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紅葉だけじゃない!奈良・多武峰「談山神社」は桜も美しい

2021.03.15

奈良県桜井市多武峰(とうのみね)にある談山神社は、奈良県屈指の紅葉の名所として知られていて、紅葉の時期になると多くの観光客で賑わいます。しかしここは桜の隠れた名所であることはあまり知られていません。境内は、毎年4月上旬から4月中旬にかけて約500本の桜に彩られます。「桜」と「青もみじ」の鑑賞に静寂に包まれた新緑の談山神社を訪れてみませんか?

中臣鎌足公を祀る「大化の改新」発祥の地

写真:モノホシ ダン

談山神社は、もともと神仏習合の寺院であり多武峰妙楽寺(とうのみねみょうらくじ)といいました。ご祭神は中臣鎌足(なかとみのかまたり)で、645年(皇極天皇4年)に、中大兄皇子とともに飛鳥板蓋宮で時の最高権力者の蘇我入鹿を誅殺し、大化の改新の偉業を成し遂げた人物です。
その後、1869年(明治元年)に神仏分離令によって「談山神社」と改称しました。社号の由来は、中臣鎌足と中大兄皇子が大化の改新の談合を、本殿裏山の談い山(かたらいやま)で行ったことによります。旧社格は「別格官幣社」で、これは国家のために功労のあった人臣を祭神とする神社です。

写真:モノホシ ダン

神社への入山は紅葉の時期以外は正面入山受付ではなく、西入山受付からになります。受付を通り、上がってすぐの開けたところが「蹴鞠(けまり)の庭」と呼ばれる写真撮影のベストスポットです。正面の「権殿」と「十三重塔」、右手の「神廟拝所」をバランスよく収めることができます。
蹴鞠の庭では、毎年4月29日(昭和の日)と11月3日(文化の日)に「蹴鞠祭」が行なわれます。中臣鎌足と中大兄皇子が、飛鳥法興寺の蹴鞠会(けまりえ)で初めて出会った故事にちなんだものです。

写真:モノホシ ダン

談山神社の発祥は、中臣鎌足の長男の定慧(じょうえ)和尚が父の鎌足の供養のため十三重塔を造立したのが始まりです。写真の「神廟拝所」には中臣鎌足の木造が祀られています。
ちなみに中臣鎌足は死の間際に天智天皇となった中大兄皇子から藤原姓を賜り、のちに隆盛を極めた藤原氏の始祖となっています。

談山神社のシンボル「十三重塔」

写真:モノホシ ダン

神廟拝所に向かい合って建っているのが「総社拝殿」です。1668年(寛文8年)の造営で、正面・背面ともに唐破風を持つ優美な建造物です。

写真:モノホシ ダン

談山神社のシンボルともいえる高さ17mの「十三重塔」は、678年(天武天皇7年)に創建された塔婆で、現在の塔は、室町時代の1532年(享禄5年)に再建されたものです。木造十三重塔としては世界唯一の貴重な建造物です。

写真:モノホシ ダン

談山神社の「楼門」は拝殿の門となっていて、拝殿・東西透廊とともに1520年(永正17年)の建立。拝殿と屋根続きで建てられています。楼門をくぐると左手に本殿があり、正面には本殿を囲むように折れ曲がる東西透廊、そして右手には拝殿があります。

日光東照宮のモデルになった豪華絢爛の本殿

写真:モノホシ ダン

1850年(嘉永3年)造替の「本殿」は中臣鎌足公を祀り、朱塗極彩色の豪華絢爛たる様式で、日光東照宮のモデルになったとも言われています。

写真:モノホシ ダン

「拝殿」は、清水寺と同じ舞台造りになっています。そして拝殿にめぐらされた東西透廊の吊燈籠は、一つひとつの柄が違います。中臣鎌足にちなんだ「鎌」の柄もあります。また高廊下に映る吊燈籠のシルエットも美しいです。

写真:モノホシ ダン

拝殿内から外の眺めも見事です。まるでアートのような「生の額縁」越しの青もみじの鑑賞を心ゆくまで楽しみましょう。

恋愛成就のパワースポット「恋神社」

写真:モノホシ ダン

恋愛成就のパワースポットとして人気のある摂社の東殿は「恋神社」として親しまれています。中臣鎌足公の奥方である鏡女王(かがみのおおきみ)を祀っています。
鏡女王は容姿端麗で和歌の才もあり、興福寺の建立に関わるなど才色兼備の女性で、鎌足とともに藤原氏の繁栄の礎となりました。
ところで恋神社の参拝方法は少し変わっていて、まず東殿正面から参拝します。そして、時計回りに回って東殿背後からも参拝します。その後、正面に戻り、また参拝します。これを三度繰り返すことによって祈願がさらに深まると言われています。

写真:モノホシ ダン

さらに“厄落とし・所願成就”には、恋神社の右手にある「厄割り改新玉」が。厄割り改新玉に願いを込めて、厄割り石の前にそっと落としましょう。なお厄割り石(300円)は、本殿横の授与所にて授与しています。

多武峰観光ホテルからの眺めも見逃せない

写真:モノホシ ダン

談山神社の拝観のあとは、神社の向かい側にある「多武峰観光ホテル」の5階のレストランでランチタイムを楽しみましょう。このレストランのバルコニーからの談山神社の眺めは秀逸です。これだけでもレストランを利用する価値は十分あります。

写真:モノホシ ダン

レストランのバルコニーからは、談山神社の十三重塔が手に届くような近さに見えます。多武峰の清々しい空気と談山神社の神気を存分に感じ取りましょう。

写真:モノホシ ダン

ほかにぜひ見てみたいのが、談山神社を見晴らす丘の上にある「薄墨桜」。“小つづみ桜”と命名された樹齢600年と言われる薄墨桜(エドヒガンザクラ)です。桜井市指定文化財、天然記念物にも指定されている貴重な桜です。
境内を桜が彩る談山神社で、うららかな春の訪れを満喫してください。

談山神社の基本情報

住所:奈良県桜井市多武峰319
電話番号:0744-49-0001
拝観料:大人600円 小人300円(小学生) 小学生未満無料
拝観時間:8:30〜16:30(最終受付) 最終拝観17時まで
アクセス:近鉄・JR桜井駅から奈良交通バスで約25分終点談山神社下車 徒歩約5分
車利用の場合は、無料駐車場利用
2021年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
談山神社(外部リンク)
http://www.tanzan.or.jp/
多武峰観光ホテル(外部リンク)
http://www.tounomine.com/

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モノホシ ダン

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提供元:LINEトラベルjp 旅行ガイド

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