2021-04-24
宇津江四十八滝は、飛騨高山の郊外の秘境。温泉やキャンプ場のある「宇津江四十八滝県立自然公園」の上部部分。冬は豪雪ゆえに、簡単にはアクセスできない場所ですが、それゆえ氷瀑を見ることもできる場所です。雪がとければスニーカで楽しむことができ、13の個性あふれる滝をめぐりながら、気持のいい散策が楽しめます。滝巡りスタート地点から、最上部まではおよそ1キロ。マイナスイオンを浴びてリフレッシュしましょう。
四十八滝と名づけられている景勝地の代表は三重県の「赤目四十八滝」、兵庫県の「筱見四十八滝」、和歌山県の世界遺産でもある「那智四十八滝」など、全国各地に20箇所以上存在しています。
どこも美しい滝に癒される観光地。多くの滝がある場所は、時には急傾斜を登る必要もありますが、マイナスイオンたっぷりで、ゆっくりと散策すれば、心も体もとことんリフレッシュできる場所です。
「四十八滝」という名前から発せられるイメージは、48の滝がある場所と思われがちですが、実は、実際に48の滝がある景勝地は存在しません。四十八=夥しい数、ということなんです。
特に宇津江四十八滝の場合は名前に関する別の伝承が伝わっています。
よそ八という若者が、病気の母のために岩魚を取りに川に行ったところ、大蛇に見初められ、高熱を出して寝込んでしまいました。そこへ美しい大蛇の化身が現れ「親孝行の貴方を助けようと、あなたの母に私の血を与えたため、もう、私は天に戻ることが出来ません」と告げました。
その話を聞いた行者が21日間の行を行ったところ、大蛇は龍となり天に登っていきました。その道筋にできたのが宇津江四十八滝と伝わります。よそ八(四十八)とは仏法四十八願を意味するものだとして、この滝群は宇津江四十八滝と名づけられたのです。
「宇津江四十八滝」は、岐阜県の県立自然公園。「21世紀に残したい日本の自然100選」「岐阜県の名水50選」「飛騨・美濃紅葉三十三選」に選出されている景勝地です。では、さっそくスタートしてみましょう。
標高1,200メートルの滝上川を源として流れ出す四十八滝川は、急峻な谷あいを走り、それぞれに個性あふれる13の滝を作り出しました。
雪深いこの地は、雪解け水がとてつもない清流となり、岩を走る滝を作り上げています。しぶきをあげて落下する滝は四季折々に装いを変え、まさに秘境そのものです。
マイナスイオンが降り注ぐ、時には急な散策道。ゆっくり歩けば、鳥のさえずりと共に、体も心もリフレッシュしていく喜びに満ち溢れることでしょう。
「上段滝」と名づけられた滝のそばには四十八滝不動明王のお社があります。誰がどうやってお参りされるのかと、見ているだけではわからない厳しい場所。地元の方たちが大切にここを守っておられる証です。
上段滝からしばらく登ると、宇津江四十八滝最大の「王滝」。真ん中あたりが階段状になっていて、シャワークライミングをする人にはとても魅力的な滝。
「瑠璃滝」は、滝壺の色が瑠璃色に輝くことから名づけられました。滝壺だけじゃなく、岩を走る水も瑠璃色に輝いています。
標高は低いのですが、豪雪地帯なので、雪解け直後は高山植物に出会うことが出来ます。
代表的な花が「ショウジョウバカマ」。
滝巡りのスタートポイントの手前にある「花の森」では、可憐な「クリンソウ」が咲き誇り、いい匂いを広げる「ササユリ」を楽しむことも出来ます。
住所:岐阜県高山市国府町宇津江3235-86
電話番号:0577-72-3948(四十八滝総合案内所)
2021年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
■関連MEMO
ぎふの旅ガイド(外部リンク)
https://www.kankou-gifu.jp/
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