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新日本三大夜景も!奈良「若草山」で抜群のロケーションを満喫

2021-03-30

奈良県奈良市にある若草山は、奈良市内を俯瞰することのできる絶好のビュースポットです。昼間の眺望はもちろんのこと、とくに山頂からの素晴らしい夜景は、「新日本三大夜景」のひとつに選ばれています。若草山と世界遺産・春日山原始林の中を走る「奈良奥山ドライブウェイ」で古都を展望するドライブを楽しんでみませんか?

まずは「新若草山コース」で若草山の昼間の眺望を楽しもう

写真:モノホシ ダン

若草山山頂へは「奈良奥山ドライブウェイ」を利用します。このドライブウェイは、若草山・春日山・高円山の山中を走る約12kmの有料ドライブウェイで、途中、柳生街道と交差します。
通行コースは、新若草山コース、奈良奥山コース、高円山コースの3区間に分かれています。 若草山へ行く新若草山コースは、若草山から古都・奈良の街並みを眺めるドライブコースとして人気があります。
新若草山コースの途中には東大寺大仏殿のビュースポットがあります。マイカー約3台分ほどの駐車スペースがありますので、ぜひ車を停めて大仏殿の眺望を楽しみましょう。大仏殿の彼方に見える塔は「興福寺の五重塔」です。

写真:モノホシ ダン

若草山(342m)は三つの笠を重ねたような形なので別名「三笠山」ともいいます。どら焼きのことを「三笠まんじゅう」と言うのは、ふっくらとした姿がこの三笠山に似ていることに由来します。
若草山は高さによって山麓、一重目、二重目、三重目と分けられていて山頂を三重目と呼んでいます。早春の「若草山の山焼き」は一重目で行われています。

写真:モノホシ ダン

若草山は山全体が芝生に覆われていて、のんびりと草を食む鹿たちを数多く見かけます。山頂からの眺望は素晴らしく、奈良市内から県境の生駒山までの広大な景観が楽しめます。

ロケーション派も唸らせる若草山からの絶景

写真:モノホシ ダン

山頂から奈良市街地のほうに目を向けると、興福寺の五重塔や奈良県庁、平城宮跡大極殿などが見えているのがわかります。かの石川五右衛門の名セリフ「絶景かな、絶景かな」の心境に浸れるでしょう。

写真:モノホシ ダン

若草山の山頂には古墳があります。鶯塚古墳(うぐいすづかこふん)という古墳時代中期の前方後円墳です。名前は清少納言の『枕草子』にある「うぐいすの陵」に由来します。被葬者は不明ですが、墳丘上には「鶯陵」と書かれた顕彰碑が建てられています。石碑の隣りには三等三角点が設置されています。
ここからの眺望もまた格別です。とくに京都方面の眺めに優れ、天気の良い日には、京都タワーや京都駅ビルの姿すら確認できることがあります。

写真:モノホシ ダン

若草山山頂では、日が傾き、夕日の時間帯になるとあらゆるもののシルエットが美しいです。さらに天候に恵まれれば生駒山に静かに沈んでゆく夕日が眺められます。茜色に染まる景色に心奪われるひとときを過ごしましょう。

若草山からの夜景は宝石を散りばめたような美しさ

写真:モノホシ ダン

先述のように若草山からの夜景は、福岡県北九州市「皿倉山」、山梨県山梨市「笛吹川フルーツ公園」とともに新日本三大夜景のひとつに選定されています。山頂からの夜景は、まるでダイヤモンドを散りばめたような美しさと言えるでしょう。夜景鑑賞には、完全に空が暮れきらない時間帯がおすすめです。

写真:モノホシ ダン

若草山山頂のシンボルと言えるのが大きなクヌギ(椚)の木。山頂という過酷な立地条件にもかかわらず、度重なる強風にも良く耐え、訪れる人々を暖かく出迎えてくれます。

写真:モノホシ ダン

なお山頂は、昼間は暑くても、日が暮れると急に寒くなってきますので、必ず上着をもってでかけましょう。若草山でロマンチックなひとときを過ごしてください。
<若草山山頂の基本情報>
住所:奈良県奈良市春日野町若草157
電話番号:0742-22-0375(奈良公園事務所)
アクセス:奈良奥山ドライブウェイ「新若草山コース」若草山頂展望台駐車場から徒歩約5分。

