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憑依する炎!唯一無二のアート空間「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」

2021-04-25

ゆりかもめ新豊洲駅を降りると、巨大な火柱が!というのは超巨大な作品空間、チームラボプラネッツのエントランスに新しくできた屋外アート。最新のチームラボプラネッツでは従来の「水に入るミュージアム」などに加えて、「空から噴き落ちる、憑依する炎」の作品も出来上がり、様々なアート没入体験が楽しめます。

「水に入るミュージアム」を照らす炎

写真:飯島雄二

チームラボプラネッツは、アートコレクティブ・チームラボによる、超巨大な4つの作品空間や屋外作品を中心とした計7作品による「水に入るミュージアム」。そんな中にこのほど熱い炎のオブジェが加わりました。

写真:飯島雄二

訪れる人のみならず、通りがかりの人をも圧倒させるのは、「空から噴き落ちる、地上に憑依する炎/Universe of Fire Particles Falling from the Sky」という屋外アート。
燃焼することで生まれる炎は、形のある物ではなく、光や熱の現象です。私たちが感覚的に捉えている炎を、チームラボが考える「超主観空間」によって平面化し表現したのがこの作品。作品の上に立つと、炎の中に「黒い絶対的な存在」が生じて、炎の形が変わります。この作品は、そんな人々の動きに反応して様々な形に変化し続けます。

写真:松田 朝子

館内に入ると、広いロッカールームに。アート没入のためには上着とか荷物を全部預けて極力身軽になりましょう。ただ、スマホは必携です。そして靴はもちろん靴下も脱ぎます。
館内には膝くらいまで水に浸かる場所があるので、裾がまくれないスキニーパンツなどで来た場合はレンタルのハーフパンツ(無料)を借りましょう。また、一部床が鏡面となっているので、スカートが短い人もハーフパンツを借りる、あるいは持参するといいでしょう。

裸足となって没入する巨大アート空間

写真:松田 朝子

このミュージアムの主旨は、超巨大な作品空間に他者ともども身体ごと没入し、作品との一体感を楽しむ、というもの。臨場感あふれる「Body Immersive」というコンセプトのもと、入場者は裸足となってアートの世界を堪能します。
床はあるところでは鏡面、そして突如ふかふかの素材に変わったり、はたまた水の中だったりで、足から伝わる様々な感触を楽しめます。そうしているうちに体ごと作品の一部となっていくような感覚が生まれてきます。

写真:松田 朝子

最初のアート空間は「The Infinite Crystal Universe」というクリスタルの部屋。チームラボのアプリをダウンロードすると、立体物を投入することができ、それによって無限に広がる光の彫刻群を楽しむことができます。でも、何もしなくとも、ここに立っているだけで光の織り成す無限空間に放たれたような気分になります。

写真:松田 朝子

その次に現れるのは、「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング/Drawing on the Water Surface Created by the Dance of Koi and People -Infinity」という、水に入る空間。境界の見えない無限の水面には、CGの鯉がたくさん泳いでいます。その中を歩いていくのですが、鯉は、人にぶつかると、花となって散っていきます。人が歩くことで水面の模様は変わり、また花々も季節とともに移り変わっていきます。
これは、あらかじめ記録された映像を再生しているわけではなく、訪れた人々が織り成す唯一無二のアート。水に浸かることで自分と作品との一体感が生まれ、二度と見ることができない今この瞬間の絵を楽しむことができるでしょう。
なお、水の温度は季節によって変えており、冷たさを感じることはありません。また水は循環させていて塩素消毒もしてあります。仮に水の中で転んでしまっても、タオルの貸し出しや着替え用のロッカーもあるのでご安心を。

見て触れて、五感で楽しむアート

写真:飯島雄二

見落としてはいけないのが、次に現れる「憑依する炎/Universe of Fire Particles」。2年半くらい前から準備し、このほどやっと完成したという最新のアートです。
実体のない炎でも、人によってはその中に生命を見出したり、信仰を見つけたり、という、人の心の中で揺らめく炎を形にしたくて生まれたのがこの作品。炎の分子の動きをシミュレーション映像で再現し、さらに平面化して作品の中に没入できるように造られています。
作品の中を浮遊する黒い球体は、炎に憑依されて、大きくなったり小さくなったりを繰り返して見る人を飽きさせません。

写真:松田 朝子

巨大なボールプールみたいな空間は、「意思を持ち変容する空間、広がる立体的存在 - 平面化する3色と曖昧な9色、自由浮遊/Expanding Three-Dimensional Existence in Transforming Space - Flattening 3 Colors and 9 Blurred Colors, Free Floating」というアート。
ここは自由に浮遊する光のボールで埋め尽くされています。ボールは、人が触れたり、叩いたりすると、色が変わり音が出ます。その音は音叉のようにまわりのボールにも伝わって、同じ色に変わります。

写真:松田 朝子

ボールの色は全部で12色。中には、立体なのに平面に見える色があり、ボールプールにいるはずが、平面的なドットが描かれた絵の前にいるような気分になったり、ちょっとした錯覚を楽しめます。

同じものは再び見られない!デジタル花吹雪に埋もれる

写真:松田 朝子

最後は、巨大な万華鏡の中に迷い込んでしまったかのような空間「Floating in the Falling Universe of Flowers」。ここは平衡感覚が狂いやすいので、乗り物酔いなどしやすい人はちょっと注意です。歩き回るより、座ったり寝そべったりした方が浮遊感、没入感を味わえます。
ふわっとした花の香りに包まれたこの空間では、四季折々の花が、誕生しては成長し、開花して散っていく様子を楽しむことができます。この花々はコンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けていて、記録された映像を再生しているわけではないのです。なので同じものを再び見ることはありません。

目の前で新しい作品が生まれ、それらが自分や周りの人の影響でどんどん変わっていく、というのはとてもエキサイティング。移りゆく景色は動画でもご覧ください。時間を忘れて見入ってしまうアートの前では、自分の体と周囲との境界も曖昧に。そういった没入感こそが、チームラボプラネッツの醍醐味と言えるでしょう。

チームラボプラネッツ TOKYO DMMの基本情報

住所:東京都江東区豊洲6-1-16
アクセス:
新豊洲駅より 徒歩1分
(ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線)
豊洲駅、ららぽーと豊洲より 徒歩10分
(東京メトロ有楽町線)
市場前駅、豊洲市場より徒歩5分
(ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線)
2021年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
チームラボプラネッツ TOKYO DMM(外部リンク)
https://planets.teamlab.art/tokyo/jp/

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松田 朝子

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提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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