到着します。
車でお越しの場合は、平日は無料、土日祝日の場合は有料で駐車場をご利用頂けます。駐車料金について、詳しくは文末の関連MEMO「大磯城山公園公式HP」よりご確認ください。

写真:Lily T

湘南や海水浴場発祥の地でもある大磯町は温暖な気候に恵まれ、数多くの有名人が別荘を建てるのも頷けます。
国道一号線沿いにありアクセスもしやすいので、ご興味があればぜひとも旧吉田茂邸を訪れてみてはいかがでしょうか。

神奈川県立大磯城山公園「旧吉田茂邸地区」の基本情報

住所:神奈川県大磯町国府本郷551-1
電話番号:0463-61-0355
入園料:無料
営業時間:9:00〜17:00(最終入園時間16:45)
アクセス:JR大磯駅よりバス停「城山公園前」にて下車
2021年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
神奈川県立大磯城山公園(外部リンク)
http://www.kanagawa-park.or.jp/ooisojoyama/index.html
初夏に訪れたい!神奈川「大磯城山公園」紫陽花とツツジの絶景
https://www.travel.co.jp/guide/article/43809/
神奈川「六所神社」は弥生時代から出雲に縁がある素敵な神社!
https://www.travel.co.jp/guide/article/43471/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
Lily T

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