春日山原始林を縦走する「奈良奥山コース」

写真:モノホシ ダン

奈良奥山ドライブウェイの「奈良奥山コース」は、世界遺産・春日山原始林を縦走して高円山へと下るコースです。この区間は、ドライブウェイの3区間の中で唯一の未舗装道路で、休日などはハイカーも多いため速度を落として運転しましょう。
写真は、花山川を渡る大原橋のたもとにある「春日山原始林」の世界遺産登録記念碑です。この原始林は、春日大社の神山として1000年以上も狩猟や伐採が禁じられてきたため、1955年(昭和30年)に国の天然記念物に指定されました。
その後、1998年(平成10年)には世界文化遺産「古都奈良の文化財」の構成資産に登録されました。

写真:モノホシ ダン

奈良奥山コースで、一番の見どころが「鶯の滝」です。奈良市内を流れる一級河川、佐保川の源流となっている高さ約10mの滝で、江戸時代からの観光名所としても有名です。周囲は昼なおうす暗く、凛とした空気の中に滝の音だけが静かに響いています。
<鶯の滝の基本情報>
住所:奈良県奈良市川上町
電話番号:0742-22-0375(奈良公園事務所)
アクセス:奈良奥山ドライブウェイ「奈良奥山コース」鶯の滝駐車場から徒歩約10分

石仏ファン必見のスポットが点在!「高円山コース」

写真:モノホシ ダン

奈良奥山ドライブウェイの「高円山(たかまどやま)コース」は、ハイキングコース「滝坂の道」と交差しています。滝坂の道は、江戸時代に剣豪の里として知られる柳生と、奈良の町を往来するために開かれた山道で、山岳仏教の信仰の対象となっていた石仏がたくさん残されています。

写真:モノホシ ダン

車を駐車して滝坂の道を辿れば、地獄谷石窟仏、春日山石窟仏、首切地蔵、朝日観音、夕日観音、寝仏など多くの石仏に出会えます。とくにおすすめは、平安時代に彫られた「地獄谷石窟仏」(写真)。
岩をくりぬいた岩窟の中に釈迦如来像を中心として、左右に薬師如来と十一面観音、右壁面に如意輪観音、左壁面に阿弥陀如来坐像と千手観音が刻まれています。所々に美しい彩色の跡も見られます。石仏ファンの方にも必見のスポットです。
<地獄谷石窟仏の基本情報>
住所:奈良県奈良市白毫寺町
電話番号:0742-22-0375(奈良公園事務所)
アクセス:奈良奥山ドライブウェイの「高円山コース」沿いの駐車場から徒歩約10分

写真:モノホシ ダン

高円山コースでは、「高円山頂上展望所」と「大和三山展望所」という2つの展望スポットが設けられています。写真は、大和三山展望所からの風景で、天候が良ければ、県内の橿原市にある香具山、畝傍山、耳成山の「大和三山」見渡すことができます。
駐車場には、展望案内図も設置されているので、大和盆地の大パノラマをお楽しみください。

奈良奥山ドライブウェイの基本情報

住所:奈良県奈良市雑司町
電話番号:0742-26-7213(新若草山自動車道株式会社)
通行料金:1760円(片道) ※他に区間料金あり
営業時間:
8:00〜23:00(新若草山コース・12月1日から3月15日までは8:00〜22:00)
9:00〜17:00(奈良奥山コース)
8:00〜18:30(高円山コース)
アクセス:
名阪国道「天理IC」から新若草山料金所まで約25分
第二阪奈道路「宝来IC」から新若草山料金所まで約25分
2021年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
奈良奥山ドライブウェイ(外部リンク)
http://shinwaka.com/
奈良交通定期観光バス(外部リンク)
http://www.narakotsu.co.jp/teikan/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
モノホシ ダン

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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