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夏の滋賀「醒井」を散策。梅花藻&スイーツで涼感に浸ろう

2021.05.05

中山道61番目の宿場町で、湖北八景にも選ばれている「醒井宿(さめがいじゅく)」。地名の由来である「居醒(いさめ)の清水」を源流とする地蔵川に沿い、今も風情ある町なみが続いています。そんな「醒井宿」は、納涼に浸りたい夏シーズンにはもってこい。7月上旬〜8月下旬にかけて、川の中に可愛らしい梅花藻(バイガモ)が咲き、冷たく美味しいスイーツを味わいながら、マイナスイオンたっぷりの癒しの散策を楽しめます。

清流と町並みが作り上げる。日本の原風景「醒井宿」

写真:土庄 雄平

今回紹介する「醒井宿」が位置しているのは、琵琶湖の東湖畔・米原から少し内陸に入った場所。この一帯は伊吹山や鈴鹿山脈に囲まれ、山がちな地形となっていますが、JR東海道本線が走っているように、米原〜大垣は唯一起伏の少ないルートを引くことができます。
これは京都の三条大橋と、江戸の日本橋を繋ぐ中山道の一区間であり、「醒井宿」はその重要な中継地点でした。

写真:土庄 雄平

そんな「醒井宿」の特筆すべき点は、その傍に流れる地蔵川の水の透明度。町並みの一角にある加茂神社から湧き出した「居醒の清水」が、綺麗な小川を作り上げているのです。
なお、この名水は「古事記」や「日本書紀」にも登場しており、神話の英雄・日本武尊(やまとたけるのみこと)の体の毒を洗い流した霊水とも伝えられています。醒ヶ井にとって欠かせない生活用水。江戸時代には、旅人の疲れを癒したオアシスの水として親しまれました。
<醒井宿の基本情報>
住所:滋賀県米原市醒井428
アクセス:醒ヶ井駅から徒歩約5分

夏の醒井の風物詩。水中花「梅花藻」が可愛らしく涼やか

写真:土庄 雄平

醒井宿を訪れるなら、ぜひオススメしたいのが「夏」。照りつける太陽と、まとわりつく湿気が辛いシーズンですが、この醒ヶ井宿を訪れれば一気に解放されます。真夏でもキンキンに冷たい地蔵川の水、周囲には冷気が漂い、マイナスイオンがたっぷりです。
そして、何と言っても醍醐味は、7月上旬〜8月下旬まで「梅花藻」の花が咲くということ。この植物は、水温14℃前後の清流でしか育たない貴重な水中花。白くて小さく、梅の花に似ています。

写真:土庄 雄平

地蔵川の随所に咲いているので、川に沿って町並みを歩きながら、ぜひゆっくりと「梅花藻」の鑑賞を楽しみましょう。
オススメの撮影法は、川近くの目線で花を覗き込むこと。川の所々、小さな階段が設けられているので、そこにしゃがみ込んでみてください。可愛らしく涼やかな花の姿に、きっと癒されるはず。

写真:土庄 雄平

なおポイントによって、ピンクの花が見られることがあります。これは梅花藻ではなく、百日紅(サルスベリ)の花びら。7月下旬以降、川のほとりで咲いていた花が、白い梅花藻の絨毯にふわりと落ちる光景は、何とも言えない風情がありますね。

梅花藻が食べられる?「久保田呉服店」のスイーツが嬉しい

写真:土庄 雄平

そんな「梅花藻」鑑賞を楽しみながら、地蔵川にかかる橋の一つをわたってみると「久保田呉服店」というお店が現れます。傘がかかっているのが目印です。
名前からは少し想像できないですが、実は美味しい冷スイーツがいただけるグルメスポット。

写真:土庄 雄平

中でも注目したいのが「自家製オリジナルスイーツ(税込250円)」。大きな梅の甘露煮と、梅花藻のパウダーが入った梅味のゼリーに、生クリームを添えた一品です。しかも、柚子の実をくりぬいて作った器に入った柚子シャーベットも添えられています。
清涼感と甘さのバランスが抜群。食欲がない夏でもペロッと食べられてしまう美味しさです。

写真:土庄 雄平

また一番人気の「田楽わらび餅(税込170円)」もオススメ。串にささった板状のわらび餅で、きな粉が軽くまぶしてあります。名水で冷やされており、ぷるぷるとした食感ながら、まるでアイスのよう!
二つ食べてもワンコインで済んでしまう「久保田呉服店」。まるで良心の塊のようなお店です。
<久保田呉服店の基本情報>
住所:滋賀県米原市醒井135-4
営業時間:9時〜17時30分
定休日:不定休
電話番号:0749-54-0233
アクセス:醒ヶ井駅から徒歩6〜7分

天然水仕込みの醤油ソフトが絶品な「ヤマキ醤油」

写真:土庄 雄平

もう一軒、醒井宿でオススメしたいのが「ヤマキ醤油」。創業100年以上、醒井(さめがい)の名水で仕込んだ風味豊かな醤油・味噌など、調味料を製造販売している老舗商店です。
外観は醒井宿の中でも、特に立派な蔵造りの建物。格子状の窓枠や、中山道と書かれた立て札などに風情が感じられます。

写真:土庄 雄平

そんなヤマキ醤油でいただけるスイーツは「醤油ソフトクリーム(税込300円)」。新鮮なバニラソフトに、醒井の名水で仕込んだ醤油をかけた一品です。醤油の香ばしさとコク、ソフトの優しい甘さがスッと溶け合います。
例えるなら、少し辛めなカラメルソースという感じでしょうか?ミルクの濃厚さをより高めてくれる組み合わせになっています。

写真:土庄 雄平

なお「ヤマキ醤油」の目の前の地蔵川は、梅花藻の花こそ少ないですが、その代わり美しい地蔵川のせせらぎとを楽しめます。透明度が高いからこそ、木漏れ日が差せば、まるで絵画のような情景と出会えることも!
<ヤマキ醤油の基本情報>
住所:滋賀県米原市醒井370
営業時間:9時〜19時
定休日:不定休
電話番号:0749-54-0025
アクセス:醒ヶ井駅から徒歩7〜8分

ミクロな視点で歩き回ろう。「醒井」の魅力は細部にも

写真:土庄 雄平

それでは最後に、醒井+αの楽しみ方をご紹介していきましょう。
醒井は前述したように、宿場町の原風景が現代まで受け継がれている稀有な場所。町並みの佇まいから川の造成工事の跡、人の営みと自然が見事に調和しています。

写真:土庄 雄平

まさに両者共生のモデルと言えるような場所です。その証拠として、絶滅危惧種の魚「ハリヨ」が生息していることが挙げられます。地蔵川で目を凝らせば、出会うことができますよ。
また周囲の醒ヶ井養鱒場では、渓流の水を利用して天然鱒(ます)の養殖をしており、地域活性化に繋がっています。「人と自然が寄り添って暮らしている」という点を意識しながら、散策してみるのがオススメです。

夏こそ散策したい!涼感たっぷりな「醒井宿」へ

いかがでしたでしょうか?今回は夏にオススメしたい散策スポットとして、滋賀県「醒井宿」を紹介しました。うだるような日本の夏ですが、場所を選べば、涼感たっぷりな心地よい夏を過ごすことが可能です。カメラを片手にぜひ一度訪れてみてください。
2021年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
中山道 醒井宿(外部リンク)
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/919/
梅花藻(外部リンク)
https://kitabiwako.jp/spot/spot_362
ヤマキ醤油(外部リンク)
http://yamakisyouyu.jp/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
土庄 雄平

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提供元:LINEトラベルjp 旅行ガイド

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