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沖縄の日本遺産!那覇&浦添エリアで琉球王国文化を体感できるスポット

2021.04.06

琉球王国時代から連絹と続く沖縄の伝統的な「琉球料理」と「泡盛」、そして「芸能」が、沖縄県で初めて日本遺産に登録されました。
那覇や浦添にはこの琉球王国文化を体感できるスポットがたくさんあるのです。レンタカーなしでも、バスやモノレールで巡れるのも魅力。華やかな琉球王国文化や歴史のストーリーをたどる旅は、知的好奇心とおなかが満たされるので、ビーチで楽しむ旅とはちょっと違った充実感が味わえますよ。

中国の使者へのおもてなしによって育まれた琉球王国文化

写真:北川 りさ

現代の沖縄文化である「琉球料理」「泡盛」「芸能」は、琉球王国で育まれた文化が源になっていると言われています。
1400年代初頭に中山の王「尚巴志」が琉球最初の統一国を誕生させました。これが琉球王国です。尚巴志は王都を浦添城(グスク)から首里城へと遷都させ、中国や日本、東南アジアとの交易を活発におこなったのです。

写真:北川 りさ

琉球王国の文化は、中国からの使者である冊封使をもてなすことで育まれました。王の代替わりの時にやってくる使節団は、総勢400名余りで半年ほど琉球に滞在。王国側は各地で大宴会を開いたと伝えられています。
国家の重要な行事として、礼節を持って使者をもてなすために料理や芸能に力を注いだ結果、450年に及ぶ華やかな王国文化を育んだのです。

琉球文化の中心地「首里城」

写真:北川 りさ

首里城の御庭には、中国からの使者である冊封使団が滞在する際には能舞台がつくられ、「組踊」などのさまざまな芸能が演じられました。
歴史を知ってから実際にその土地を訪れると、まるでタイムスリップしたかのように、目の前にある景色と当時の華やかな宴の様子が重なって頭の中に浮かんでくるから不思議です。
※現在首里城は復興中ですが、御庭の一部や正殿遺構などが一般公開されています。

写真:北川 りさ

首里城の大宴会では琉球料理や泡盛がふんだんに振る舞われました。首里城内には泡盛や日用銭などを保管していた、「銭蔵」の跡が残っています。
当時の銭蔵の建物の輪郭上に、今は休憩施設が新設されています。建物の中に入って休憩し、「ここに泡盛が大量に貯蔵されていたのね」と想像するだけでワクワクしてきます。泡盛が琉球王国にとってどれほど重要なものだったのかが分かりますね。

写真:北川 りさ

瑞泉門手前の岩の間には枯れることなく湧き出す樋口があり、「龍樋」と呼ばれています。その泉から流れる水は実に清らか。この水を利用して、冊封使をもてなすための「泡盛」づくりも盛んにおこなわれるようになったのです。
<首里城の基本情報>
住所:沖縄県那覇市首里金城町1-2
電話番号:098-886-2020
アクセス:モノレール首里城駅よりバスで約5分

泡盛の老舗蔵元「瑞泉酒造」を見学

写真:北川 りさ

首里城の継世門から徒歩3分の場所に、泡盛酒造所である「瑞泉酒造」があります。
琉球王国時代、王府は泡盛の高い品質を保持するために、首里三箇と呼ばれる首里の城下町である崎山・赤田・鳥堀のみに泡盛の醸造を許可し、厳しい管理下において伝統の味を守り続けてきました。瑞泉酒造は、その首里三箇にある代表的な泡盛酒造所です。

写真:北川 りさ

瑞泉酒造は泡盛鑑評会で沖縄県内最多となる沖縄県知事賞24回、沖縄国税所長賞を32回受賞している老舗。蔵元直売所も併設しており、お手頃な価格の泡盛から高価な古酒(クース)まで並んでいます。

写真:北川 りさ

予約制で見学もおこなっています。
酒造タンクを見ながら2階のホールへと向かい、泡盛の歴史のDVDビデオを視聴したり、係の人から解説を聞いたりすることができます。
約600年の歴史を持つ泡盛は、東南アジアがルーツだと言われています。しかし、黒麹菌を用いた蒸留酒は他の国にはなく、泡盛の製造方法は琉球独自のもので、沖縄の風土や文化の中で育まれてきたものだと考えられています。
瑞泉酒造でも黒麹菌を使って泡盛を製造していますが、第2次世界大戦で受けた壊滅的な被害により、瑞泉酒造の黒麹菌(瑞泉菌)も失ってしまいました。戦前と同じ味の泡盛をもう作ることができないと思われていましたが、東京大学で戦前の瑞泉菌が真空保存されていることが判明。瑞泉菌を使った泡盛を、また製造できるようになりました。
こんな解説を聞いた後で飲む、瑞泉酒造の泡盛は一味違います。
<瑞泉酒造の基本情報>
住所:沖縄県那覇市首里崎山町1-35
電話番号:098-884-1968
アクセス:モノレール首里城駅より徒歩約15分

