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奈良の新名所「鹿猿狐ビルヂング」でグルメと限定土産を

2021-04-23

奈良の観光地、興福寺五重塔や猿沢の池からほど近く。商店街や細い路地などが続き、散策にぴったりのならまちに、新名所「鹿猿狐ビルヂング」が、2021年4月にオープンしました。
奈良の工芸・特産品をベースにした生活雑貨や、店舗限定品も。観光途中の休憩にピッタリの猿田彦珈琲や、お庭を眺めながら濃茶ラテなどが楽しめる茶論も。
奈良旅行の際に、ぜひ訪れたい観光スポット「鹿猿狐ビルヂング」をご紹介します。

鹿猿狐ビルヂングで、奈良らしい雰囲気を味わう

写真:Sige panda

鹿猿狐ビルヂングは、江戸時代に麻織物の問屋としてスタートした、中川政七商店が、創業地の奈良にオープンした複合商業施設です。
3階建のビルは1、2階が商業施設。3階はコワーキングスペースになっています。
2階には、生活雑貨約3,000点がそろうショップが。ほとんどがオリジナルで、中にはここでしか買えない限定品も。

写真:Sige panda

中川政七商店といえば、奈良の特産品の蚊帳生地を使用した「蚊帳織りふきん」が有名です。
吸水性と速乾性に優れ、軽くてかさばらないので、お土産にもピッタリ。もちろん自分用にも!色や柄がたくさんあって、迷ってしまいます。

写真:Sige panda

店舗の端にある、休憩スペースにもぜひ立ち寄ってみてください。目の前には、伝統工芸品などの展示もあり、のんびりとながめながら休憩できます。
のれんと座布団は、季節ごとに色が変わるのだとか。写真は、春のさくら色です。

奈良観光のカフェ&ランチもおまかせ

写真:Sige panda

1階には奈良在住の作家の作品や、雑貨をラインナップ。
鹿猿狐の柄がかわいらしい限定の「蚊帳織りふきん」は、もらってうれしいお土産のマストアイテム。
1階、2階どちらにも置いてあるので、ぜひゲットしてくださいね。

写真:Sige panda

さらに、奈良初出店となる猿田彦珈琲では、店舗オリジナルのコーヒー「ならまちブレンド」のほか、アルコールやアイスクリームも。
「欧風バターチキンカレー」、「ビーフストロガノフ」などのフードもあるので、ランチ使いもいいですね。

写真:Sige panda

中庭側にある㐂つね(きつね)は、ミシュラン一つ星掲載店「sio」がプロデュースする、すき焼きのお店。
奈良のブランド牛・大和牛(やまとうし)をはじめ、奈良の食材をふんだんに使用しています。夜はおまかせのコースのみ。
ランチでは、大和牛を奈良産の大きなお揚げで包んだ、きつねすき焼き重など、一風変わったメニューも味わえますよ。

築130年の町家の風情を味わう

写真:Sige panda

鹿猿狐ビルヂングは、1階の中庭で築130年の町家ともつながっています。町家の方は、麻織物の問屋の歴史が垣間見られるような風情。衣類などのアイテムが並びます。
特徴的な格子は、なんと鹿よけ。格子部分は吉野杉でできていて、一部100年以上前のものも。当たっても、鹿も家も傷つかない。なんとも奈良らしいですね。

写真:Sige panda

試着室は、昔の電話ボックスをそのまま再利用。扉の部分には、旧漢字で2222番と、当時の電話番号が書いてあります。
奈良で2番目に電話番号を取得したから、電話番号が2222番なのだそうですよ。

写真:Sige panda

さらに通路側の天井には、春を告げる行事として有名な東大寺の「お水取り」のたいまつも。こちらは、平成最後のお水取りのものだそう。
見上げると、なんだかありがたい感じがしますね。

オリジナル刺繍入りのハンカチ

写真:Sige panda

ショップ内の「おあつらえ処」では、好きな生地で、座布団やのれんのオーダーのほか、ハンカチの刺繍も。
刺繍の柄は花冠をかぶった鹿と、ビルの名前にちなんだ鹿猿狐の2種類。好きなハンカチに刺繍してくれます。
料金は、ハンカチ代プラス550円から。イニシャルなどのシンプルなものもあり、こちらは330円から。混み具合にもよりますが、5分から10分くらいで完成します。

写真:Sige panda

ハンカチは同店のブランド motta(モッタ)。吸水性が良い、麻や綿素材のシワや風合いを生かし、アイロンなしで気軽に使えると人気です。
色柄のバリエーションも多くて、選ぶのも楽しい!mottaと言う名前は「ハンカチ持った?」から来ているそうですよ。なんだか、かわいいですね。

写真:Sige panda

刺繍ミシンの近くに何気なく飾ってある額は、1925 年のパリ万博に出展した際の証書と、実際に出展した麻のハンカチ。
ハンカチは現存している5枚のうちの1枚で、手織りの生地に鳥草木紋が手刺繍で施されています。これは眼福ですね。

鹿とお茶を楽しむ

写真:Sige panda

同じ建物にある茶論(さろん)では、お茶や季節のお菓子をいただけます。お座敷では中庭や、鹿を描いた内藤其淵(ないとうきえん)のふすま絵を眺めることも。
内藤其淵は江戸時代後期、興福寺に仕えた絵師。鹿の名手と名高く、其淵が描いた屏風のメス鹿に、オス鹿が飛びかかったという逸話もあるほどなんです。

写真:Sige panda

テイクアウト専門のカウンターでは、目の前でお茶を点ててくれます。香り高い濃茶ラテは、まちあるきのお供にも。

写真:Sige panda

中庭の奥には「時蔵」、「布蔵」の2つの蔵があり、奈良の月ヶ瀬から運んできた織機や、昔使っていた古い道具類などが展示されています。
どちちらも、無料で公開されているので、ぜひのぞいてみてくださいね。

鹿猿狐ビルヂングの基本情報

住所:奈良県奈良市元林院町22番
電話番号:非公開
アクセス:近鉄奈良駅から徒歩約7分
2021年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
鹿猿狐ビルヂング(外部リンク)
https://www.nakagawa-masashichi.jp/shop/pages/shikasarukitsune.aspx

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Sige panda

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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