伝統芸能「組踊」のルーツをたどる

写真:北川 りさ

中国からの冊封使をもてなすために首里城で舞われた「組踊」は、現在では国立劇場おきなわの定期公演などで実際に観ることができます。
また、2階のレファレンスルームでは劇場が所蔵する自主公演記録映像などの視聴もできますので、当時の中国の使節になったつもりで組踊を鑑賞してみるのもお勧めです。

写真:北川 りさ

組踊は音楽・舞踊・所作・台詞で構成された歌舞劇。能や歌舞伎などの大和の芸能に影響を受けているようですが、物語の内容は沖縄の故事をもとにしています。組踊は冊封使を接待するために上演されたものでしたが、士族階級の娯楽として発展し、明治に入ると一般庶民にも親しまれるようになりました。
組踊りは1972年には国指定重要文化財に、2010年にはユネスコの無形文化遺産リストに登録された、沖縄を代表する伝統芸能です。
<国立劇場おきなわの基本情報>
住所:沖縄県浦添市勢理客4-14-1
電話番号:098-871-3311
アクセス:那覇バスターミナルよりバスで約15分+徒歩約6分

写真:北川 りさ

組踊の創始者である玉城朝薫は、冊封使歓迎のために踊り奉行となった人物でした。朝薫が創った「朝薫の5番」は完成度が高く、以後に創られた組踊の規範になっています。
朝薫は今も沖縄の人々から尊敬されています。朝薫のお墓の場所が道路建設予定地となった時、お墓を移すことなく保存するためにトンネルを掘ったほど。そのため、朝薫のお墓はトンネルの上にあるのです。
<玉城朝薫の墓の基本情報>
住所:沖縄県浦添市前田(前田トンネル上)
アクセス:モノレール経塚駅より徒歩約4分

華やかで体に優しい琉球料理を堪能

写真:北川 りさ

那覇市内には伝統的な琉球料理から、泡盛の古酒に合うような新鮮な沖縄県産の食材を使った沖縄料理が食べられるお店が数多く点在しています。
そのひとつである沖縄第一ホテルでは、琉球王国時代から伝えられてきた医食同源の沖縄の食を提供しています。特に薬膳朝食は50品目の25品でわずか585カロリーということから、大変人気があります。

写真:北川 りさ

ディナーも体に優しく豪華な琉球料理を提供しています。日替わり全15品6,000円のコースの一例をご紹介します。
最初に出されるのは、琉球王朝時代に上流階級で珍重された「豆腐よう」。島豆腐を泡盛で発酵・熟成させたものです。そして、黒胡麻たっぷりの「ミヌダル」、田いも、鴨の煮物、食べるだけで風邪予防になる伝統野菜の「オオワタリ」の煮浸し、どぅるてんの白餡仕立て、デトックス効果の高い「イカ墨汁」など、体が喜ぶメニューが次から次へと出てきます。

写真:北川 りさ

続いて「海老の雲丹焼き」、「ラフテー」、アンチエイジング効果の高い「白クラゲの酢の物」が。ラフテーは何度も茹でこぼして油を落とし、ヘルシーに仕上げた一品。
アオサ汁と黒米を中心とした11穀米も絶品。最後に40種類の薬草茶と季節の果物、そして王様のおやつとして愛されていた桔餅(きっぱん)が出されます。琉球の王様も召し上がっていたおやつを、自分も食べるのだと思うと嬉しくなります。
器にもこだわり、琉球漆器や琉球ガラス、やむちんなどを使用。舌だけでなく目も楽しませてくれるホテル・レストランです。
<沖縄第一ホテルの基本情報>
住所:沖縄県那覇市牧志1-1-12
電話番号:098-867-3116
アクセス:那覇バスターミナルよりバスで約15分+徒歩約6分

ストーリーをたどる那覇&浦添旅は面白い!

琉球王国文化を体感する、那覇&浦添旅はいかがでしたか?
この琉球王国文化の体感するスポットをお得に巡ることのできる、無料の「おきなわ日本遺産アプリ」が登場しました。スポットの説明やバスの乗り換え時刻や道案内機能もあるので、とても便利。クーポンまで付いています。バスとモノレールの1日乗り放題チケットも、お得な追加料金で購入できますのでお勧めですよ。
ぜひ琉球王国文化を体感する旅をしてみて、タイムスリップするような不思議な感覚と充実感を味わってみてくださいね。
2021年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
取材協力:公益社団法人 日本観光振興協会

■関連MEMO
首里城(外部リンク)
http://oki-park.jp/shurijo/
瑞泉酒造(外部リンク)
https://www.zuisen.co.jp/
国立劇場おきなわ(外部リンク)
https://www.nt-okinawa.or.jp/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
北川 りさ

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